ウェブディレクター&猟師のきしころが語るフリーランスの働き方

ウェブディレクター&猟師のきしころが語るフリーランスの働き方

今回インタビューするのは、ブロガーやフリーランスのウェブディレクターとして活躍している、きしころさん。仕事をパソコンだけで完結させ、場所に囚われない働き方を実現するだけではなく、趣味の狩猟とも両立させたかなり自由な生活を送っています。

サイト制作やマーケティングなど、あらゆるスキルを持ち合わせる彼ですが、数年前までウェブスキルは全くなかったとのこと。そんな、きしころさんの経歴やスキルを身につけて稼げるようになるまでの過程はどのようになっているのでしょうか。また仕事をする上で大切にしていることや、どんな人がフリーランスに向いているのかを語ってもらいました。



海外生活、就職を経てフリーランスへ

ーさっそくですが、これまでの経歴を教えてください。

もともとウェブとは無関係の観光系の専門学校に通っていて、卒業後は就職せずに2カ月ほど海外に行っていました。当時は世界一周に憧れていて、タイ、マレーシア、カンボジアまで行きましたが、途中でつまらないなと思って帰ってきたんですよね。帰国してからは4カ月かけて鹿児島から北海道まで歩いたり、富士山にも登ったり。

ー卒業後から珍しい経験の連発ですね……!帰国後も就職はせず、そのままフリーランスに?

いえ、東京で住んでいたシェアハウスの同居人がきっかけでクラウド会計ソフトを運営しているfreeeに入社しました。カスタマーサポートをした後に法人営業を担当。入社して3カ月過ぎたころに滋賀へ移住して、リモートで働いていました。(編集部注:現在のfreeeはリモートNGのようです。)

ーなぜ滋賀に移住されたのですか?

狩猟免許を取って猟師になったので、鹿を狩るためですね。リモートで働けるのはすごくありがたかったです。昼間に働いて、夜は時間があったのでブログを始めました。1記事目がFacebookですごくバズって「俺って天才じゃん」と思いましたね(笑)

ー1記事目でバズるってすごいですね……!最初からブログは収益化目的で始めたのですか?

今でこそブログの収益もありますが、当時はブログで稼げることを知らなかったんですよね。もともと日記を書くことが好きだったから始めてみただけで。ブログで稼げることを知ったのは、ブログ開設から半年後でした。試しに広告を入れてみたら、3万円くらいの収益が出たんですよね。freeeにて1年ほど働いた後、ブログで得たマーケティングの知識を生かして、プログラミングスクールのCodeCampに転職しました。

ーブログで得たスキルを生かして、さらに成長していかれたのですね。

CodeCampでもリモートで働いて、プログラミングスクールに関してはめちゃくちゃ詳しくなりましたね。そして、働きつつ得たプログラミングスクールの知識をブログに反映させることで、さらにPVや収益を伸ばすことができました。今は名古屋に拠点を移し、フリーランスのウェブディレクション、サイト制作、ブログ運営を中心に活動しています。

短期集中で自分の時間を確保するタイムマネジメント

ー現在のきしころさんの一日のスケジュールはどんな感じでしょうか?

仕事を行う場合の1日

11:00  起床・食事
12:00 仕事開始
15:00 仮眠
16:00 仕事再開
18:00 食事
19:00 読書やYouTubeなどで勉強
24:00 就寝

仕事は、基本的に家でやります。カフェやコワーキングスペースなどの外で作業することはめったにないですね。作業はMacBookとiMacのダブルディスプレイを使って効率化させています。1日の作業時間はだいたい5〜6時間。だらだらと長い時間作業しても生産性は上がらないので、短い時間で終わらせるようにしていますね。

ウェブディレクター&猟師のきしころが語るフリーランスの働き方
休日(狩猟に行く場合)

4:00 起床
5:00 狩猟に出発
6:00 狩猟開始
12:00 休憩
13:00 狩猟再開
16:00 狩猟終了

週に1回ほど、趣味である狩猟に行っています。ひとりで行くこともあれば、友達が同行することもありますね。友達と行ったときには、最高7匹の鹿を獲ったこともあります。裁くことも考えると、ひとりだと2匹が限界。滋賀に住んでいるときは毎日狩りに行っていましたね。

ー仕事のやりがいや面白いと思うのはどんなところですか?

