「門戸」の意味とは?使い方や慣用句・類語を解説!英語表現も

歴史や新聞、ニュースなどで比較的よく使われる「門戸」。「門戸」にはニュアンスの違う意味や慣用句がいくつかあり、使い方によって伝わる内容が変わります。今回は「門戸」について、意味や使い方、類語と英語表現も詳しく解説します。

「門戸」とは?

「門戸」の読み方は「もんこ」

「門戸」の読み方は「もんこ」です。よくある間違いとして「もんど」がありますが、こちらの読み方の場合は地名になります。

「門戸」の意味は「家」「入門」「自分の流儀」

「門戸」はその名の通り“門と戸”のある「家の出入口」、または「家」そのものを意味します。他にもこちらから派生した「入門(物事の入り口)」、また「外部との交流や交通のための入り口」、そして「自分の流儀(一家を構えるという意味も含む)」もあります。

「門戸」の使い方と例文

「門戸」は名詞です。単体よりも動詞と組み合わせた慣用句・ことわざとして使われることが多いです。

●大きな門戸の家で驚いた
●ずっと閉ざされていた門戸が開かれる
●留学生の門戸を広げるために制度を変える
●あの日以来、我が家は門戸を閉じた
●規制を緩和すれば門戸が広がる

「門戸」の慣用句・四字熟語

「門戸を成す」は「一派をつくる」という意味

「門戸を成す(もんこをなす)」は、“一つの流派をつくる”や“仲間をつくる”などの「一派をつくる」という意味です。「門戸を張る(もんこをはる)」や「門戸を構える(もんこをかまえる)」も同じ意味で言い換えることができます。

●我々は新しい時代を築くために門戸を成す

「門戸を叩く」は「ある一派を訪問する・出向く」

「門戸を叩く(もんこをたたく)」は、「ある一派を訪問する・出向く」という意味です。憧れの場所や得たいスキルを持っている人のもとへ、覚悟を決めて行くような意味合いを含みます。

●彼の作品に魅了され、僕は〇〇スタジオの門戸を叩いた

「門戸を開く」「門戸を閉ざす」は通商・交流に使う表現

「門戸を開く(もんこをひらく)」も」は、「ルールや制限を排除し、通商や交流などを自由にする」という意味です。「門戸を閉ざす(もんこをとざす)」はその反対で、「外部との交流や連絡を遮断する」、また「家の出入する扉を閉める」という意味でも使われます。

●門戸が開かれたことによって海外からの注文が増えた
●私たちに対し、かたくなに門戸を閉ざしている

「門戸開放」は「自由な出入りを許可すること」

「門戸開放(もんこかいほう)」は、「制限を撤廃し、自由な出入を許可する」という意味を持ちます。外国との貿易や経済活動のためによく使われる言葉です。

●門戸開放によって、我が社の製品が外国でも販売されることになった

「門戸」の類語は?

「玄関」は建物の出入り口の意味の類語

「玄関」は、「建物の主要な出入口」を意味する「門戸」を日常的な表現にした言葉です。「玄関」以外にも、“家の出入口”を表す「戸」や「扉」も同義語として使うことができます。「門戸」よりもなじみのある言葉で使いやすいです。

●「玄関(げんかん)」の例文
”寒いと思ったら玄関が開いたままだった”

●「戸(と)」の例文
”この戸を開き、外に出よう!”

●「扉(とびら)」の例文
”大きな扉が私を圧倒させた”

「流派」は芸能や武道などの系統を表す類語

「流派(りゅうは)」は、芸能や武道、また芸術などの上で流儀や思想が異なり区分されたそれぞれの系統を表した言葉で、「門戸」の「自分の流儀」という意味に非常に似ています。政策や利害関係に基づいてできる小集団を意味する「会派」も類語なので、シーンによってより近いニュアンスを選んで使ってください。

●「流派(りゅうは)」を使った例文
”厳しすぎるルールが故に、〇〇流派が広がらない”

●「会派(かいは)」を使った例文
”正式な会派として認められるまで長い時間を費やした”

「門戸」の英語表現は?

「門戸」の英語表現は「door」

「門戸を開放する」や「門戸を閉ざす」といったニュアンスの英語表現は、扉の意味を持つ「door」が適切です。使うときは冠詞”the”や所有格”my”などをつけて使いましょう。

「door」を使った例文

●「日本は門戸を開放した」
“Japan opened our doors.“

●「大昔に、私たちは世界に門戸を閉じていた」
“We had closed our doors to the outside world a long time ago.”

●「念のために門戸を閉める」
“Just in case, I am going to lock the door.”

まとめ

「門戸」はシンプルに「家」を表したり、意味が派生して「入門」や「自分の流儀」を表す言葉として使います。歴史書や時代ものの映画などが好きな方はこの言葉に触れることが多いと思うので、知っておくと間違えた解釈をすることなく最後まで楽しめます。「門戸」はいくつか意味があるので、例文をたくさん読んで覚えましょう。