「エレガント」の意味は?「エレガンス」との違いと類語も解説

美しい所作やふるまいを見た時に使われる表現に「エレガント」があります。普段は意識せずに使っているカタカナ語ですが、正しい意味を知っている人は少ないかもしれません。

ここでは「エレガント」について、意味と使い方、「エレガンス」との違いと類語を解説していきます。



「エレガント」の意味と発音は?

早速、「エレガント」の意味と発音から解説します。

「エレガント」の意味は「上品な」「優雅な」

「エレガント」は英語の「elegant」のことで、外見や所作が「上品な」「優雅な」「洗練された」、表現や言葉の使い方が「簡潔で明確な」「的確で美しい」、また動作や行動が「見事な」「こなれた」などの意味があります。

「エレガント」の軸となる意味合いは「美しいこと」です。周囲から見ても身なりや行動が素晴らしく、優美で華麗、また、他に負けない見事な所作、なめらかな動きなどを表す言葉となります。

「エレガント」の発音は「T」をサイレンスで

「elegant」はカタカナ語で「エレガント」と表記しますが、英語で発音する時は「エレガント」の「ト」はほぼ発音しません。極端に言えば「エレガン」です。国際環境や英語でやりとりをする時は「エレガン」と発音すると、相手にもスムーズに意味が通じるでしょう。

「エレガント」と「エレガンス」の違い

「エレガント」は「上品な」「洗練された」という意味の形容詞、「エレガンス」は「上品」「洗練」「気品」という意味の名詞となります。

カタカナ語での使い方は「エレガント」が外見的に気品が漂うこと、「エレガンス」は内面的に洗練されていることを指す傾向があります。

「エレガント」の使い方と例文

それでは「エレガント」の使い方と例文を挙げてみましょう。

「エレガント」は「人」「もの」「雰囲気」などに使う

カタカナ語の「エレガント」は、おおむね「人」に対して使われることが多いですが、実際は「もの」「雰囲気」「場所」などにも使われることがあります。

ちなみに、高級レストランでディナーの盛り付けが「上品」な時、美術館に飾られている絵画が「優美」である時にも「エレガント」を使って大丈夫です。

「エレガント」を使った例文

「エレガント」の例文を3つの対象に分けて見ていきましょう。

<人に対して使う場合>

  • 交差点で見かけた女性は、本当にエレガントだった。
  • 今日のAさんは、いつもよりエレガントに見えた。

<ものに対して使う場合>

  • ヨーロッパ製の家具はエレガントなものが多い。
  • パーティー会場にはエレガントな服装で着飾った人たちで溢れている。
  • エレガントな絵画には、心からほれぼれする。

<雰囲気/場所に対して使う場合>

  • 同僚のBさんはエレガントな雰囲気を醸し出している。
  • 昨晩訪れた高級レストランはエレガントな雰囲気があった。
  • ヨーロッパの古城が持つエレガントさは、まさに格別である。

「エレガント」の類語と対義語は?

最後に「エレガント」の類語と対義語について紹介します。

「エレガント」の類語①「ソフィスティケート」

「エレガント」の類語で、同じカタカナ語では「ソフィスティケート(sophisticate)」があります。意味はエレガントに極めて近いですが、さらに「落ち着いた」「清楚な」「知的な雰囲気のある」というようなニュアンスで使われます。「大人しい」「控えめな」という意味を若干含み、人や雰囲気、服装などに使われることが多いです。

「エレガント」の類語②「雅やか」「典麗」「文雅」

「エレガント」の類語を日本語で見るなら「雅やか(みやびやか)」「典麗(てんれい)」「文雅(ぶんが)」「風雅(ふうが)」「流麗(りゅうれい)」「優艶(ゆうえん)」「優美(ゆうび)」などが挙げられます。

「典麗」は良く整い美しいこと、「文雅」は文章や詩などが雅やかで風流なこと、「風雅」は俗の要素がなく趣があること、「流麗」は詩文や音楽などが美しい調子であること、そして「優艶」はあでやかで上品なことを意味します。

「エレガント」の対義語は「インエレガント」

「エレガント」の対義語は「インエレガント(inelegant)」となります。意味は「エレガント」の反対「洗練されていない」「優雅ではない」「気品のない」です。

人やもの、雰囲気に対して負の意見をダイレクトに述べたくない時に、やや間接的な表現として用いられることが多いです。「汚れている」「ひどい」と直接的な表現の代わりに使えば、多少なりとも言葉のトゲが丸くなると考えられます。

しかし、英語圏ではやはりネガティブな表現となるため、使う場所や相手、状況には気を付けるようにしましょう。

まとめ

「エレガント」の語源は英語の「elegant」で、「上品な」「洗練された」「気品がある」、また「見事な」「表現が的確な」などの「美しさ」をベースしたカタカナ語となります。

「エレガント(形容詞)」と「エレガンス(名詞)」は意味的には同じですが、日本での使い方を見てみると「エレガント」は外見的なもの、「エレガンス」は内面的なものを指す傾向があると言えるでしょう。

職場にもエレガントな所作を持っていたり、言葉の表現が美しい同僚や上司はいませんか?「エレガント」はビジネスパーソンの身だしなみ。美しい言葉や動作のアクセサリーを身に着けて、仕事に打ち込んでいきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。