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「情弱」の意味と使い方とは?情弱な人の特徴・リスクや改善方法

「情弱」とは、「情報を得る能力が低い人」を揶揄するネット用語です。「情報弱者」の略語で、匿名掲示板で蔑視や罵倒の意味で使われるようになりました。

この記事では、「情弱」の意味や使い方、類義語・対義語を解説します。また、「情弱」とされる人の特徴やリスクと改善方法にも触れているので参考にしてください。

「情弱」の意味と使い方とは?

「情弱」とは情報に疎いことを揶揄するネット用語

「情弱」とは、情報に疎いことを揶揄するネット用語で、情報を得る能力が低い人や情報の活用が上手くできない人(=情報リテラシーの低い人)を指します。転じて、流行についていけなかったり、無知や間違いを罵倒したりする際に使うスラングです。

「情報弱者」の略語で、読み方は「じょうじゃく」

「情弱」は、「情報弱者」(じょうほうじゃくしゃ)を略した言葉で「じょうじゃく」と読みます。

本来「情報弱者」は情報の入手に不利な環境にある人のことや、情報の判断が困難な人を指す言葉で、情報格差について問題とする際に用いられていました。しかし略して「情弱」と言う場合は、この本来の意味から離れていることがほとんどです。

「情弱」の使い方と例文

「情弱」は匿名掲示板で使用されることが多いネットスラングであり、蔑視の意味を含むため日常的な使用にはふさわしくありません。批判的な意味合いで使われることがありますが、直接相手に「情弱」と言うと不快感を与えますので注意しましょう。

例文
  • 今どきスマホを使いこなせないなんて、彼は情弱だ。
  • SNSの情報ばかり信じるなんて、情弱の極みだ。

「情弱」はうざい?情弱な人にあるあるな特徴

「情弱」の特徴① 自分で調べようとしない

「情弱」な人は、わからないことがあっても自分で調べたり解決したりしようとせず、安易に人に尋ねようとすることが多いです。

特に簡単に分かるものごとを質問するのは、情報リテラシーの低さを露見させ、非難される要因となります。ほかの人から「うざい」「イライラする」と思われる可能性も高いため、注意が必要です。

「情弱」の特徴② テレビやSNSの情報に流されやすい

情報源がテレビやSNSばかりの人も「情弱」になりやすいです。

特にSNSは、真偽が定かでないことでも、さも真実のように拡散されていることが少なくありません。にもかかわらず簡単に信じてしまうことは、情報の活用能力が低いと判断されてしまうのです。

「情弱」かどうかを診断するチェックリスト

そのほかにも「情弱」にはさまざまな特徴があります。以下に挙げた項目に該当するものがあれば、情弱に陥ってしまう要素があるかもしれません。注意しましょう。

情弱のチェックリスト
  • ものごとは人に聞いて解決しようとする
  • 情報やニュースのチェックはSNSのみ
  • ニュースや世の中の動きに興味がない
  • 新しいサービスは苦手
  • 失敗は他人のせいだと考える

「情弱」であることのリスクと改善方法

「情弱」のリスクは”損をすることが多くなる”

「情弱」の大きなリスクは、必要な情報を手に入れることができず、損をしてしまうことです。例えば、以下のようなリスクが考えられます。

例文
情弱のリスクの例

  • 旧来の手間のかかる方法から抜け出せない
  • 調べれば簡単にわかることにお金を払ってしまう
  • 投資での失敗や、詐欺などに遭いやすい
  • デマに騙される・拡散してしまう

情弱の人をターゲットにした「情弱ビジネス」と呼ばれるものもあり、情弱であることはリスクでしかありません。

「情弱」の改善方法はみずから行動すること

「情弱」を脱するには、みずから信頼できる発信者の情報を収集して勉強し、自身で考えることが必要です。わからないことがあったら、他人を頼らずまずは自身で調べるようにしましょう。

また、偏った情報に影響されないよう、普段から積極的に公的機関や専門家などが発信する信頼のおける情報に触れることも効果的です。

「情弱」の類語・対義語

「情弱」の類語は「情報難民」

「情報難民」という言葉には、「情弱」と同様に情報リテラシーの低い人のことを指す使い方があります。メディア批判を盲目的に信じ、ネットの情報を鵜呑みにするような人を表す造語です。

ただし、「情報難民」は、本来の「情報弱者」と同じ意味である必要な情報が届きにくい人のことという意味でも使われる言葉のため、利用シーンに注意しましょう。

「情弱」の対義語は「情強」

「情弱」の反対に情報活用能力が高い人のことを、ネット用語で「情強」(じょうきょう)と言います。「情報強者」の略語です。

なお、「情強」は「じょうごわ」とも読まれることもあります。こちらはネット用語ではなく、「考えをなかなか変えない」という意味の別の言葉ですので覚えておきましょう。

まとめ

「情弱」はもともと「情報弱者」を略したものでしたが、情報を正しく活用できない人を揶揄するネットスラングとして定着してきています。うっかり日常やビジネスシーンで使用することがないように注意してください。

自身で調べたり考えたりすることを怠ると、「情弱」になりがちです。情弱に陥らないように、普段から信頼できる情報を収集する習慣をつけましょう。