「支障をきたす」の正しい意味と使い方は?例文つきで解説

「支障をきたす」は「仕事に支障をきたす」「体に支障をきたす」など、何かに支障がある場合によく使われる言葉です。ビジネスでも不具合やトラブルがあった時に使うことがありますよね。

ここでは「支障をきたす」について正しい意味と使い方を類語や英語表現と合わせて紹介しています。例文もどうぞご参照ください。



「支障をきたす」の正しい意味と使い方は?

まずはじめに「支障をきたす」の正しい意味と使い方から解説します。読み方は「ししょうをきたす」です。

「支障をきたす」の正しい意味

「支障」には「差しさわり」、また「きたす」には「ものごとにある状態をもたらす」「結果としてそうなる」「来るようになる」という意味があります。ですので総合的には「邪魔になる」「ものごとや状況の妨げになる」「差しさわりがある」という意味になります。

「支障」という妨げが向こうからやってくるというイメージを抱く人もいるでしょう。実際に言葉のニュアンスからは「上手くいかない」「失敗する」といったネガティブなイメージのほうが強いかもしれません。

「支障をきたす」の正しい使い方

「支障をきたす」は「きたす」の部分を変化させることによって、いくつかのパターンが挙げられます。「支障をきたすわけがない」「支障をきたすまでに」「支障をきたすことがある」「支障をきたさないように」など、文脈や状況の背景に合わせて適切に使い分けましょう。

「支障をきたす」の例文

それではビジネスや日常生活で使う「支障をきたす」の例文について紹介しましょう。

ビジネスにおける「支障をきたす」の例文

  • 会社のトップが引退したことが経営に大きな支障をきたすことにつながった
  • 発注個数でのミスがあったため物流部門に大きな支障をきたしてしまった
  • 取引先に支障をきたすような行動だけは慎むように心がけよう
  • 工場での生産数に支障をきたさないよう3勤交代制を導入している

日常生活における「支障をきたす」の例文

  • 台風によるダイヤの乱れで多くの通勤客の脚に支障をきたしてしまった
  • 長年付き合っていた恋人と別れると精神に支障が出る場合がある

「支障をきたす」の類語と英語表現は

「支障をきたす」の類語と英語表現をみてみましょう。状況や話す相手によって適切な類語を選ぶようにし、スムーズな会話を心がけてください。

「支障をきたす」の類語

「支障をきたす」の類語は「支障が生じる」「支障が出る」「支障の出る」「支障を及ぼす」「勝手が悪い」「都合が悪い」「ありがたくない」」「不都合な」などがあります。どの類語もものごとや事情によって不利益が生まれる様子を表しています。

「支障をきたす」の英語表現

「支障をきたす」の英語表現は状況によって変化します。単語のみで考えると「affect~」「obstruct~」「create problem」などがありますが、何に対してどのような支障があるのかを見極めてから適切な単語を選ぶことがポイントです。

次でわかりやすいように英文の例文をみてみましょう。

「支障をきたす」の英語の例文

  • Smoking too mcuh often affect the maintenance of our health and well-being.

  タバコの吸いすぎは健康や体力の維持に支障をきたすことがしばしばある。

  • We are better off not be so sarcastic because of which will obstruct the relationship with our clients.

  トゲのある発言はやめておこう。取引先との関係に支障をきたすおそれがある。

  • It may also create problems to an up coming project if the staffs keep on doing absence without notice.
  スタッフの無断欠勤は新しい事業計画にも支障をきたす可能性がある。

支障をきたす」を敬語で言うには

最後にビジネスでかかせない敬語表現についてみてみましょう。「支障をきたす」に敬語表現はあるのでしょうか。

「支障をきたす」の敬語表現は”ない”

「支障をきたす」という言葉自体に敬語表現はありません。「支障をきたす」を使った文章で敬語表現を用いる場合は、文章全体で丁寧に敬語表現を使ってまとめていきましょう。

もちろん取引先や上司などに対して敬語が必要な場合でも「支障をおきたしになる」という使い方はしません。間違いのないように留意しておきましょう。

まとめ

「支障をきたす」は同じ意義を持つ類語がいくつかありますが、状況や事情に合わせて適切な一つを選ぶことが大切です。ビジネスメールや商談などにもよく登場する言葉なので使い慣れておきましょう。

語彙力を高め、正しい言葉の意味や使い方をマスターすれば会話の幅もグンと広がるはずです。できるだけ多くの言葉を習得して社会人としてのスキルアップを図っていきましょう。

 

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。