「一念発起」の意味とは?使い方や類語を例文で紹介!英語表現も

「目標を成し遂げると強く決意すること」を意味する「一念発起」という四字熟語。なにか目標を立てて行動しようとするときにも「一念発起した」と言いますが、この言葉の由来や使い方の注意点までご存知でしょうか?

この記事では「一念発起」の意味や由来、使い方・例文を解説します。類語や英語表現も紹介しますので、参考にしてみてください。

「一念発起」とは?どんな四字熟語?

意味は「目的を成し遂げると決意すること」

「一念発起」とは、「ある目的を成し遂げると決意すること」を意味する四字熟語です。「一念」が「深く一直線に思うこと」を意味し、「発起」が「思い立って行動に移すこと」を意味しています。

読み方は「いちねんほっき」です。「発」という漢字は「ハツ」とも読むため、「いちねんはっき」と読み間違えないよう注意してください。

「一念発起」の由来は仏教用語

「一念発起」は仏教語の「一念発起菩提人(いちねんほっきぼだいじん)」が元となっており、頭4文字をとって「一念発起」ができたとされています。仏教の一派である「華厳経(けごんきょう)」では、「一念発起菩提人」に「仏を信じて身を捧げ、悟りに向かうと決意すること」という意味が込められています。

「一念発起」の元となった「一念発起菩提人」の意味が転じ、現代では「目的を達成すると心に強く決意する」という意味で使われるようになりました。

「一念発起」の使い方

目的の達成を決意したときに「一念発起した」と使う

「一念発起」を使った言い回しで、よく使われるのが「一念発起した」という言葉です。過去形の助動詞である「た」が付いているため、過去に決意したことに対して使われます。例えば、「昨年、ダイエットをすると一念発起し、見事20kgの減量に成功した」などの使い方をします。

「一念発起」の使いすぎには要注意

ビジネスシーンでも使える「一念発起」という四字熟語。決意を表すシーンで使える言葉ですが、使いすぎには注意が必要です。「一念発起」とは、心に強く決意する場面で使われます。

何度も「一念発起」を使うと、心に強く決意した目標が軽く感じられてしまいます。「また言っている」と周囲に捉えられ、「口だけだ」と思われる可能性もあるため、多用には注意しましょう。

「一念発起」を使った例文

続いて「一念発起」を使った例文をご紹介します。

  • 「第一志望の大学に入学するため、一念発起して勉強に力を入れる」
  • 「10年間の会社員時代を経て、一念発起して独立し起業した」
  • 「意中の人に気に入ってもらうために、5kgダイエットをすると一念発起した」

「一念発起」の類語

「一心発起」は似た意味の類語

「一念発起」の類語には、「一心発起」が当てはまります。「いっしんほっき」と読む「一心発起」は、「目的を成し遂げると心に誓う」という意味の四字熟語です。例えば、「雇われる身だったが、一心発起して企業した」などの使い方をします。

「一念発起」と似た意味をもっているぶん、同じように軽々しく多用するのは避けましょう。

「一念発心」は「仏教を思い仏門に入る」を意味する

「仏教を深く思い、仏の道へ入門する」という意味の「一念発心」も、「一念発起」の類語となります。読み方は「いちねんほっしん」で、「一念」が「深く一直線に思うこと」を、「発心」が「仏の道へ入門すること」を意味しています。

例えば、「過去の過ちをつぐなった後、一念発心し、人生を歩みなおした」という例文。上記の文章は、「過去の過ちをつぐない、仏の道を進むことで人生を歩みなおした」という例文になります。

「一念発起」の英語表現

英語では「make up one’s mind to do」

英語で「一念発起」を表す場合、「make up one’s mind to do」が適しています。「make up」が「決心する」を意味しており、「mind to do」が「意向」を意味しています。

「一念発起した」の場合は過去形「made」に変える

「一念発起した」を英語表現にする場合は、「make」を過去形の「made」に変えた「made up one’s mind to do」を使用してください。

まとめ

「目的を成し遂げると決意すること」を意味する「一念発起」という言葉。ビジネスシーンでも使用される四字熟語ですが、決意を表す言葉であるため、使いすぎには注意が必要です。類語には「一心発起」が当てはまり、「仏教を思い仏門に入る」という意味の「一念発起」も類語となります。状況に応じて、類語に言い換えてください。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。