「プロテクト」とは?野球とITでの意味とその他の使い方

日本には多くのカタカナ語が存在しますが、日常的に使われる言葉の一つに「プロテクト」があります。何となくニュアンスはつかめても、正しい意味があやふやなことはありませんか?

ここでは「プロテクト」について、野球やITにおける専門的な意味を含めて紹介しています。言葉の使い方や例文、また英語表現と併せて解説していきましょう。



「プロテクト」の意味とは?

早速、「プロテクト」の意味を英語表記と併せて紹介します。

「プロテクト」は英語の「protect」

「プロテクト」は英語の動詞の「protect」のことです。ちなみに名詞では「protection」、また形容詞では「protective」となります。

「プロテクト」の意味は「保護する」「守る」

「プロテクト」の意味は「保護する」「守る」です。被害に遭わないことを前提に事前に保護するという意味があり、加えて「かばう」というニュアンスも含まれています。

「プロテクト」の使い方は幅広い

「プロテクト」は英語同様にカタカナ語としても非常に使い方の幅が広い言葉です。人やものに対してはもちろん、データ、権利、主張、立場などといった目に見えないものに対しても使うことができます。

「プロテクト」は危険やダメージにさらされる前に将来を見据えた状況で「現在の好ましい状態を守る」という意味でも使われます。ものごとや状態が良くないほうへ行かないようにする、つまり「~しないようにする」「~ならないようにする」というニュアンスを持って使うとよいでしょう。

野球とITにおける「プロテクト」の意味は?

続いて「プロテクト」の意味を野球とITでみてみましょう。その他の分野での「プロテクト」も併せて紹介します。

「プロテクト枠」は野球で「FAに対する人的補償のある選手のこと」

野球にはFAで他のチームへ移籍をする際に、選手の年棒が高ければ、移籍元へ何らかの補償を立てなければなりません。この時に対応する方法として金銭で話をつける「金銭補償」と、選手を提供する「人的補償」の2つがあり、後者の「人的補償」では28名の「プロテクトリスト」を提出することになっています。

この「プロテクトリスト」に掲載された選手が「プロテクト枠」にある選手です。移籍元は「プロテクトリストに名前のない選手から誰かを選ぶ」ことになり、もし欲しい選手がプロテクトリスト枠にいなければ「金銭補償」で解決する運びとなります。つまり「プロテクト枠から外れる」という表現では「選手が球団に守られていない」という意味となります。

「プロテクトする」はITは「コピーを防ぐこと」

IT業界で「プロテクトする」とは「コピーを防ぐこと」です。電子データの改変や消去などの不正を防ぐことを「データをプロテクトする」と表現します。

コンピュータープログラムが違法な手段でコピーされないように処理し、内容を保護するという意味で「プロテクトする」は頻繁に使われる表現です。ビジネスにおいては顧客のデータが流出したり盗まれたりしないように、事前に保護することは必須の項目でしょう。

その他の分野での「プロテクト」の意味

その他で「プロテクト」が使われる例として「プロテクトフィルター(protect filter)=カメラレンズを保護するために取り付けるフィルター」また「データプロテクト(data protect)=データを自動的に暗号化すること)」などがあります。

「プロテクト」の英語表現と例文

国際環境の職場では「プロテクト」という単語を使うことも多いでしょう。動詞の「protect」、また名詞「protection」の両方を使って英語表現をしてみましょう。

「プロテクト」はあらゆる場面で使える便利な言葉

英語で「プロテクト」を使う時は対象が人であっても、モノであっても、純粋に「保護する」「守る」という意味合いで使える便利な言葉です。日本語から英語に変換する時も意味のズレがないため、英語でも使いやすいでしょう。もちろん、野球やITのみならず、日常生活におけるあらゆるシーンで頻繁に使われます。

「プロテクト」を使った英語例文

「プロテクト」を使った簡単な例文を3つ挙げてみましょう。

  • We have to protect our data.
    データを保護しなければならない。
  • I would like to order a 100 of protect filter for the camera lenses.
    カメラレンズを保護するためのプロテクトフィルターを注文したいのですが…。
  • This is the protection against electric shock.
    これは感電防止のためのプロテクションです。

まとめ

「プロテクト」は英語の「protect」のことで、「保護する」「守る」「かばう」という意味があります。日常生活やビジネス、またスポーツやIT業界など、範囲をとどめず広く使うことができ、人はもちろん権利や主張などに対しても使うことができる便利な言葉です。

ビジネスシーンにおいては「我が社の商品は特許でプロテクトされている」「後輩を取引先の攻撃からプロテクトしなければならない」など、多様な場面で活用できるでしょう。状況によってはカタカナ語の「プロテクトする」ではなく「保護する」「守る」という表現を使ったほうが良い場合もあります。ぜひ、状況や文脈で判断をするようにしてください。

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。