ブログは、PV数や検索順位などを数値化できることが面白いですね。数字を追うことが好きなので。あと今の仕事はどれも完全に在宅でできることが何よりいいですよね。満員電車に乗っていたら、ストレスにもなって結果を出せないです。ウェブ系の仕事をしている人は情報感度が高いので、さまざまな知識を持った人に会えるのも面白いですね。

1日15時間ブログに向き合った。行動し続けた成果が今につながっている

ー現在はさまざまなスキルを身につけて活躍されていますが、稼げるようになった理由はなぜだと思っていますか?

単純に頑張ったからですね。

1カ月間、毎日15時間ブログに費やした時期がありました。1週間ほど北海道、残りの日は滋賀に引きこもって1日1万5千字ほど書いていました。ブログは、記事の執筆と分析をひたすら繰り返すだけなんですよね。考え方を参考にした人はいても、テクニックをマネした人はいません。検索順位が上がってこなかったら、なぜなのかを分析して改善するだけです。今は稼いだお金は、ほとんど株と食事に投資しています!

ー努力し続けた結果が今に反映されているのですね……!仕事をしている中で失敗したことはありませんでしたか?

失敗はないです!ブログの検索順位が上がらなかったりすることはありますが、どうしてもコントロールできない部分なので。もちろん「こうすればよかった」と思うことはあります。でも、行動しなければわからなかったことなので、失敗だと思っていません。

ー何事も分析と改善を繰り返して成長し続けてきたんですね。フリーランスで生きていく上で大切にしていることを教えてください。

レスの速さですね。30秒以内に返します。仕事が受けられるかを聞かれているのに、すぐに答えないとクライアントさんは他の人に頼むこともできずに困りますよね。稼いでいる人はみんな、圧倒的にレスが速いです。レスが速いことは信頼にもつながりますから。

フリーランスは全て自己管理。スキルを生かして成長していける人が向いている

ーどんな人がフリーランスに向いていると思いますか?

スキルを持っていて、生かせる人ですね。デザインやプログラミングなどのウェブ系スキルでも、営業でも。

あとは、バイタリティがあって自分から仕事を取りにいける人。受け身で待っていても仕事は来ないです。プライドがないことも大切ですね。初期のフリーランスは実績が少ないので、どうしても単価が安くなってしまいます。もちろん単価交渉も大切ですが、最初から「こんな単価で受けられない」とプライドを持っていると、いつまでも仕事を受注できません。仕事を受注しつつ、自分で成長していける人が向いていると思います。

ー反対にフリーランスに向いていないのはどんな人ですか?

自己管理ができない人。体調はもちろん、資産形成や将来のことを考えられないと難しいと思います。例えばいきなり不景気になったら広告費なんて一気に削られるから、そのときにどう動くか考えられる対応力も求められますね。

ーフリーランスは全て自分でこなしますからね……。フリーランスを目指すも多いので、最後にアドバイスをお願いします!

フリーランスを目指している人は、いますぐ税務署に行って開業届を出してください。今25歳だとして、準備が整ったら開業しようと思っていたらあっという間に30歳です。

今やらない人は、いつまでたっても行動しないので。収入や会社の状況などの理由をつけて行動しない人は「フリーランスになりたい」と言っているだけで、本当はなりたくないんですよ。フリーランスの楽な部分だけ見て憧れているだけ。フリーランスになりたいなら、今すぐなりましょう!

きしころさんの「スキルを生かしたフリーランスの生き方」を聞いて

とにかく行動と分析を続けた、きしころさん。スキルを生かして主体的に動いていく姿が、フリーランスとして活躍する上で大切だなと実感しました。フリーランスを考えている方は今すぐ開業届を出す、仕事を受注してみるなど、行動してみましょう!

この記事を書いた人

伊藤 美咲

ステキな人やモノを広めるフリーライター。1996年東京生まれ、東京育ち。関心のあるジャンルは働き方・ライフスタイル・美容・邦ロックなど。

 

きしころさんプロフィール

ウェブディレクター&猟師のきしころが語るフリーランスの働き方未経験からITベンチャーでの経験を経て、フリーランスのウェブディレクターやブロガーに。鹿児島から北海道まで3,000km歩いた経験を持つ。趣味は狩猟、飲み歩き、株式投資。