「良い」の言い換えとは?ビジネスやレポートで役立つ丁寧な表現

「良い」は様々なシーンで頻繁に使われる言葉です。たくさんの意味があり、使われ方も多岐にわたるため、意味や使うシーンに合わせた言い換え表現を知っておくと役立ちます。ビジネスシーンで使える敬語表現や、レポートや論文を執筆する際に便利な熟語の言い換え表現などをご紹介します。

「良い」の意味とは

「良い」の意味は「人や物の行動・性質などが水準を超えている様子」

「良い」には以下のような意味があります。

  • 「人の行動や性質、または事物の状態などが水準を超えている様子」
  1. 質が高い、上等である
  2. 能力が優れている、上手である、上手い
  3. 美しい、素晴らしい
  4. 良好である、健全である
  5. 地位や身分が高い、社会的にしっかりしている
  6. 経済的に栄えている、裕福である
  7. 利益の面で優れている、有益である、有利である
  8. 効き目がある、効果的である
  9. 向いている、相応しい、恰好である、好適である
  10. 自分の好みに合っている、好ましい
  • 「人の行動や性質、事物の状態などが、当否の面で適切、適当な水準に達している様子」
  1. 正しい、正当である、善である
  2. 好ましい、好感が持てる
  3. 満ち足りている、幸せである
  4. 親切である、優しい
  5. 人と人との間が円満である、睦まじい
  6. 十分である、不足がない
  • 「人の行動や性質、事物の状態などが許容範囲内である様子」
  1. 許せる、承認できる
  2. 差し支えない、支障ない
  3. 放っておいてもかまわない、どうでもよい
  •  「情操の面で優れている」「情趣を解する能力がある」
  • 「 動詞の連用形に付き、動作が簡単、容易、円滑、安楽にできる様子を表す」

「良い」を英語に言い換えると「good」

「良い」を英語に言い換える場合、一番よく使われる表現は「good」です。「fine」や「great」「excellent」などを使う場合もあります。

  • I’m in good shape.(コンディションが良い)
  • This is fine.(これは良い)
  • You did great on your last competition.(最後の試合は良かった)

ビジネスで使える「良い」の丁寧な敬語への言い換え表現とは

「よろしいでしょうか」

「よろしいでしょうか」は「良い」の丁寧語の「よろしい」に、「だろうか」の丁寧語の「でしょうか」を組み合わせた敬語です。

「明日の15時におうかがいしてもよろしいでしょうか」「会場はこちらでよろしいでしょうか」のように使用します。

「よろしいでしょうか」の過去形は「よろしかったでしょうか」ですが、「こちら○○様のご自宅でよろしかったでしょうか」のように、現在進行中のことに「よろしかったでしょうか」を使うのは誤りです。「先日ご注文いただいた商品はこちらでよろしかったでしょうか」のように、過去のことに対して使うようにしましょう。

「素晴らしいと思います」

「良いと思います」や「良いですね」は、ビジネスシーンで使えない表現ではありませんが、やや稚拙なイメージやフランクなイメージに受け取られる場合があります。

「素晴らしい」には「優れていて感心させられる様子」という意味があり、「素晴らしいと思います」は「良いと思います」よりも丁寧な印象になります。

「この企画はとても素晴らしいと思います」「御社の環境保護に対する取り組みは非常に素晴らしいと思います」のように使います。

「敬服いたします」

「敬服(けいふく)いたします」の「敬服」には「感心し、尊敬の気持ちを抱くこと」という意味があります。「敬服いたします」は、目上の人に「とても良いと思って感心する」を敬語で言いたい場合の言い換え表現として使えます。

「社長の行動力に敬服いたします」「危険を顧みず人命救助された姿に敬服いたしました」のように使用します。

レポートや論文で使える「良い」を熟語で言い換えた表現とは

「適正」

「向いている、相応しい、恰好である、好適である」の意味で「良い」を使いたい場合には「適正」と言い換えることができます。「適正」は「適当で正しいこと、また、その様子」という意味の言葉です。

「市場の動向を見れば、ちょうど良い価格だと考えられる」というような場合、「市場の動向を見れば、適正価格だと考えられる」のように言い換えができます。

「良好」

「良好」には「良いこと」「好ましい状態であること、また、その様子」という意味があります。「術後の経過が良い」「夫婦仲が良い」というような場合、「良い」を「良好」と言い換えることが可能です。

「隣国とは良好な関係を保っている」「成績は良好だ」のように使えます。

「明媚(めいび)」

「明媚(めいび)」の意味は「山や川、湖などの景色が美しいこと、また、その様子」です。「良い」を「美しい、素晴らしい」の意味で景色を指して使う場合に、「明媚」と言い換えることができます。

「この地は風光明媚なことで知られている」「紅葉した山の明媚な色彩に目を奪われた」のように使用します。

「とても良い」の言い換え表現とは

「見事な」

「とても良い」は「見事な」に言い換えることができます。「見事な」の「見事」には「素晴らしい様子」「立派な様子」「巧みな様子」「鮮やか」「(反語的に使って)完全である様子、すっかり」などの意味があります。

「この桜はとても良い枝振りですね」や「とても良い景色だ」などは、「とても良い」の部分をそのまま「見事な」と言い換えられます。

「他に類を見ないほど素晴らしい」

「他に類を見ない(たにるいをみない)ほど素晴らしい」も「とても良い」の言い換え表現として使えます。「他に類を見ない」の意味は「今話題になっているもの以外には、同じ種類や程度のものがない」です。

「あなたの絵はとても良いですね」なら「あなたの絵は他に類を見ないほど素晴らしいですね」と言い換えられ、「とても良い」ことをさらに強調することができます。

まとめ

「良い」は様々な場面で使われる言葉です。ビジネスシーンや論文・レポートなど、使うシチュエーションや意味に応じて、敬語表現にしたり、より意味が伝わりやすい表現にしたりと、適切な言葉に言い換えましょう。「とても良い」の場合の言い換え表現も覚えておくと役立ちます。