「マイルストーン」の意味とは?ビジネスでの書き方・使い方も解説

ビジネスでスケジュールについて話をするときに「マイルストーン」という言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。マイルストーンとは中間目標のことで、仕事上では長期的なプロジェクトの完遂に重要な役割を持ちます。

そこで今回は「マイルストーン」の意味と、その書き方・使い方も解説します。

「マイルストーン」の意味とは

マイルストーンは「中間目標」の意味

マイルストーンとは、物事の進行を管理するための節目のことです。

ビジネスでは、商品開発などのプロジェクトの中でも長期にわたるプロジェクトに使用されることが多いです。プロジェクトの節目節目をマイルストーンとして達成すべき目標や時間経過などを設定し、実情を照らし合わせて、目標が達成できているかなどを確認してプロジェクトの進捗を管理します。

マイルストーンの元の意味は「里程標」

マイルストーンとは本来、道路などにおかれた標識のことで、ある起点からその標識までの距離を表示しています。別称は「里程標」(りていひょう)です。

英語の「milestone」は「人生や歴史の節目」という意味

英語でマイルストーンは「milestone」と書き表しますが、ビジネス上での中間目標という意味ではなく、「人生や歴史の節目」の意味で使わる言葉です。過去に起こった出来事に対しての表現になります。

例文
  • “The university admission was my milestone.”
    「大学への入学が私の節目となった」
  • “He reached a milestone by appearing in his 2000th game in May 2010.”
    彼は2010年5月に2000試合出場という金字塔を達成した。

「マイルストーン」の使い方と例文

マイルストーン管理で進捗状況を把握する

プロジェクトマネージメントにおけるマイルストーンは、目標に達成するための工程を定めると同時に、それぞれの節目で達成すべき目標を明らかにするのに役立ちます。定期的にマイルストーン通りに進んでいるかをモニタリングすれば、最終目標を確実に達成することができるでしょう。

もしも遅延があれば遅延報告を義務づけることで、修正すべき点も具体的になります。

問題があれば早めの軌道修正を行う

設定されたマイルストーンに対して遅延が発生したり、予定通りに実績が上がらなかったりした場合には、計画自体に何らかの問題がある可能性があります。マイルストーンは、この問題を把握するために役立ちます。

最終的にプロジェクトを完遂させるためには、マイルストーン未達が生じた場合にその要因を把握し、軌道修正を早めに行うことが大切です。

ビジネスシーンでよく使われる例文

  • 「マイルストーンを設定してください」
  • 「マイルストーンに影響が出ないように、作業を進めてください」
  • 「次のマイルストーンまでの進捗状況には特に注意してください」
  • 「今回のプロジェクトでこのマイルストーンが要になる」
  • 「次の新規プロジェクトは大きなプロジェクトで、わが社にとってマイルストーンになるかもしれない」

「マイルストーン」をビジネスで活用するメリットは?

関係者のモチベーション向上

あるプロジェクトを遂行するときに、マイルストーンによって中間目標を掲げることで、プロジェクトに関わる関係者がなにをいつまでにしなくてはならないかがはっきりして、モチベーションを上げる効果があります。

またマイルストーンは今後の予定を具体化したものなので、プロジェクトの最初に決められます。

長期的なプロジェクトの達成にも有効

マイルストーンは建築業などの長期にわたるプロジェクトや、IT業界でのシステム開発のプロジェクトなどの複雑な工程が予想される場合に活用されています。

マイルストーンにより中間目標が関係者にわかりやすく表示されることで、それぞれが何をいつまでに終わらさなくてはならないことが明確になります。

「マイルストーン」の書き方

「タスクの割り出し」「日程の割振り」がポイント

マイルストーンの設定をするときに抑えておくべきポイントは、次の2つです。

  • タスクの割り出し
  • 日程の割り振り

最終目標を達成するために、その途中でやるべき課題があるはずです。それがタスクであり、そのタスクを洗い出します。

次に最終目標が達成されるべき時点から逆算して、どの時点でどのタスクを達成するのかを割り出しします。

ガントチャートは「表計算ソフト」でわかりやすく作成する

マイルストーンは、時間軸で物事の計画の工程を実績を目視できるガントチャート(スケジュール管理表)の上に設定することで、目標達成までのプランを目視化できます。

ガントチャートは表計算ソフトを使えばわかりやすく作成できます。

まず、プロジェクトの日程とその内容、タスク名を明確にした後、日程を横軸に、作業内容を縦軸に作っていきます。そして、各工程の中間目標となるマイルストーンを設定します。

各作業内容が終了したときのシンボルを決めておけば、見やすいマイルストーンの入ったガントチャートになるでしょう。

まとめ

マイルストーンの語源は距離を表示する里程標でしたが、ビジネスでは「中間目標」という意味でスケジュール管理に活用されています。とくに長期プロジェクトや複雑化するプロジェクトには欠かせないものですので、ビジネスの基礎として覚えておきたい言葉です。