「白日の下に晒す」の意味や語源は?例文や類語・英語表現も紹介

コラムや書籍などでよく見かける慣用句「白日の下に晒す」。正義感ある行動や悪事がバレてしまったときなどに使われることが多い言葉です。日常会話にはなかなか登場しないので、読み方や意味に不安が残る方もいるのではないでしょうか?今回はその「白日の下に晒す」について、語源や例文、また類語や英語表現もあわせて解説していきます。

「白日の下に晒す」の意味とは?

「白日の下に晒す」の意味は「隠されたことを公開する」

「白日の下に晒す」は「はくじつのもとにさらす」と読み、「隠された事実や物事を公開する」という意味をもつ慣用句です。隠された事実や物事は“違反行為に当たるような悪事や不正”などを指すことが多いですが、自分だけの秘密や誰にも知られたくないことなど“プライベートな物事”を指す場合もあります。

「白日の下に晒す」の語源は「太陽の下に出す」

「白日の下に晒す」の語源は、“曇りのない明るい太陽の下に出す”という意味からきています。「白日(はくじつ)」には、“照り輝く太陽”のほかに“身の潔白であることのたとえ”という意味もあることから、「隠されたことを公開する」という意味合いに使われたのではないかと言われています。

「白日の下に晒す」の使い方と例文

「白日の下に晒す」を使うのは皆に知られたくないことを公にするとき

「白日の下に晒す」の使い方は、この言葉の意味にあるように“誰にも知られたくない物事を公にする”ような場面で使います。「晒す(さらす)」の部分は、「晒される」や「晒した」など受け身形や時制を変えて使うこともできます。

意味を強調したいときは「白日の下に晒される」

「白日の下に晒す」の意味を強調したいときは、単にその状態のままにしておくことを説明する「晒す」ではなく、「危険に晒される」のような“いつどんな目に合うかわからない状態”といった意味合いが強い「晒される」を使うといいでしょう。“ほかの誰かからされる”という、受動態にはない恐怖感のようなニュアンスも表現することができます。

「白日の下に晒す」の例文

  • 「ずっと迷っていたが、友人のために今までのことを白日の下に晒すことにした」
  • 「上司の悪事が白日の下に晒されたことで、オフィスが平穏を取り戻した」
  • 「すべてを白日の下に晒すことで、君が嘘をついていたことが嫌でもわかるだろう」
  • 「ついにあなたが共犯であることが白日の下に晒された」
  • 「君の過ちを白日の下に晒されたくなければ、今から心を入れ替えるように」

「白日の下に晒す」の類語は?

「白日の下に晒す」の類語は「暴露する」

「白日の下に晒す」の類語には、“むき出しにする”や“ある事を明るみに出す”という意味をもつ「暴露する」という言葉があります。暴露することの多くは“悪事”や“秘密”と「白日の下に晒す」と非常に似ているため、言い換え表現としても使えます。

「公表する」も「白日の下に晒す」と似た意味をもつ言葉

“世間に広く発表する”という意味をもつ「公表する」も似た意味をもった言葉としてあげられます。ただ「公表する」の場合、公にすることが“隠しておきたい悪事や秘密”に限定されず、“選挙結果”や“新しい商品”などより幅広い物事を指しています。

カジュアルな類語表現なら「カミングアウトする」

かしこまった場面でなければ、“公表する”や“知られたくないことを告白する”という意味をもつ「カミングアウトする」も類語としてあります。意味でわかるように、「カミングアウト」には「暴露する」と「公表する」の意味合い両方が含まれています。場面によっては言い換え表現として使うこともできます。

「白日の下に晒す」の英語表現は?

「白日の下に晒す」の英語表現は「be brought to light」

「白日の下に晒す」は、“(ある状態に)もってくる”という意味をもつ動詞「bring」を受け身形に変えて「be brought to light」と表現します。「暴露する」や「発覚する」といった意味としても使えるフレーズです。

  • “Your lie will be brought to light one day.”

「君の嘘はいつか白日の下に晒されるだろう」

「白日の下に晒す」は「be exposed to the light of day」でも表現できる

“(危険などに)さらされる”という意味をもつ「exposed」を使って、「be exposed to the light of day(直訳:日中の光にさらされる)」と表現することもできます。

  • “My secret is exposed to the light of day tomorrow.”

「明日、私の秘密が白日の下に晒される」

まとめ

「白日の下に晒す」は、会話の中でというよりもコラムや書籍などによく使われる言葉です。“晒されること”は悪事や不正、または誰でも知られたくない秘密などを指すことが多く、喜ばしい場面で使われることはあまりありません。口語的に使うのであれば、類語で紹介した「暴露する」や「公表する」、またカジュアルな場面であれば「カミングアウトする」を使うといいでしょう。