「同意書」の書き方とテンプレートを紹介!承諾書との違いも解説

新たに何かを契約する時など、何かと必要となる「同意書」ですがなぜ必要なのか理解できているでしょうか?今回は同意書とは一体どんな書類でどんな効力があるのか、同じように使用されている承諾書との違い、同意書のテンプレートや例文を紹介します。同意書を交わす相手とトラブルにならないよう、作成する場合も書名捺印する場合も内容をよく確認しましょう。

「同意書」の意味と書き方

「同意書」は同意の意思表示

条件や制限などのある事柄に対して「同意します」という意思表示をする書類のことです。取引の条件や情報の取り扱いに関する同意書が必要となるようなビジネス関連だけでなく、個人間で取り交わされることもあります。

「同意書」は書き方を守れば手書きでもOK

同意書に必要な内容は次の通りです。

  • タイトル
  • 日付
  • 同意する内容と同意する旨
  • 署名と捺印

これらの必要な書式を満たした書類であれば、手書きの同意書でも問題ありません。手書きで作成する場合は、消えるタイプのボールペンを使用していないか注意しましょう。

「同意書」のテンプレートと例文

未成年に必要な同意書

未成年がローンや携帯電話の契約、アルバイトなどをする場合、親権者が法定代理人となることが法律で定められており意思決定権を持ちます。親権者が同意することで契約などが行えるようになります。その一例として、未成年がアルバイトで働くことに親権者が同意する同意書のテンプレートを紹介します。

 

同意書

株式会社  ○○○
代表取締役 鈴木 太郎 殿

 

 

下記の年少者が貴社で働くことに同意いたします。

 

氏名

生年月日

住所

 

 

○年○月○日

 

親権者または後見人の住所
親権者または後見人の氏名      印
本人との関係

 

エステを未成年者が受ける時の同意書

エステを受ける場合にも同意書が必要となります。親権者や未成年者の住所や氏名、関係を書くことは先ほどのアルバイトに必要な同意書と同様です。同意書の内容の例文を紹介します。

私、法定代理人は使用者である未成年者の親権者として、使用者である未成年者が下記店舗においてエステサービスを契約することについて同意いたします。

病院で受ける医療に関する同意書

病院で行われる手術や検査を受ける時、同意書が必要となる場合があります。主に難易度の高い手術や、全身麻酔などを行う場合に同意書への署名が求められます。

 

手術同意書

 

患者氏名

○年○月○日

 

病名

症状

治療計画

検査内容と日程

手術内容と日程

手術後に起こりうる症状と対処法

主治医氏名

 

私は、現在診療を受けている疾病に関して上記の説明を受け、十分理解した上で手術を受けることに同意します。

 

患者氏名

 

 

工事の同意書

工事に関する同意書や承諾書にはさまざまなものがあります。身近なものとしては、公共工事などで工事を行うにあたり周辺住人に同意書への署名を求めることがあります。工事に関する同意書の例文を紹介します。

下記工事施工については、利害関係人として異議がないので同意します。

「同意書」と「報告書」の違いと「同意書」の効力とは

「同意書」と「承諾書」との違い

「同意書」とよく似た書類に「承諾書」があります。「承諾」は、要求もしくは願いを聞き入れたり引き受けたりすることです。つまり「承諾書」は相手からの要求を受け入れたことを文書にしたものになります。「承諾書」の場合、何かを受け入れてさらに何か行動が伴うことになります。「同意書」では、この行動が含まれず相手に対して異論がありませんと賛成の意思表示をする文書です。

「同意書」に法的効力あるかの判断は難しい

同意書に法的効力があるかどうかの判断は難しいところです。基本的には署名する側が納得していることの証拠になるものです。法的効力はお互いが条件に対して同意した時にのみ発生します。しかし、同意した内容に反した行動をとったからといって、ただちに法的措置が取られるわけではありません。あくまで証明するための書類ですので、重要な証拠の1つにはなります。

「同意書」の有効期限

同意書には有効期限の定めはありません。同意書を交わした者同士が納得していればどれだけ年数が経過していようが有効となります。しかし、同意書に何かしらの有効期限を示す内容が明記されていれば、それが効力の有効期限となります。もし同意書を交わす機会があれば、その内容や添付書類などに有効期限や期間に関する記述がないか確認したうえで署名するようにしましょう。

同意書の有効期限は基本的には記述されていない限りありませんが、もしその同意書に捺印する場合、実印であれば印鑑証明に有効期限がある場合があります。印鑑証明も基本的には有効期限がありませんが、3か月もしくは6か月の有効期限が指定されているケースがあります。実印を使用する場合は印鑑証明の有効期限も確認しておくことが必要です。

まとめ

同意書は、その内容に不備があったり労働基準法などさまざまな法律に違反したりしている内容があれば効力がなくなってしまいます。内容によって書式もさまざまですが、書式やテンプレートよりも重要なのは中身です。同意書への署名捺印を求められた時はしっかりと内容を確認して、納得した上で行うようにしましょう。不備や法的問題がなければ証拠として効力を持つことになります。