SNSや動画サイトなどで、「うぽつ」というコメントを見かけることがあります。今回は「うぽつ」の意味をはじめ、使い方や類語と「うぽつ」とコメントされたときにどう返したら良いのかも解説。「うぽつ」に似た言葉「わこつ」も一緒にご紹介しましょう。
「うぽつ」の意味とは
うぽつとは「アップロードお疲れ様」の意味
「うぽつ」とは「アップロードお疲れ様」という意味があります。ネットスラングの「うp乙(うぷおつ)」を略した言葉です。「アップロード」を意味する「うp(英語表記uploadの最初の2文字から)」と、「お疲れ様」を意味する「乙」をローマ字で打つと「うぽつ(up otu→u po tu)」になることが語源になっています。
SNSや動画サイトに、ファイルをアップロードすること、またはアップロードした人に対して「お疲れ様」や「ありがとう」という意味で使われます。
「うぽつ」を使った例文
- 「うぽつです!動画ずっと楽しみに待ってました!」
- 「今日の動画、すごくおもしろかったです。うぽつです」
- 「こんな動画待ってた!うぽつ!」
「うぽつ」と「わこつ」の違いとは
「わこつ」とは「枠取りお疲れ様」の意味
「うぽつ」と比較される「わこつ」とは、生配信の配信主に対して使われるネットスラングです。「わこつ」は「枠取りお疲れ様です」という意味を持ちます。
配信生放送で配信する際は、アップロードではなく放送枠(放送する権利)を確保しなければなりません。以前の配信生放送はユーザー生放送の枠がとても少なかったため、枠取りの争いがありました。
そのため、枠取りに成功して生放送が始まると、配信主を労って「枠取りお疲れ様です」とコメントが投稿されるようになったのです。これが「枠取りおつ」「枠乙」と略されていくうちに「わこつ」になりました。
「わこつ」を使った例文
- 「わこつ!配信待ってたよ!」
- 「わこつコメありがとね」
「うぽつ」への返し方とは
「うぽつ」の返し方に決まりはない
自分が動画や画像を投稿した際、視聴者からの「うぽつ」というコメントにどう返したら良いのかわからない、という人もいるでしょう。「うぽつ」への返し方に明確なルールはなく、「うぽつ」とコメントした人は、特に返事を期待していないことがほとんどです。
もし自分の投稿した動画や画像に「うぽつ」というコメントを見つけたら、心の中で「ありがとう」と思いながら、次の創作の糧にするとよいでしょう。
「うぽつ」に返したい場合は「あり」
「うぽつ」への返事は特に必要ありませんが、コメントをもらったままにしておくのも気が引ける、という人もいるでしょう。「うぽつ」に返したい場合は、素直にそのまま「ありがとうございます」と返事をするか、「ありがとうございます」を略したネット用語「あり」と返しておくと無難です。
「うぽつ」の類語とは
「うぽつ」の類語1「おまどうま」
「うぽつ」の類語「おまどうま」は、「お前の動画を待っていたんだよ!」の略です。動画投稿を心待ちにしていたという意味で、動画投稿者のファンやその動画が好きな人が使います。
「おまどうま」は、主に「淫夢実況シリーズ」と呼ばれる「真夏の夜の淫夢」に登場する人たちがゲーム実況をするシリーズで使われます。
「うぽつ」の類語2「うぱり」
「うぱり」も「うぽつ」の類語で、「アップロードありがとう」を意味する言葉です。「アップロード」を意味する「うp」に「ありがとう」が組み合わさり、「うぱり」になっています。
「うぽつ」と同じく、動画や画像のアップロード行為やアップロードしてくれた人への感謝の言葉として使われます。
「うぽつ」はもう古い?
「うぽつ」はうざい、嫌いという声も
「うぽつ」はネット上の手軽な挨拶として使われる言葉ですが、人によってはうざい、嫌いなど嫌悪感を抱く場合があります。「うぽつ」は略語のため、適当に扱われて心がこもっていないように受け止められたり、動画配信中にコメント欄が「うぽつ」で埋まったりすることが嫌悪感を抱く原因です。
「うぽつ」は挨拶のようなもので特に意味がないため、動画への感想が聞きたい人からは邪魔なコメントと捉えられてしまう場合もあると知っておきましょう。
「うぽつ」を気持ち悪いと思われないために
「うぽつ」を使っても相手に不快感を与えないためには、1人で何度も「うぽつ」を投稿しないようにしましょう。また、コメント欄に「うぽつ」がたくさん投稿されている時は自分は投稿しない、といった配慮も大切です。
また、「うぽつ」が自演だと思われてしまう可能性もあります。動画のコメント数が10や20と少ない場合に「うぽつ」が半数以上あったりすると、動画投稿者がコメント数稼ぎに自演している、と捉えられてしまうのです。投稿者に迷惑がかかってしまう事態にならないように注意しましょう。
まとめ
「うぽつ」は「アップロードお疲れ様」という意味です。SNSや動画サイトにファイルをアップロードした人に、「お疲れ様」「ありがとう」の意味を込めて使われます。しかし、多用すると相手に迷惑がかかることもあるため、節度ある使い方が大切です。