「参加させていただきます」は正しい敬語?メール例文と英語表現

「参加させていただきます」というフレーズは日常的に、またビジネスでも使われます。ところが、正しい敬語表現なのかと疑われやすいフレーズでもあります。今回は、「参加させていただきます」は正しい敬語表現かどうかを検証します。またビジネスに役立つようにメールでの使い方や英語表現もご紹介します。



「参加させていただきます」は二重敬語?

「参加させていただきます」というフレーズは二重敬語という考え方もあるようですが、敬語として正しい表現です。

「参加させていただきます」は正しい敬語

「参加させていただきます」を文法的に解釈してみましょう。「参加する」という動詞の後の「せ」は使役助動詞「させる」。その次にくる接続助詞の「て」は、「させる」と「もらう」の謙譲語である「いただく」を連結して、最後に丁寧語の「ます」で締められます。

つまり、文法的にみても「参加させていただきます」は二重敬語でもありませんし、正しい敬語だと説明できます。

すっきりした敬語表現は「参加致します」

ただ「参加させていただきます」という表現がまどろっこしく感じられるのなら、「参加致します」という敬語表現もあります。「参加致します」も正しい敬語表現であり、すっきりした言い方なので好感が持てます。

メールもOK!「参加させていただきます」の使い方

「させていただく」の意味は感謝

「参加させていただきます」の使い方の実例をあげる前に、このフレーズの意味を検証しましょう。そうすることで、このフレーズの使い方が自然とわかってくるからです。

「参加させていただきます」の「させていただく」という表現は、相手の許可を得るか、恩恵を受けたときに行われる行為に対して感謝の気持ちを表すときに使われます。そのため「参加させていただきます」というフレーズには、相手が参加をすることを許可してくれたことに感謝をするという意味が含まれます。

ですから「参加させていただきます」を使うときは、感謝の気持ちをしっかり持って使うべきです。

ビジネスシーンでの使い方

上司からのミーティングに出席ができるかどうか問われたときなどは「是非参加させていただきます」というフレーズは重宝します。

「今日の午後2時からのミーティングに参加できるか」と上司から聞かれたら、「是非参加させていただきます」と答えれば参加の意志を示すだけではなくて、参加の許可を与えられたことについて感謝の気持ちも伝えられます。

シーンによっては「参加させていただきます」は不適切

しかし上司から打ち解けた飲み会などに誘われた場合に、「参加させていただきます」という返答ではかしこまりすぎています。このような場合は「是非伺います」や「お願いします」という表現でじゅうぶんに丁寧な返答と言えるでしょう。

メールでの使い方

メールでも「参加させていただきます」は使えるフレーズです。取引先の懇親会に誘われて参加したい旨を伝えるとき、「参加させていただきます」のように書けば、相手への敬意をもって参加の意志を伝えることができます。

もしも感謝の気持ちを強く押し出したければ、「是非参加させていただきます」や「喜んで参加させていただきます」のようにも書くことができます。

就活での正しい使い方

就職活動をしていると、会社説明会や面接などの出席を求められた際に返答をすることがあります。会社説明会のような人が多く集まる機会になら、「参加させていただきます」は正しい返答です。

しかし、面接のようにたくさんの人が集まるのではなくて、個対個という関係において来られるかどうかを確認する返答なら、「伺わせていただきます」という表現のほうがふさわしいでしょう。なぜなら「参加」とは「仲間に加わる」という意味があるからです。

「参加させていただきます」の類似表現

常に「参加させていただきます」という返答では素っ気ないので、別の言い回しも知っておくと便利です。

  • 「是非参加させていただきます」

「是非」を付け加えることで、積極的に参加したいという気持ちが表れます。

  • 「喜んで参加させていただきます」

「喜んで」を付け加えれば、参加できてうれしいという気持ちが表現されます。

  • 「謹んで参加させていただきます」

「相手に敬意を表してうやうやしくするさま」を意味する「謹んで」を文頭につければ、大変かしこまった返礼です。返答する相手を見極めて使うべき表現でしょう。

  • 「出席させていただきます」

「参加」の代わりに「出席」を使うこともできます。「出席」を使う場合は、参加するイベントの大きさに関わらず使うことができるので便利な表現です。

  • 「伺います」

「伺います」というとあまりにも短く敬語には聞こえないかもしれませんが、「伺う」は謙譲語なので、これだけで丁寧な表現です。しかし実際には「お伺いします」や「お伺い致します」という二重敬語が、ビジネスシーンだけではなくて一般的に使われています。

正しい敬語とはいえないので避けるべき表現ですが、それを使った相手に対して責めるようなことはしないほうがいいでしょう。慣例として受け入れるべきです。

「参加させていただきます」の英語表現

招待を受けて参加する意向を英語で表現する場合、まずは招待を受けたことを感謝する表現が必要です。それに続いて、参加できることを伝えます。

あるセレモニーパーティに誘われた場合

Thank you very much for your invitation. I would like to attend the ceremony party.
(ご招待をいただきありがとうございます。セレモニーパーティには出席いたします。)

招待を受けて感謝の意を伝える別の表現

I really appreciate for your invitation.
I’m so grateful for your invitation.

招待を受けてありがとうという意味の英語文例です。

「参加させていただきます」の別表現

I would definitely like to come to ….
I surely accept the invitation to ….

「参加させていただきます」の言い換え表現です。definitelyやsurelyの副詞を使うことがポイントです。

まとめ

「参加させていただきます」は正しい敬語ですからビジネスシーンで積極的に使えます。ただし就職活動などの面接などには使えない表現です。使える状況や場合を把握して、正しく使うようにしましょう。