「屁理屈」の意味と使い方とは?子供の屁理屈に対する対処法も解説

子供の頃、周囲から「屁理屈ばかり言わないの」と言われたことはありませんか?「理屈」という言葉は日常的によく使いますが、「屁理屈」となると意味や使い方があやふやな人もいるでしょう。

ここでは「屁理屈」の意味を中心に、使い方と例文、類語と英語表現、また「屁理屈」が多い子供への対処法を含めて紹介しています。どうぞ、参考にしてみて下さい。



「屁理屈」の意味と使い方は?

早速「屁理屈」の意味と使い方を例文と併せてみていきましょう。

「屁理屈」の意味は「言い逃れに過ぎない話」

「屁理屈」は「おなら」の意味を持つ「屁」と「筋の通った話」という意味を持つ「理屈」が組み合わさってできた言葉です。「屁」という言葉には「頼りのない」「わずかな」というようなニュアンスがあるため、「屁理屈」で「苦しい言い訳」「言い逃れに過ぎない話」という意味となります。

ちなみに「屁理屈」のように「屁」を「頼りない」「わずかな」「くらだらない」という意味合いで用いた熟語に「屁でもない」「屁の河童」「屁の突っ張りにもならない」などがあります。併せて覚えておきましょう。

「屁理屈」の使い方

「屁理屈」という言葉は、相手の言っていることに疑問があったり、話そのものが理論的過ぎて納得できない、また筋が通っていない話に聞く気もおきない、という状況で使うのがベストでしょう。

「屁理屈」は言ってみれば、「相手の述べている理屈が屁のよう」という意味です。そのため、良い意味では使われることはほとんどありません。

また「理屈ばかり言う」と「屁理屈ばかり言う」という2つの表現をを比較すれば、おのずとニュアンスの違いが見えてきますが、「屁理屈」には相手の話に対し「くだらない」「聞く気にもなれない」という気持ちが込められています。

「屁理屈」を使った例文

それでは「屁理屈」を使った文章を5つ挙げてみます。

  • さっきから、同僚のAさんは屁理屈ばかり言っている。
  • 汚職の疑いで釈明会見が行われたが、まさに屁理屈のオンパレードである。
  • 屁理屈ばかり言っていると、誰も話を聞いてくれなくなるぞ。
  • 大人の屁理屈もうんざりだが、子供の屁理屈にも頭が痛くなる。
  • 屁理屈もたまには必要だが、それならむしろ、自分の否を素直に認めたらどうかね?

「屁理屈」の類語と英語表現は?

続いて「屁理屈」の類語と英語表現を紹介します。

「屁理屈」の類語は「こじつけ」「詭弁」

「屁理屈」の類語には「こじつけ」は「詭弁」が挙げられます。「詭弁(きべん)」とは相手を騙すために巧みな表現を使って無意味な議論を展開することです。また、「言い返し」の多いニュアンスなら「減らず口」や「ああ言えばこう言う」も類語の仲間と言えるでしょう。

「屁理屈」は英語で「quibble」

英語では屁理屈を「quibble(クィブル)」です。人が言い逃れをするために、ものごとをごまかしたり、言い訳をする時、また質問したことに対して故意に答えをはぐらかしたりする時に「quibble」を使います。

しかし、この言葉を放つと、状況によっては攻撃的なニュアンスで相手に伝わることがあります。ビジネスや職場の上司に使うのは避けたほうが無難かもしれません。

また、分かりやすい単語を使った表現するなら、「言い訳ばかり言っている」という意味のある「make excuses」も良いでしょう。「彼女は言い訳ばかり言っている」なら「She makes nothing but excuses」と表現できます。「quibble」より口語的で、攻撃的なニュアンスもやや抑えまな表現となるため、どうしても使いたい時にはこちらの方が感情を逆なでることも少ないと言えるでしょう。

子供の「屁理屈」に対処する3つの効果的な方法は?

反抗期や口答えが増えてくるのは、子供が成長している証でもありますが、けんかに発展したり、頭痛の種になってしまっては仕方がありません。最後に子供の「屁理屈」について、効果的な対処方法を3つ紹介します。

「どうしてそう思うのか」聞いてみる

子供が生意気になってきたり、減らず口が増えると、大人も頭を抱えてしまうことがあるでしょう。しかし、小学生に入学する前後や、小学生の中・高学年において「屁理屈」が増えてくるのは、「子供の頭で子供なりに考え、答えを出した結果」である証拠でもあります。

「はい、はい」と何でも大人の言うことを聞く子供は、一見大人にとっては「良い子」と見られがちですが、そうとも言い切れません。

子供の「屁理屈」が気になり始めたら、「なぜ、そう思うのか」を優しく聞いて挙げてみましょう。子供の考え方や答えに辿り着いた経緯が何となく見えてくるかもしれませんし、また逆に「なるほど」と感心するに至ることもあります。

「冷静な姿勢で落ち着いた言葉遣い」を心がける

子供に「屁理屈」が増えたのは、子供が言うことを聞かない時に、周囲の大人が「攻める、命令する、嫌味を言う」などの行為を行っていたのが原因であることもあります。もちろん、子供が屁理屈を言のうのは大人の責任であるという意味ではなく、子供に対し冷静な視線で落ち着いた言葉で対応しているかどうか、今一度振り返ってみることが大切だということです。

子供の「屁理屈」に負けまいと、大人が輪をかけて攻撃的な「屁理屈」で応酬すれば、状況は悪化する一方です。むしろ「こうしてくれると嬉しい」「こうしてくれるとありがたい」「心配だから言っているだけだよ」と言葉をかけてあげるのが効果的な対処法となります。

「相手も傷つく」ことを子供に教えてあげる

子供の「屁理屈」は、くだらない言い訳から、相手をなじったり傷つけたりするような表現を使うものまで様々です。ことに、人が落ち込んでしまうようなひどい言い方をする子供の場合は、「こう言われたら、傷つくよ」「言い方がちょっとひどいのでは?」と教えてあげることも必要でしょう。

「もし、自分がこう言われたらどう思う?」と相手の気持ちを理解するための能力の土台を築いてあげることも必要です。そして、子供の態度に改善が見られたら「よく理解できたね。ありがとう」と褒めてあげましょう。

まとめ

「屁理屈」は「へりくつ」と読み、意味は「頼りのない理屈」「聞く気にもならない話」となります。職場でも「屁理屈」の多い上司や同僚がいるかもしれませんが、その背景には会社における規則やルール、厳しい労働環境など、周囲の影響も少なからずあるかもしれません。しかし、自分自信が「屁理屈の多い人」と言われないように、非がある場合は正直に認め、修復や改善を試みる姿勢を見せるようにしていきましょう。

 

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。