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「so」の意味を総まとめ!一般会話からビジネスまで一挙紹介

中学校の時に習った「so that 構文」。当時は使い方や意味を丸暗記することで精いっぱいでしたが、社会人になってから国際的な場面で英語を使うようになり、「so」の使い方の多さに気づいた人も多いのではないでしょうか?

ここでは英単語「so」の焦点を当て、基本的な意味、ビジネスや会話での使い方、覚えておきたい熟語表現などをまとめています。ビジネスシーンでのNG使用例とあわせてみていきましょう。

「so」の意味とは?

「so」の意味①”とても・かなり・そう・そのように”

「so」の意味は、”とても・かなり・そう・そのように”です。この意味の時は副詞として使われます。たとえば「so nice(とても素晴らしい)」「so delicious(とても美味しい」や、「I think so(そう思う)」「Please say so(そう言って下さい)」というように使われます。ビジネスでシーンで使えそうな例を挙げてみましょう。

  • I am so impressed with the estimate because the price is so reasonable.
    価格がとてもリーズナブルなので、見積もりにかなり興味があります。
  • If you have any issue, then please say so.
    もし問題があるなら、そのように言って下さい。

「so」の意味②”だから・そのため”

「so」の意味は、”だから・そのため”です。この意味の時は接続詞として使われます。ある状況を前置きし「だからそうなのです」と言いたい時に「so」でつなげます。つまり「結論」「結果」としてそうしたというニュアンスを持って使う表現です。

  • The sky looked really dark so I took a umbrella with me
    空が真っ暗だったから、傘を持ってきた。

また「so…that…」を使って、「とても~なので、~である」と表現することもできます。

  • The presentation went so well that I feel nothing but content.
    プレゼンがとても上手く行ったので、満足の一言に尽きる。

「so」の使い方と注意点とは?

「so」は日常でもビジネスシーンでも頻繁に登場する言葉ですが、使い方での注意点もあります。

文頭に「so」を使って結果につなげる

日本語でも「だから」「そのため」「しかしながら」などの「接続詞」を適所に使いますが、逆に接続詞を使わない文章は聞き取りにくいものです。テンポよく話をつなげていくためにも、適所に接続詞「so」を取り入れて行きましょう。

たとえば「つまり、私が言いたいのは…(So all I wanted to say is~)」や「結果として考えられるのは…(So as a result I would say~)」などのように、「結果」を示す内容につなげる時に「so」文頭に置くと、自然な流れを持つ文章を作ることができます。

「so」は挑発的なニュアンスで使われることもある

「so」を「so?」または「so what?」と語尾を上げて発音してしまうと「だから何なの?」「文句あるの?」というニュアンスに形を変えてしまいます。相手によっては「けんか腰な態度」と受け止められることがあるため、ビジネスパーソンとしては使用を避けるべきでしょう。

  • I tried to contact with you all this morning.
    So?
    午前中に何度も連絡を入れたのに。
    だから?

「also」と混同しないようにする

「also」は「~もまた」という意味で、内容なことがらを付け加えたい時に使う言葉です。「so」と「also」はスペルや意味合いが似ていますが、使い方を混同してしまわないように気を付けましょう。

  • I sent you the bills via email and also mailed them out.
    請求書をメールで送り、また送付もしました。

「so」を使った覚えておきたい5つの熟語表現とは?

「so」を実践的に使いこなせるように、ビジネスでも活用できる熟語表現を5つ挙げてみましょう。例文とあわせて紹介します。

so-and-so

「so-and-so」は名前や所在はハッキリとわからないが、誰かが来たときに「誰それ」「誰々」という意味で使われる表現です。たとえば、オフィスに見知らぬ人が訪れたことを、話伝いで聞いたとしましょう。そのような状況で「何とかさんという人」の意味にあたるのが「so-and-so」です。また、「これこれしかじか」という意味で使うこともあります。

  • Mr. So-and-so has popped over our office this afternoon.
    男性の何とかという人が、午後オフィスに立ち寄った。
  • They had business meeting in so-an-so a place.
    これこれしかじかの場所でミーティングが行われた。

and so on

「and so on」は何かを説明する時に「~など」という意味で使われる表現です。カタカナ語で良く知られる「エトセトラ(etc)」と同じような意味合いで使われますが、「and so on」の方が文章的な観点で「区切り」のよいニュアンスを与える効果があります。

  • We should also consider their payment,holidays,family benefits and so on.
    私たちは従業員の給料、休暇、福利厚生なども併せて考慮するべきである。
  • There is so many popular destinations for holiday,such as Hawaii,Fiji,Cebu and so on.
    ホリデーの人気の行き先はハワイ、フィジー、セブなどたくさんある。

so to speak

「so to speak」は、日本語の「言わば」「言ってみれば」にあたる表現です。英語で何かを説明したい時に長くなってしまい、上手にまとまらない時に「so to speak」でつなげてわかりやすい言葉に置き換えることができます。「正確な表現ではないけれど、あえて言うなら」というニュアンスを持って使いましょう。

  • He is like teddy bear so to speak.
    彼は言わばテディベアのような(優しい)人である。
  • So to speak, you have chosen to miss the best opportunity ever this time.
    言ってみれば、今回君は最高の機会をあえて逃したようなものだ。

if so

「if so」はビジネスセッションやミーティングなどでよく使われる表現で、意味は「もしそうなら」となります。商談や会議では仮説をたてて話をする機会も多いでしょう。そのような時に「if so」を使えば、話を区切ることなく最後までまとまった文章として完結することができます。

  • We are thinking to drop more price down, if so ,what your answer would be yes?
    さらに値下げをしようと思いますが、もしそうなら、答えはイエスですか?

so so

「so so」は主に口語で使われる表現で、意味は「まあまあ」「そこそこ」「良くもなく悪くもない」となります。幅広い場面で使えるため、ぜひ覚えておきましょう。

  • How are you today?
    So so I guess.
    調子はどうですか?
    まあまあかな。
  • 先月の売上はどうでしたか?
    そうだな。良くもなく悪くもなくってところだよ。
    How was your sales figures last month?
    Hmmm. I would say so so.

まとめ

「so」には副詞と接続詞の2つの品詞があり、使い方や意味が異なります。メールやビジネスシーンで使える「so」の熟語表現はほぼ決まっているため、ぜひ状況に合わせて使いこなせるようスキルを磨いていきましょう。

ビジネス会議で話が行き詰った時、また嫌な空気の流れを変えたい時にも「So…」は威力を発揮します。「So,what’s next?(さて、次は何だっけ?)」と、話を転換する切り口として使ってみて下さい。