「思いがけず」の正しい意味と使い方を徹底解説!よく使う文例付き

普段の生活でも職場でも「思いがけず~した」という会話をよく耳にしませんか?無意識のうちに口にする馴染みある言葉ですが、正しい使い方をするには本来の意味を知っておくとが大切ですよね。

ここでは「思いがけず」に着目しながら正しい意味と使い方、類語と英文を含めてわかりやすい文例を紹介しています。



「思いがけず」の正しい意味と使い方

はじめに「思いがけず」の正しい意味と使い方について解説します。読み方は「おもいがけず」で「思い掛けず」とも書きます。

「思いがけず」の正しい意味

「思いがけず」とは「予想や期待をしていなかった物事が起こる」「予期せぬ状況や状態になる」という意味です。

ビジネスでも期待をしてなかった商談が成立したり、予想すらしていなかった成果が達成できたりと、思いもしなかった事がらが起こったり訪れたりします。ですので文章の内容に「ことが予想外であった」というニュアンスを足したいときに使うことができる便利な言葉です。

総じて「思いがけず」は「思い」と「かけず」という2つの意味が合わさってできた言葉であるため「思いをかけない」、すなわち「思ってもいなかったこと」という意味合いになります。

「思いがけず」の正しい使い方

「思いがけない」は「予想や期待をしていないのに」「予期していないにも関わらず」という意味を持ちますが、それはよいことを指す場合もあり、一方で悪いことを指すこともあります。

「思いがけず」の場合はおおむね「よいこと」に対して使うため「思ったよりもよかった」という状況や状態であるときに使う方が適しています。

たとえば「思いがけず会う」を意味的な観点で言い換えてみると「予想していなかったけど、会ってよかった」という気持ちが伝わってきます。

「思いがけず」の例文

  • 十分な準備期間がなかったもののプレゼンは大好評だった。思いがけずも嬉しい結果である。
  • 同じ部署の後輩から誕生日プレゼントをもらい思いがけず嬉しい
  • 取引先で思いがけず前職でお世話になった担当者と出くわした。
  • 恋愛映画を見て思いがけずボロボロと泣いてしまった。
  • 10年ぶりに街中で小学校の時の担任と会った。思いがけず会えて嬉しい思った。

「思いがけず」の敬語表現は?

ビジネスシーンでは相手に敬意を表す敬語表現は必須ですが「思いがけず」に敬語表現はあるのでしょうか?

「思いがけず」の敬語はない

「思いがけず」の言葉自体に敬語表現はありませんが、文章全体として敬語表現を用いて丁寧にまとめることはできます。たとえば「思いがけず引き抜きの話があった」なら「思いがけず引き抜きの話を頂戴した(いただいた)」となります。

職場や仕事先は敬意を表す場面にも多くぶつかりますので、言葉に敬語表現を持たない場合でも会話やメールでは全体的に敬語で締めくくるかたちでで表現するようにしましょう。

「思いがけず」の類語と英語表現

最後に「思いがけず」の類語と英語表現をみてみましょう。

「思いがけず」の類語

「思いがけず」には非常に多くの類語が存在します。意義範囲は「予想していなかった方法で」「偶然に」「故意ではなく」などが複数あるため、使用するときは状況やものごとを把握した上で適切な類語を選ぶようにしましょう。

また「思いがけず」は「よいこと」に対して使う場合が多いですが、類語の中には「悪いこと」に対しても使えるものもあるため、こちらも気を付けたいところです。

「思いがけず」の類語は「計らずも」」「図らずも」「突して」「出し抜けに」「突然」「不意に」「適さか」「たまたま」「ふと」「何気なく」「偶発的に」「ゆくりなく」「偶さか(たまさか)など数多くあります。

「思いがけず」の英語表現

「思いがけず」の英語は「unexpectedly」「by accident」「against the odds」などが一般的に広く使われていますが、状況や状態によって適切な英語が異なりますので少しずつ英語の感覚にも慣れていくようにしましょう。

「思いがけず」の英語の例文

  • We had more than two times as much people as we expected.

       思いがけず予想の2倍を超える人が集まった

  • We have finally made a great recovery from deficit that has been lasted for long time into positive thanks to economic started looking up unexpectedly.

景気が思いがけずよくなり長く続いた赤字からついに黒字へと回復した。

まとめ

「思いがけず」の類語でもある「ゆくりなく」「偶さか(たまさか」などは、目上の方への手紙やメールで使うと古風で古語的な雰囲気が文章に吹き込まれるためきれいにまとまります。言葉を交わす相手によっても上手に使い分けていきたいですね。

日本にも国際社会が少しずつ到来していますが、今こそ改めて日本語の正しい使い方や日本語の美しさにも気づくべきだと思いませんか?

言葉は人の思いや気持ちを運ぶ大切なツールです。魅力ある会話を創り上げていけば「思いがけず」よい結果があなたを迎えてくれるかもしれませんね。

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。