推薦状の正しい書き方とは?サンプルや依頼メールの例文もご紹介

転職や就職活動、昇格などのさまざまな機会に推薦状が必要となることがあります。これは推薦される側の仕事ぶりや人柄を保証するためのものです。

未来のある1人の人間の人生を左右するものでもありますので、書く必要がある時には書き方やテンプレートなどを参考にしてください。依頼メールの書き方も紹介していますので、こちらも活用してください。

転職で必要となる推薦状

転職における推薦状の役割

転職における推薦状は、転職者の仕事の能力や勤務態度を確認するための書類です。転職する時に、転職先が前職上司の推薦状の提出を求められる場合があります。これは、トラブルを起こす人物を採用したくないという意図があります。前職の会社と転職先が取引関係にある場合、特に重要な採用選考の要素となります。

転職時の推薦状の書き方

転職の推薦状の宛先は会社名と採用担当者所属部署、役職、採用担当者名とします。その右下に推薦者の会社名、所属部署、役職、氏名を書いて捺印します。内容は、できるだけ短い文章で明確に内容が伝わるよう意識して、その人物の勤務業績を記していきましょう。

人柄にも触れたくなりますが、推薦状の執筆を依頼する関係性が築けているという時点で人間性は保証されていることになります。長々と人柄について触れる必要はありません。

前職の上司に依頼する推薦状テンプレート

転職する時に、前職の上司に書いてもらう推薦状のテンプレートです。

○年○月○日

株式会社○○
○○部 部長 鈴木太郎 様

株式会社△△
△△部 部長 山田一郎

 

 

推薦状

 

拝啓 ますますご清栄のことと拝察しお喜び申し上げます。

貴社におかれまして、中堅幹部社員を募集していると承りました。つきましては、田中次郎氏を適任者として推薦いたします。

 

山田氏は当社に20年勤務し、実直な人柄で同僚からも信頼されている人物です。

かながね貴社のような業界の先端の企業で力を試したいと切望しておりました。貴社のお役に立つ人材であると確信しております。

 

つきましては、履歴書ならびに職務経歴書を同封いたしました。ご多忙中のところ誠に恐縮ですが、一度ご検討くださいますようお願い申し上げます。

敬具

 

 

 

就職活動に必要となる推薦状

就職活動における推薦状の役割

就職活動での推薦状は、その学生が大学教授から推薦状を書いてもらえるような真面目な学生であることを証明する役割を果たします。講義にまともに出席しないような学生に推薦状を書くようなことがあれば、書いた教授自身が信頼を失ってしまいます。

自己推薦文が必要なことがある

大学の教授は日々多くの学生と接しています。研究室に所属する大学院生であればよく知っているでしょうが、それ以外の学生のことを熟知しているとは限りません。

そのため、自己推薦文に、学内での活動への貢献やスポーツ活動などを講義以外の学生の様子を書かせることがあります。教授が知らないであろう活動等について、簡潔に伝えるようにしましょう。

就職活動で大学教授例文

大学教授に書いてもらう就職活動時の推薦文の例文です。自己推薦文の参考にもしてみてください。

私の研究室で指導を務めている大学院生、山田太郎君を下記の理由により推薦いたします。

山田君は、当研究室で○○に関する研究を行っています。積極的に研究に打ち込む姿や、発想力の高さには、いつも驚かされています。また学業だけでなく○○部にも所属しており、数々の大会で優秀な成績を収めています。

後輩たちの指導にも率先して当たる、信頼されている人物です。体育会系のとても明るい性格の持ち主で、協調性についても問題ないと認識しております。

努力家でもある人物ですので、御社において必ず役に立つと確信しております。

ご高配賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

昇格に必要となる推薦状

昇格推薦状の役割と書き方

部下の昇格に必要な推薦状は、推薦者が特定の人物を評価していることを証明するものです。仕事の能力が高いことと部下が信頼をおける人物であることを証明する役割があります。

書き方としては、実績を具体的に書いて能力を示します。誇張した内容を書いてしまうと、面談の際に部下自身が質問に答えられないような事態を招くリスクが考えられます。実績から長所を伝えられるような簡潔な文章を書くよう心がけましょう。

昇格推薦状の例文

昇格するために上司に書いてもらう推薦状の例文を紹介します。

拝啓 ますますご清祥のことお喜び申し上げます。

私、○○部長の山田は、同部署所属の田中の昇格を推薦いたします。彼は当社に8年間勤務しており、技術者として新素材の開発をしておりました。同僚からの信頼が厚く、グループ全体のチームワークを意識して業務に取り組める能力を有しております。

今後は責任者として活動し、部下の教育にも励んでもらいたいと考えております。つきましては、今回昇格を推薦いたします。ぜひともご検討ください。

何卒、ご高配うけたまわりますようお願い申し上げます。 敬白

推薦状の依頼メール(サンプル付き)

大学院の教授へ推薦状依頼のメール例文

推薦状の作成をお願いする場合、依頼する相手に直接会ってお願いするのがベストですが、どうしても難しい場合はメール等で依頼することになります。依頼メールの例文を下記に示します。

件名:推薦状のご依頼

 

山田教授

 

お世話になっております。○○学部3年の鈴木です。

 

現在、私は念願の○○職に就くべく就職活動を続けております。

いくつかの会社に応募したところ

株式会社○○より「大学の推薦状を送るように」との連絡をいただきました。

 

山田教授におかれましてはご多忙のことと存じますが、

推薦状の作成をお願いできませんでしょうか。

 

本来ならば、直接教授に願いすべきところですが、

何分にも応募の締め切りが△月△日に差し迫っておりますので

メールでお願いする失礼をお許しください。

 

ご検討の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

署名

まとめ

推薦状には、その人物が信頼のおける人物であることを印象付ける文章を書きましょう。実績やエピソードを交えて書くことで、より伝わりやすくなります。

推薦状を依頼する側も、依頼する時の態度やメールの内容、自己推薦文の内容には注意して気持ちよく推薦状を書いてもらえるよう心がけましょう。