「獅子奮迅」の意味とは?使い方と類語を英語表現と併せて紹介

「獅子奮迅」という言葉を聞いたことがありますか?勢いのある言動を表現する時に使われることが多いですが、正しい意味を知っておくと自信を持って会話にも取り入れることができます。

ここでは「獅子奮迅」の意味をはじめ、言葉の使い方と例文、類語、また英語表現を含めて解説しています。意味を理解してビジネスシーンでも正しく使っていきましょう。



「獅子奮迅」とは?

まずはじめに「獅子奮迅」の意味と使い方からみていきましょう。

「獅子奮迅」の意味は「激しい勢いで物事に取り組むこと」

「獅子奮迅」は「激しい勢いで物事に取り組むこと」を意味する四字熟語です。読んで字のごとく「獅子」が威勢よく奮い立ち、暴れまわるような様子を指しています。「獅子奮迅」は、奮い立って猛進する激しい勢いを指し、誰にも止められないほどの勢いでものごとに体当たりする様子、激しく戦うこと、また迅速勇猛に行動することをたとえた言葉となります。

「百獣の王」である「獅子」を言葉に使っていることに注目すれば、興奮した獅子が猛り(たけり)はやり、獲物を凄まじい勢いを持って追いかける姿も想像できるでしょう。そして「奮迅」という言葉と組み合わせることによって、猛烈な勢いで活動することを強調しています。

「獅子奮迅」を使って奮闘ぶりをアピール

政治家の選挙活動などをはじめ、ビジネスシーンでもよく使われるのが「獅子奮迅」です。たとえば「仕事に一生懸命取り組んでいます」と「獅子奮迅の勢いで仕事に取り組んでいます」という二つの文章を比べてみると、相手に与える仕事に対する「威勢」や「必死さ」の度合いが異なってきます。

「獅子奮迅」は相手に「この上なく激しい勢いで活動している」ことをアピールする時に好んで使われる表現の一つでもあるのです。

「獅子奮迅」の使い方の例文

それでは「獅子奮迅」を使った例文をいくつか挙げてみましょう。

  • 開発部は獅子奮迅の勢いで、新しいソフト開発に取り組んでいる。
  • 獅子奮迅の働きを見せる新人のAさんは、入社以来、売り上げがトップである。
  • 競合が立ち並ぶ渋谷で、販売スタッフが獅子奮迅の活躍をみせている。
  • 獅子奮迅の宣伝活動により、ようやく消費者からの好反応を実感し始めた。

「獅子奮迅」の類語は?

続いて「獅子奮迅」の類語について解説します。

四字熟語の類語は「疾風怒濤」「勇往邁進」「猪突猛進」

「獅子奮迅」の類語にあたる四字熟語は「疾風怒濤(しっぷうどとう)」です。「疾風怒濤」は速く吹きすさぶという意味の「疾風」と、荒れ狂った大波や激しく打ち付ける波を表す「怒涛」を組み合わせた言葉となり、ものごとが怒ったように激しく荒れ動く様子を指しています。

「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」は困難にもひるむことなく、目標に向かってまっしぐらに突き進んでいくと意味と言葉です。一心不乱に進むという力強い言葉でもあります。

そして「猪突猛進(ちょとつもうしん)」は、猪のように、周囲の状況を確認せず、突進するさまを例えた言葉です。「猪突猛進」は「やや無謀で向こう見ず」というニュアンスがあるため、使う相手には気を付けましょう。

その他の類語は「猛烈な勢い」「激動」など

上記で挙げた四字熟語の類語の他には、勢いがはなはだしいという意味の「猛烈な勢い」「急速な憩い」、状況が激しく動くことを表す「激動」などがあります。「激動」は人生や歴史などに対して使われることが多いですが、波乱や困難を意味する言葉でもあるため、文脈での意図をふまえてから使うようにしましょう。

「獅子奮迅」を英語で表現すると?

国際化を踏まえて「獅子奮迅」の英語表現もマスターしておきましょう。例文と併せて紹介します。

「獅子奮迅」は「furiously」「like crazy」

英語で「獅子奮迅」を表す表現はいくつかりますが、基本的には「獅子=Lion」という単語を使わず、シンプルに「激しく奮い立つ」というニュアンスの「furiously」「like crazy」「like mad」あたりが適切でしょう。

また、誰にも止められないほどの勢いという意味を強調するなら「like nobody can’t stop him」と、勢いのすさまじさをストレートに表現することもできます。

「獅子奮迅」を使った英語例文

「獅子奮迅」を使った英語例文を挙げてみます。

  • One of my colleagues has been rewarded for his crazy work efforts.
    私の同僚は獅子奮迅の仕事ぶりで、会社から報酬が与えられた。
  • He works furiously on his sales activities.
    彼の営業活動は、まさに獅子奮迅の勢いだ。

まとめ

「獅子奮迅」は「ししふんじん」と読み、意味は「獅子のような激しい勢いでものごとに取り組むこと」となります。百獣の王であるライオン(獅子)が、激しく獲物を追いかけるイメージが浮かぶと、言葉の意味としても理解しやすいかもしれません。ぜひ、働き者のビジネスマンを表す言葉の一つ「獅子奮迅」の意味を、この機会に理解しておきましょう。

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。