「フィードフォワード」の意味とは?フィードバックとの違いも解説

「フィードフォワード」という言葉をご存知でしょうか?英語で書くと「feed forward」で、ビジネス用語として馴染み深い「フィードバック(feed back)」とは逆の意味を持ちます。実は今、フィードフォワードは人材育成の新たな手法として注目されています。

ここでは「フィードフォワード」の意味とその利点、フィードバックとの違いも解説しましょう。おすすめの本も2冊ご紹介します。

「フィードフォーワード」の意味は?

「フィードフォワード」とは、一体どのようなものなのでしょうか?言葉の概念からみていきましょう。

「フィードフォワード」とは「未来に向けた解決策」

「フィードフォワード(feed forward)」は「未来に向けた解決策」をコメントの軸とする注目の評価ツールの一つで、言葉通り「フィードバック(feed back)」とは反対の意味を持ちます。

「フィードフォワード」は新しい人材育成の手法で、社員のパフォーマンスにおける問題点を指摘せず、「解決策」にフォーカスしているのが特徴です。未来に向けての前向きなアドバイス、また社員の主体性を尊重するコメントを残すことで、社員のやる気や自主性を促すことを目的としています。

「フィードフォワード」の利点は「ダメだしや批判的な意見がないところ」

「フィードフォワード」を採用する最大の利点は「上司からのダメ出しや批判的な意見が含まれていないところ」です。

社員にとって「フィードバック」は恐ろしい存在であるかもしれません。なぜなら、自身のパフォーマンスを上司の主観でジャッジされ、さらには「山のような指摘」に目を通し対応していかなければならないからです。これでは「負の感情」が生まれてしまうのも無理はないでしょう。

「フィードフォワード」は部下を助けようとする気持ちや、業務パフォーマンスが良くなってほしいという願いが、社員に伝わる人事育成のためのツールでもあるのです。

「フィードバック」と「フィードフォワード」の違いは?

それでは「フィードバック」と「フィードフォワード」の違いは何なのでしょうか?改めてまとめてみます。

視点の時間軸が異なる

フィードバックは「過去」を指摘

社員のパフォーマンスや業務結果を通して、改善点や誤りを指摘するのが「フィードバック」ですが、これは「過去」に戻って「こうすべきではない」「この行動は誤っている」とコメントするものです。つまり、時間が過去でストップしてしまっているということになります。

フィードフォワードは「未来」への展望

一方「フィードフォワード」は社員のパフォーマンス結果や報告に対し、コメントを残す人(上司やリーダー等)の視野が「未来」に向いています。つまり、「今度はこうした方がよいのではないだろうか?」「次回はこの要素を戦略にプラスしてみよう」などのように、「未来の解決に向けた視野」でコメントが溢れているのが特徴です。

間違いの指摘が「主観的」「客観的」で分かれる

フィードバックは「主観的」

一般的な「フィードバック」は「問題」や「過ち」がはっきりと記されているため、間違いを修正するにはシンプルでわかりやすいと言えます。しかし、上司やリーダーの主観が含まれていることが多く、社員によってはプライドが傷ついたりと、ネガティブな感情に浸ってしまうこともあるようです。

フィードフォワードは「客観的」

一方「フィードフォワード」は状況や結果を個人の感情抜きに「客観的」に記されているのが特徴です。「フィードフォワード」をもらった社員は、採点者が上司やリーダーであっても、上下関係のプレッシャーをさほど感じることなく、受け止めることができるでしょう。

着眼点をどこに置くかが異なる

フィードバックは「問題」「欠点」

上記でもお話ししたように、「フィードバック」の着眼点は「問題」や「欠点」です。業務上のパフォーマンスにおいて「これが問題だ」「ここが欠点である」と明らかにすることで、上司やリーダーは社員を指導しようとします。

フィードフォワードは「解決への手段」

「フィードフォワード」の着眼点は「解決に向けての方法」です。これは子供に対して「これはよくない」と頭ごなしに注意するより、「今度からこうしよう」と未来に向けてするべきことを教えようとする教育法と同じです。

「フィードフォワード」を学ぶためのおすすめビジネス本

たくさんの部下を持つ上司やリーダーへ、「フィードフォワード」を学ぶためのおすすめ本を2つ紹介したいと思います。

いつも結果を出す部下に育てるフィードフォワード

フィードフォワードを実践して人生も仕事も楽しいものに変えたいですか?この本は職場内で機能するだけではなく、自慰性においてものごとの捉え方や気持ちの持ち方をガラリと変えてくれる素晴らしい本です。

「フィードバック」は相手の自信を奪い、気持ちや態度を委縮させてしまうこと、上司も社員も身構えてしまうため、重たい気持ちになってしまいますが、「フィードフォワード」はその逆を行きます。もう、部下の耳が痛くなるようなことは言わなくていいのです。

フィードフォワード

複雑な社会生活や多様な文化など、消費者のニーズは日々変わりつつあります。市場はバトル状態であり、今まで機能していた戦略では手に負えなくなってきています。そこで必要なのが発想の転換です。この本は「フィードフォワード」で未来に向けて成功思考を育てたい人におすすめの本です。フィードフォワードのノウハウが学んで上司やリーダーとしての重荷を軽くしてみませんか?

まとめ

「フィードフォワード」は企業や組織で一般的に採用されている「フィードバック」と反対の意味を持ち、「未来に向けての解決策」を盛り込んだ、客観的な視点による注目の評価ツールです。

人材の流動性を防ぎ、若手人材の育成のためにも「フィードフォワード」を採用を導入する企業も増えています。上司やリーダーの立場にある方は、ぜひ部下を育てる楽しみを味わってみて下さい。