「オミット」の意味とは?ビジネスシーンでの使い方と例文を紹介

「コミット」とよく似た響きの「オミット」という言葉。あまり聞きなれない言葉で死語と囁かれていますが、業界によっては今でも頻繁に使われています。「コミット」の意味と例文、業界別の「オミット」の使い方を紹介するので、気になる方は参考にしてください。



「オミット」の意味と対義語

「オミット」は「除外する」という意味

「オミット」とは「除外する」や「省く」という意味の言葉です。会話では「○○をオミットする」などの使い方をします。例えば、「君の提出した企画はメリットが少ないためオミットすることとなったよ」のように使います。

上記の例文は「企画内容からメリットが少ないと判断し、企画を除外するよ」という意味の文章です。

「オミット」の語源は英語の「omit」

「オミット」の語源は英語の「omit」で、「省く」や「抜かす」という意味があります。1400年から1450年頃には「omitten」として使用されており、ラテン語で「送り出す」を意味する「omittere」が元になったと言われています。

対義語は「コミット」

「オミット」の対義語には「コミット」が当てはまります。ビジネスシーンでは「責任を伴う約束」や「ある目標を前提に積極的に関わる」という意味を持つ「コミット」。例えば、「今回の案件には是非ともコミットしたいと考えています」のように使用してください。

上記の例文の場合「今回の案件には是非とも積極的に関わりたいです」という意味になります。ちなみにコミットは英語で「commit(commitment)」と表記し、「com」は「company(仲間)」や「compromise(妥協)」、「mit」は「mission(使節)」や「emission(排出する)」が語源と言われています。

シーン別「オミット」の使い方

「オミット」はit業界で特に使われる

「オミット」という言葉を耳にしたことがないという方もいるでしょうが、カタカナ語が多く飛び交うIT業界では「オミット」がよく使われています。業界によっては良く使われる言葉ですが、使いすぎには注意しましょう。

他業界の人や日常生活で使用しても、相手が「オミット」の意味を知らない可能性もありますし、説明する手間もかかります。意味の分からない言葉を多用される相手のことを考えると、最初から「省く」と日本語で表現した方がいいときもあるでしょう。

状況や相手に応じて適度に使用してください。

「オミットコード」は音楽用語

音楽業界で音を省略するという意味をもつ「オミットコード」。「omit3(オミット・サード)」とコード譜に記されている場合、メジャーコードの「1度」「3度」「5度」の「3度の音を省略する」という意味になります。

オミットコードの代表的な表記例である「Comit3」の「C」というコードは、「ド(1度)」「ミ(3度)」「ソ(5度)」で構成されています。Cコードの3度を省略するため、1度と5度の「ド」と「ソ」が残るということです。

テレビ業界で使われる「オミットシーン」

映画やドラマの撮影、声優さんのアフレコ時に使われる言葉に「オミットシーン」があります。一度撮影した映像や声を編集で切り取ったり、削除したりすることを意味する言葉です。別名では「カットシーン」と呼ばれており、カットシーンの方が馴染みのなる言葉となっています。

「オミット」を使った例文

「オミットする」を使った例文

「オミット」の使い方としてよくあるのが、「オミットする」という言葉です。例えば、「会議をした結果、予算オーバーのため○○の機能をオミットすることが決まりました」という文章だと、「会議の結果予算オーバーのため、○○の機能を除外することが決まった」という意味の文章となります。

「オミットされる」を使った例文

「オミット」の使い方の1つが「オミットされる」です。「される」は受け身を表す言葉であるため、何かを除外するのではなく、除外された側であるときに使用できます。

例えば、「他社の方が優れた技術を持っていると知られれば、今回のプロジェクトから自社はオミットされるだろう」という例文だと、「他社の方が優れているため、自分達は除外されるだろう」という文章となっています。

(番外)「オミット」は死語?

日常会話であまり耳にしない「オミット」という言葉。聞きなれないワードなせいか、「オミットは死語だ」という考えもあります。たしかに日常会話ではあまり使用されず、聞きなれない言葉ではありますが、説明したとおり業界によっては頻繁に使用されるワードの1つです。

音楽業界やIT業界では今でも多用されており、ビジネスシーンでも使用できる言葉であるため、死語ではないと言えるでしょう。

まとめ

「除外する」を意味する「オミット」という言葉。「責任を伴う約束」を意味する「コミット」の対義語となっており、ビジネスシーンでも使用されます。聞きなれない言葉であるため死後だという考えもありますが、ITや音楽などの業界では頻繁に使われるため、ぜひ覚えておいてください。

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大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。