ミーハーの意味とは?昭和に根付いた言葉の語源と類語も解説

「ミーハー」という言葉を聞いたことがありますか?昭和やバブル期によく使ったカタカナ語だと懐かしむ人も多いと思いますが、最近ではあまり聞かない表現と言えるかもしれません。

ここでは時代が生んだカタカナ語「ミーハー」について、意味と語源、使い方と例文、類語と対義語について紹介しています。楽しい会話のスパイスとして役立て見て下さい。



ミーハーとは?

最初に「ミーハー」の意味と語源から見ていきましょう。

「ミーハー」の意味は「流行に騒ぐ人たち」

「ミーハー」の意味は「その時にもてはやされたものごとに夢中になっている人」の事を指しています。流行の勢いにのる反面、実は「周囲が追いかけているから自分も追いかける」というような「調子の良さ」があるのも特徴的です。

そのため、「低俗的な趣味」「教養を忘れた行動」、広いいでは「飽きっぽい」などという意味合いも含まれています。

「ミーハー」は「みいはあ族」の省略形

「ミーハー」は現在カタカナ語として知られていますが、もともとは「みいはあ族(または、みいはあ)」と呼ばれていました。「みいはあ族」の「族」は人の集団を表す名称です。つまり、「流行に夢中になっている人たち」の総称であった言葉が省略され「ミーハー」とカタチを変えたのです。

「ミーハー」の語源は3つ

「ミーハー」という言葉が生まれた由来は3つあります。以下に挙げてみましょう。

  • 流行名「みよちゃん(みーちゃん)」と「はなちゃん(はなちゃん)」から「ミーハー」
  • 英語の私「ミー(me)」と彼女「ハー(her)」が組み合わさって「ミーハー」
  • 人気スイーツ「みつまめ」と昭和の銀幕スター「林長次郎」の頭文字をとって「ミーハー」

その他にもあるようですが、語源の可能性が高いとされているのはこの3つと言われています。

ミーハーはいい意味?悪い意味?

「ミーハー」は昭和時代からバブルの絶頂期をまたいで使われた言葉ですが、時代を振り返ると好景気が続き、見たこともないような新しい商品やサービスが次々と生まれ、メディアで取り上げるたびに人々が面白うように飛びついたという背景があります。

「ミーハー」はこの頃に流行った言葉ですが、完全に悪い意味で使われることはないとはいえ、やはり「悪い意味」として捉える人が多いようです。どちらかといえば、茶化し半分で「君って結構ミーハーだね」と、笑顔を交えながら冗談ぽく相手をからかうようなニュアンスがあります。

もちろん、誉め言葉という要素もなく、いい意味とも言い難いですが、主体性がなく流されやすい人を指すため「私はミーハーです」と胸を張って言うようなこともないでしょう。

「ミーハー」の使い方と熟語例文

続いて「ミーハー」の使い方と熟語例文を紹介しましょう。

「ミーハー」を「軽蔑の言葉」と受け取る人も

「ミーハー」は流行ものや話題の商品、人気のアイドルなどに一時的に流されて夢中になるさまを指しているため、場合によっては「教養を無視した」「低俗的な」という意味合いで使われることがあります。つまり、相手を軽蔑して使われるということです。

「ミーハー」が代表するように、次々と新しいものに飛びついて、古くなったものをどんどん忘れてしまうような考えや行動は、日本が「良し」とする文化にはややそむく傾向があると言えます。「ミーハー」という言葉を会話で使う時は、親しい間柄に対してのみにしたほうが良いかもしれません。たとえ冗談で口にしたとしても、あまりよく知らない人には「失礼」と解釈されてしまう可能性があるからです。

「ミーハー」の使った例文

「ミーハー」を使った例文をいくつか挙げてみましょう。「ミーハーな人」「ミーハー女子」「ミーハーママ」というように使われることもあります。

  • 彼女は意外とミーハーなところがある。
  • 「ミーハーな人」呼ばれることに抵抗はない。
  • アイドルの追っかけをしていたら、友達に「意外とミーハー女子だね」と言われた。
  • ミーハーママでもいいじゃない?家事も仕事は真面目にやっているのだから…。

「ミーハー」の類語と対義語は?

最後に「ミーハー」の類語と対義語を挙げてみます。

「ミーハー」の類語は「お調子もの」

「ミーハー」の類語と考えられるのは、軽率な行動をとったり、周囲のノリに合わせる人という意味の「お調子もの」が挙げられます。「ミーハー」は周囲に振り回される傾向があり、おだてに乗りやすいのが特徴だからです。

「ミーハー」の対義語は「一途」「一筋」

「ミーハー」の直接的な対義語は見当たらいませんが、あえて言うなら「ものごとに流されにくい」「流行を気にしない」という意味で「一途」「一筋」があてはまるかもしれません。

また、「ミーハー」の流行ものに飛びつき騒ぎ立てるようなイメージからは、対義語として「クール」がピッタリでしょう。

まとめ

「ミーハー」は昭和時代から平成初期に好んで使われた造語で、意味は「流行を騒ぐ人たち」で、周囲に影響されやすく、一時的な流行り物に飛びつく人たちを形容する言葉となります。

完全に悪い意味で使われることはありませんが、逆に良い意味でも使われることもほとんどありません。低俗的な趣味や流行を追いかける「教養の低い人」という意味合いもあるため、「ミーハー」という言葉を放つ時は十分に気を付けるようにしましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。