「コミット」とは?ビジネスでの意味とIT用語としての使い方

オフィスでもよく聞かれる「コミット」という言葉。「コミットでお願い」と言われて「はい!」と返事をしたものの、その意味がよくわかっていないということはないでしょうか。

そこで「コミット」の意味と使い方を解説します。併せて、IT業界での「コミット」の意味と使い方も同時に紹介します。



「コミット」の意味

「コミット」の意味は「関わりあうこと」

「コミット」の意味でまず抑えておきたいのが「関わりあうこと」です。誰かと関係を持つ時にコミットが使われます。

例文:
「会社の上層部とコミットした」
「脱原発運動に多くの有名人や知識人がコミットした」

「コミットする」は英語で「commit」

「コミットする」を英語で表現すると「commit」という動詞が使えます。

ちなみにカタカナ語「コミット」は英語の「commitment」の省略形です。

例文:
“He committed to the new project.”
「彼は新しいプロジェクトにコミットした」

「コミットする」の言い換え表現

コミットするという意味を言い換えることで、誰にでもわかる表現になるでしょう。

  • 「関係する」
  • 「確約する」
  • 「責任をもって取り組む」

ビジネスにおける「コミット」の意味

ビジネスでのコミットの意味①「責任を負う」

ビジネスシーンでよく使われる「コミット」の意味は、コミットの持つもう1つの意味で「責任を負う」または「専念する」です。「何かを成し遂げるために約束する」という意味から発展しました。

例文:
「プロジェクトをコミットする」

ビジネスでのコミットの意味②「約束する」

またビジネスでは「コミット」を「約束する」という意味でもよく使われています。ただ約束といってもそこには責任が伴った重みのある約束であることを忘れてはいけません。

例文:
「お客さんとコミットする」

「コミットメント」の意味は「約束」や「確約」

「コミットメント」は約束誓約の意味ですが、政治では公約確約といった意味でもよく使われます。

例文:
「アジア諸国とのコミットメントを守る」

また「コミット」と同様に関与の意味もあります。

例文:
「政治へのコミットメントを発表する」

ビジネスシーンでの「コミット」の使い方

「結果にコミットする」で努力で成し遂げるの意味

目標を達成するために努力して成し遂げるという意味です。

例文:
「結果にコミットしたため、その人の実力が認められた」

「(プロジェクトに)コミットする」は「責任を持って職務を果たす」

「あるプロジェクトにコミットする」と言えば、単に「プロジェクトに参加する」という意味ではなくて、あるプロジェクトに責任をもって参加するといった強い意識の感じられる表現になります。

「コミットしたい」や「コミットできる」

「コミットする」の活用形で、コミットすることを望むときに「コミットしたい」と言ったり、コミットすることが可能という場合には「コミットできる」と使います。

「コミットできる人」といえば、責任をもってプロジェクトに携わり、結果が出せる人のことを指します。

「フルコミット」で100%の力を発揮

ビジネスでよく使われている「フル」と「コミット」を連結させた造語です。コミットの最上級の形で、自分の果たす責任を強調するときに使います。

「フルコミットで仕事をする」といえば、「100%の責任で持って全力を尽くして仕事に取り組む」という意味です。

「越権行為」は「オーバーコミットメント」

ビジネスシーンにおいて「オバーコミットメント」とは、人の担当の範囲を越えて介入してくる越権行為のことです。他人に余計な指示やアドバイスをすることも「オーバーコミットメント」です。

ITでの「コミット」の使い方

IT用語での「コミット」は「確定させる」の意味

IT用語としても「コミット」は使われていて、その場合の意味は「確定させる」や「反映させる」です。

複数の処理を一つの処理でまとめて行うトランザクション処理で、結果が確定することを「コミット」と言います。

またファイルの変更履歴の保存や管理を行うバージョン管理システムで、その結果を反映させることも「コミット」と呼びます。

「コミットチャージ」=「コミット済み」

「コミットチャージ」または「コミット済み」とはセッション中のコンピューターのプログラムが動作するために必要とされるメモリの合計です。

コンピュータが搭載している物理メモリに、プログラムを起動したものの使わない分のメモリである仮想メモリの2つの合計です。

複数のプログラムを同時に使用してコミットチャージが物理メモリを上回ると、スワップが起きてプログラムの動作が遅くなるという問題が生じます。

「オーバーコミット」は仮想的に割り当てられたCPUやメモリのこと

サーバーに割り当てられたCPUやメモリのリソース量は決まっていますが、複数のプログラムを使うとCPUやメモリの量が足りなくなります。

そのような場合に、より多くのリソースを仮想的に割り当てられるCPUやメモリのことを「オーバーコミット」といいます。

【Gitの基本】コミットの意味とコミットメッセージ

Gitとは分散型バージョン管理システム

Git(ギット)とはコンピュータで作成されるファイルの変更履歴を管理するためのシステムで、複数人が同時に一つのプロジェクトの編集を行っていても逐一管理されて、変更状況を共有できます。

特にソフトウェア開発のソースコードを管理するのに用いられています。

「コミット」とは「記録を変更すること」

Git上でプロジェクトの書き換え・追加を記録することを「コミット」と呼びます。そしてコミットされた記録は、リポジトリに納められます。

コミットの名前は英数字40桁で書かれていて、常にリポリトジから指定して開くことができるようになっています。

ソースコードの変更を伝える「コミットメッセージ」

Gitで管理しているプロジェクトでソースコードを変更したときに、その変更内容を伝えるために残しておくのが「コメットメッセージ」です。

コミットメッセージの定型的な書き方は、一行目に変更内容を簡潔に英語で命令形にして書きます。1行あけた後、日本語で変更内容を記述していきます。

Gitの利用者誰もが読むものですので、わかりやすく書くことが大切です。

コミット取り消しもできる

ファイルを変更しすぎて荒れてしまったコミット記録などを以前のコミットまで戻したいときなどには、コミットした内容を取り消すこともできます。

commit IDを探し、「revert」によってある特定のコミットを消去するか、ある特定のcommitまで「git reset」を使えば戻ることもできます。

まとめ

「コミット」とは「かかわりを持つこと」や「約束」という意味で「コミットする」のように使われます。IT用語としても用いられると同時に、ビジネスでも確約や職務を全うするという意味で「コミットする」がよく使われますので、ぜひ覚えておきたい言葉です。