「わくわく」の意味と使い方とは?類語と反対の言葉や英語表現も

「わくわく」は日常的でカジュアルな表現ですが、ビジネスシーンでもよく使われます。身近な言葉の「わくわく」ですが、そもそも、どのような成り立ちの言葉なのでしょうか?また、言い換えられる類語はあるのでしょうか?

この記事では、「わくわく」の意味や言葉の成り立ちと、使い方や言い換え方を紹介します。さらに反対の意味の言葉や英語表現も紹介していますので参考にしてください。

「わくわく」の意味と成り立ちとは?使い方も紹介

「わくわく」は「心が弾む状態」という意味

「わくわく」とは、うれしさや楽しさなどで心が弾み、落ち着かない状態を表します。現在はうれしい気持ちのときに使うのが一般的ですが、古くは「不快にわくわくする」「わくわくと震える」などと、不安や不快によって落ちつかない気持ちを表すときにも使われていました。

「わくわく」は「湧く」からできた「オノマトペ」

「わくわく」(副詞)は、「オノマトペ」という擬声語の一つです。「オノマトペ」とは、擬声語を意味するフランス語です。擬声語には擬音語と擬態語の二種類があります。

擬音語は、自然の音をまねた「どきどき(心臓の音)」「ざーざー(水の音)」「ごろごろ(雷の音)」などがあり、擬態語は、心の中の思いなど音がしないものを表す「にやにや」「きらきら」「ふわふわ」などがあります。「わくわく」は擬態語です。同じ形の語を二回繰り返す形態が多いのがオノマトペの特徴です。

オノマトペは、幼稚な言葉であるという偏見があったこともあり、言語学における研究は遅れていましたが、近年はその日本語における重要性が見直され、研究が進んでいます。日本語は、他国語に比べてオノマトペが多い言語です。

「わくわく」は、水や感情が「湧く」様子からできたオノマトペとされています。湧き上がる気持ちや、こみあがってくる思いを「わく」を2回繰り返すことで端的に表すことができます。

「わくわくする」の敬語の使い方とビジネス例文

「わくわく」は、「わくわくする」という言い方で使われることが多いです。「わくわくします」「わくわくしております」として、敬語として使うこともできます。次の例文のように、ビジネスシーンにおいても使えます。

  • 新しいプロジェクトの発足にわくわくしています。
  • 一緒にお仕事をさせていただけることに、今からわくわくしております。
  • 企画書に書かれた斬新な構想に、わくわくしました。
  • 先輩のスピーチを聞いて、わくわくする思いがしました。

「わくわく」と「どきどき」は共通の意味と異なる意味がある

「わくわく」は、湧いてくる思いの擬態語ですが、「どきどき」は、心臓の音の擬音語です。「どきどき」はその字の通り、心臓の鼓動が早まるような不安や興奮を表します。

古くは「わくわく」も不安を表す意味で使われていましたが、現在は「不安でわくわくする」とは言わず、「不安でどきどきする」と言います。

「わくわく」も「どきどき」も、興奮や期待の気持ちを表すことでは共通しています。「わくわく、どきどきして結果を待つ」などと、つなげて使うこともあります。

「わくわく」の類語や言い換え方とは?

オノマトペの「わくわく」は、意味が似ている「どきどき」や「ざわざわ」などと比べて、ビジネスの場でも使われることが多いといえます。雑誌や新聞の記事などで目にする「わくわく」という表現は、読むのに違和感はないけれども、取引先や年配の上司に対して使うのには抵抗感があるという人もいるのではないでしょうか。そのようなときに使える、「わくわくする」という気持ちを表す類語や言い換え方を紹介します。

期待する気持ちを表すには「楽しみにしています」「心が弾む思いです」

初めて会う人への事前の挨拶メールや、新しくスタートするプロジェクトへの期待の思いなどを伝えたいときは、「楽しみにしています」「心が弾む思いです」「待ち遠しい思いです」などと表現できます。

言い換えの例文:

  • 新しいプロジェクトの発足にわくわくしています。
    ⇒新しいプロジェクトの発足を前に、心が弾む思いです。
  • 一緒にお仕事をさせていただけることに、今からわくわくしています。
    ⇒一緒にお仕事をさせていただけることに、今から待ち遠しい思いでいっぱいです。

高揚する気持ちを表すには「胸が高鳴ります」「心が躍る思いです」

感動した気持ちや、うれしい気持ちを表すときは「胸が高鳴ります」「心が躍る思いです」「気持ちが華やぎました」などと表現できます。

言い換えの例文:

  • 企画書に書かれた斬新な構想に、わくわくしました。
    ⇒企画書に書かれた斬新な構想に、胸が高鳴りました。
  • 先輩のスピーチを聞いて、わくわくする思いがしました。
    ⇒先輩のスピーチを聞いて、心が躍る思いでした。

「わくわく」の反対の言葉とは?

「わくわく」の反対は「がっかり」「がっくり」

「わくわく」の反対の意味を表す「がっかり」「がっくり」という擬態語があります。物が折れ曲がる様子を表したオノマトペで、心が折れた状態を表します。

他にも、がっかりした様子を表す言葉には「しゅんとする」「しょんぼりする」があります。

「わくわく」の反対のビジネス表現は「残念な気持ち」

「がっかり」「がっくり」は、「残念な気持ち」と言い換えることができます。他にも「つらい気持ち」「悲しい気持ち」「寂しい気持ち」「胸が痛い」などとも表現できますが、ビジネスではネガティブな事柄は直接的な表現を控えることがあり、これらを総称して「残念な気持ちです」というソフトな表現がよく使われます。

「わくわく」の英語表現とは?

「わくわくする」は英語で「thrilled」

「わくわくする・した」に相当する英単語に「thrilled」があります。「胸が躍る・感激する」といったニュアンスです。他には「excited」も「わくわくする・した」と訳せますが、「興奮した・している」の方が近い意味です。

例文:

  • 「みんなが彼の話にわくわくした」
    Everybody was thrilled by his story.
  • 「あなたと一緒に仕事ができることにわくわくしています」
    I’m excited to be able to work with you.

まとめ

「わくわく」は、期待する気持ちや、高揚する気持ちを表すオノマトペ(擬声語)です。日常的でカジュアルな印象が強い言葉ですが、「わくわくしています」のように敬語としてビジネスの場でもよく使われます。

うれしい気持ちを強調して伝えるために、公的な場面においてもあえてカジュアルな「わくわく」を使うことがありますが、幼稚な言葉だと感じる年代の人もいるといえます。状況に応じて、「楽しみにしております」「心が躍る気持ちです」などの表現に置き換えるとよいでしょう。