「金字塔」の意味や語源とは?使い方の例文や類語も解説

「金字塔(きんじとう)」はピラミッドが語源の言葉です。読み方はよく「こんじとう」とも間違われますが、正しくは「きんじとう」。誰も真似できないことを成し遂げたり、そう簡単には超えられない記録を打ち出したときなどに使われます。

今回はそんな「金字塔」について意味から読み方、語源、使い方や類語まで例文を使いながら解説していきます。

「金字塔」の意味や読み方、語源とは?

「金字塔」の意味は「ピラミッド」「不滅の業績」

「金字塔」の意味は「ピラミッド」「不滅の業績」です。

  1. エジプトにある「ピラミッド」
  2. 「後世に残り続ける不滅の業績」や「歴史的な優れた作品や記録」

現在では、ピラミッドのことを金字塔と表現する方は少ないでしょう。「不滅の業績」などの意味は、オリンピックや歴史上の人物・作品を紹介するときなどによく使われます。

読み方は「こんじとう」ではなく「きんじとう」

「金字塔」の読み方は「きんじとう」です。よく「こんじとう」読み間違われることがあるので、正しい読み方を覚えましょう。

語源は偉大な建造物「ピラミッド」の形

「金字塔」は、1つ目の意味でもあった「ピラミッド」の形が“金”という漢字に似ていたことが語源と言われています。そして、そのピラミッドが歴史的な建造物だったために2つ目の「不滅の業績」という意味に派生したと考えられています。

「金字塔」は中国語の辞書にも載っていることから、由来は中国、そして何かしらの方法で日本に伝えられたのではないかという説があります。

「金字塔」の使い方と例文とは?

動詞と組み合わせて使う

「金字塔」は、単体より「金字塔と言われる」など動詞と組み合わせて使うことがほとんどです。後世に残るような業績を表す言葉なので、砕けた会話の中というよりも、かしこまったビジネスシーンやニュースなどで使われることが多いです。

よく使う表現は「金字塔を打ち立てる」

「金字塔」と動詞の組み合わせでよく使われる表現は「金字塔を打ち立てる」です。「打ち立てる」には“確立する”という意味があり、合わせて使うことで「後世に残るような偉業を実現する・成し遂げる」と表現できます。慣用句のように使われているのでそのまま覚えるといいでしょう。

「金字塔」を使った例文

  • 「次の大会では、皆さんが驚くほどの金字塔を打ち立ててみせます」

→次の大会では、誰もが驚く記録を出してみせる

  • 「彼の作品は、美術界の金字塔と言われている」

→彼の作品は、美術界で歴史に残るほどのものだと言われている

  • 「何年かぶりに金字塔的存在を超える人材が現れた」

→何年かぶりに、誰も超えられなかったあの人を上回る人材が現れた

  • 「金字塔となる音楽を作ることが、僕の最大の夢だ」

→後世に残るような素晴らしい音楽を作ることが僕の夢だ

  • 「新しい社長は、年内に金字塔を打ち立てると誓った」

→新しい社長は、年内に後世に残るような偉業を成し遂げてみせると誓った

「金字塔」の類語とは?

類語は「偉業」と「功績」

「金字塔」の類語は、解説途中に何度かでてきている「偉業(いぎょう)」と「功績(こうせき)」です。

「偉業」は“優れた仕事”や立派な事業“という意味をもつ言葉で、不滅とまではいきませんが、「金字塔」と同じく多くの人に賞賛されるような結果を出したことを表します。

「功績」は“優れた成果”や“”あることを成し遂げた手柄“という意味をもつ言葉で、こちらも人から褒められるような結果を出したことを表します。「功績」は「偉業」よりも国や社会的に認められているニュアンスが強く、「金字塔」の意味合いに非常に近い類語です。

「遺産」も似た意味をもつ言葉

「遺産(いさん)」には文化遺産など“前代が残した業績”という意味があり、「金字塔」の“後世に残るような業績”と非常に似た意味があります。ただ「遺産」には“亡くなった人が残した財産”がその業績にあたり、「金字塔」のようにその業績自体が優れているような意味合いはありません。

「金字塔」の英語表現とは?

「金字塔」の英語表現は「pyramid」「monumental achievement」

「金字塔」の英語表現は、“ピラミッド”の意味なら「pyramid」、“不滅の業績”の意味なら「monumental achievement」が適切です。伝えたい内容によって使い分ける必要があります。

「金字塔」(pyramid / monumental achievement)の例文

  • 「ついに本物のピラミッドを見た」

→” Finally, I saw a pyramid.”

  • 「金字塔を打ち立てる」

→” establish a monumental achievement”

  • 「君はこの試合で金字塔を打ち立てるつもりなのか?」

→”Are you going to establish a monumental achievement in this competition?”

まとめ

「金字塔」は、語源でもある“ピラミッド”という直接的な意味の他にも、比喩的な“後世に永く残るような不滅の業績”や“歴史に残るような優れた作品”という意味ももつ言葉です。少しかしこまった表現なので、日常会話よりもビジネスシーンやフォーマルな場面の方が自然に使えます。

ニュースや新聞、また伝記や歴史書などの書物にはよく出てくるので、口に出して使うことはなくても覚えておくと便利な言葉です。