「かけがえのない」の意味とは?語源や使い方・類語を紹介

「かけがえのない日々」や「かけがえのない思い出」などの使い方をする、「かけがえのない」という言葉。「意味や使い方を知りたい」という方や、「語源を知りたい」という方に向けて、「かけがえのない」の意味や語源、使い方を紹介します。例文も併せて紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

「かけがえのない」とは?

「かけがえのない」の意味は”代わりのない大切な”

「かけがえのない」の意味は、”他に代わりとなるものがない、とても大切な”です。人や物に対して、「代わりがなく大切」と感じた状況で「かけがえのない○○」という使い方をします。

例えば、「Aさんはわたしにとって、かけがえのない人だ」という文章。上記の文章は、「Aさんの代わりはいないほど、大切な人」という意味になります。

漢字では「掛け替えのない」

「かけがえのない」を漢字で表現すると、「掛け替えのない」になります。「掛け替え」は「かけかえ」とも読み、「ここぞという時に用意されるものと、同じ種類のもの」または「ここぞという時に代わりとなるもの」を意味する言葉です。

上記を意味する「掛け替え」に、否定の「ない」が加えられているため「掛け替えのない」は、「代わりになるものがない、大切な」を意味することになります。

「かけがえのない」の語源は不明

「かけがえのない」の語源は何説かありますが、説を裏付けるものがなく、定かではありません。1つ目の説は、弓道で使われる「弓の弦(つる)」を指しているというものです。弓に弦を「かける」と表現することや、弦がなければ矢が放てないことから「代わりのない大切な」を表しているとされています。

しかし、「かける」という表現は「弦」だけでなく衣服にも使われるため、語源とされる決定的な証拠にはなりません。2つ目の説には、弓を引くときに使われる、「カケ」と呼ばれる革製の手袋が由来しているという説です。

弓道において「カケ」はとても重要な道具であるため、「カケ替え」が転じて「掛け替え」になったと言われています。しかし、「カケ替え」が転じて「掛け替え」になったという実例がないため、後付けされたという説があります。

「かけがえのない」の使い方とは?

「かけがえのない日々」は”大切な日々”という意味

「かけがえのない」の使い方の1つが、「かけがえのない日々」です。「他に代わりのない、大切な日々」を意味しています。例えば、「入社してから今日まで、同僚や上司とともに過ごした3年間は、わたしにとってかけがえのない日々でした」という例文。

上記の例文は、「入社してからの3年間は、自分にとって代わりになるものがない、大切な日々だった」という意味になります。

「大切な財産」を意味する”かけがえのない財産”

「かけがえのない財産」は、「他に代わりとなるものがないほど、大切な財産」を意味しています。「財産」とは、金銭や土地などの資産を意味していますが、金銭的に価値がるものの他に、精神的価値のあるものに対しても使われます。

例えば、「あなたと出会えたことは、わたしにとってかけがえのない財産です」という例文。上記の例文にでてくる「財産」は、金銭的に価値があるものを指しているのではなく、「出会い」という精神的価値に対して使われています。

「かけがえのない」を使った例文とは?

「かけがえのない時間でした」を使った例文

「かけがえのない時間でした」を使った例文をご紹介しましょう。

  • あなたと過ごした5年間は、わたしにとってかけがえのない時間でした
  • 尊敬している○○さんに、まさかお会いできるなんて思っていなかった。たった5分でも、わたしにとってはかけがえのない時間でした

「かけがえのない経験」を使った例文

「かけがえのない経験」を使った例文をご紹介しましょう。

  • 人生初の海外旅行では、自分とは異なる価値観の方と交流ができ、かけがえのない経験ができた
  • このかけがえのない経験を無駄にはせず、次に生かしていきたい

「かけがえのない思い出」を使った例文

「かけがえのない思い出」を使った例文をご紹介しましょう。

  • 数年前に他界してしまった親友。しかし、彼とのかけがえのない思い出は、昨日のことかのように思い出せる
  • 学生時代、楽しいことばかりではなかったが、今思い返せばどれもかけがえのない思い出だ

「かけがえのない」の類語とは?

「この世に1つ」を意味する”唯一無二”

「かけがえのない」の類語には、「唯一無二」が当てはまります。読み方は「ゆいいつむに」で、「この世に1つしかなく、他に並ぶものがない」という意味があります。「唯一無二の存在」や「唯一無二の思い出」など、「かけがえのない」の代わりに使えるため、状況に応じて使用しましょう。

「代替できない」も類語

「代替(だいたい)できない」という言葉も、「かけがえのない」の類語です。「代替」とは、「他のもので代えること」を意味しており、打消しの「ない」が加えられた「代替できない」は、「他のもので代えることはできない」という意味になります。

「かけがえのない」と同じで、「代わりになるものがない」という意味ですが、単に代わりとなるものがないだけであって、「大切だから他には代えられない」という意味合いはありません。

「かけがえのない」の英語表現とは?

「かけがえのない」は英語で”irreplaceable”

「かけがえのない」を英語表現にすると、“irreplaceable”となります。「かけがえのない」や「かえがきかない」を意味しており、「irreplaceable asset」だと、「かけがえのない財産」になります。

類語で紹介した「唯一無二」を英語にすると、「one and only」になるため、状況に応じて使い分けてください。

まとめ

「代わりとなるものがない、大切な」を意味する「かけがえのない」という言葉。「かけがえのない日々」や「かけがえのない思い出」などの使い方をします。類語には、「この世に1つ」を意味する「唯一無二」や「他のもので代えることができない」を意味する「代替できない」が当てはまります。状況に応じて、類語に置き換えてみましょう。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。