「アジャスター」の意味は?ネックレスや保険の使い方も例文で解説

DIYや手芸、保険業界でもよく見聞きする「アジャスター」という言葉。日常生活では意識せず使っているものの、実際に言葉の意味や使い方を正しく把握しているでしょうか?

今回は「アジャスター」の意味をはじめ、使い方や例文・英語を紹介しています。どのような場面で「アジャスター」が使われているのかも含めて解説しましょう。

「アジャスター」とは?

「アジャスター」の基本的な意味は”調節装置”

「アジャスター」の意味は、“調節するもの”です。他にも、”調節する装置・器具”や”調整剤”などの意味もあります。

ネックレス・ベルト・帽子は「自分のサイズ・好みにあわせる道具」

ネックレスやベルト、帽子などの長さを調整し、自分のサイズや好みに合わせる部分を「アジャスター」と総称して呼んでいます。また、同様に、機械を運用する時に、各部分が円滑に作動するように調整するもの、機械、装置部分も「アジャスター」となります。

裁判や話し合いの「アジャスター」とは”調停人”

「アジャスター」は「調停人」の意味もあります。つまり、裁判や話し合いの際に、対立する双方の間に立って、お互いの意見や主張、要望などを聞きながら妥協点を探し、両者争いを鎮めるようにする人のことです。

保険の「アジャスター」は”自動車事故の損害を調査する専門家”

「アジャスター」は自動車事故が起きた際に、車両が受けた損害の種類や割合を専門的に調査する人の事も指しています。

「アジャスター」は損害保険協会で行われる試験にパスし、一定の研修を受講する必要があります。場合によっては専門資格を保有する「物損事故調査員」として車両事故現場に向かうこともありますが、その際は、弁護士の指示を煽りながら、損害賠償に関して「示談」への交渉や話し合いを行うこともあります。

「アジャスター」の使い方と例文とは?

「アジャスター」の3つの意味を理解したところで、使い方と例文を挙げてみましょう。

「アジャスターのようなもの」という表現でも使われる

「アジャスター」は、意味を理解しておけば、使い方において決して難しい言葉ではありません。

「アジャスター」は服装に関する調整器具や調整箇所、言い争いにおける調停人、また自動車事故の損害を専門的に調査する人に対して使うようにすることが基本です。しかし、何かを調整するものでありながら、一般的な呼称名が思い浮かばない時も、「アジャスターのようなもの」というように、比喩的な感覚で使うこともできるでしょう。

「アジャスター」を使った例文

「アジャスター」を使った例文をいくつかご紹介しましょう。

  • 帽子のサイズが合わないので、「アジャスター」部分で調整した。
  • ネックレスの「アジャスター」が壊れているので、長さが調整できない。
  • 両者の話し合いが難航しているため「アジャスター」を読んで事態を終息させる意向だ。
  • 「アジャスター」の仕事で最も重要なのは双方の妥協点を見出すことである。
  • 自動車事故で受けたダメージについ「アジャスター」は徹底的に調査をする。
  • 「アジャスター」は時と場合によって自動車事故の示談サービスも担当する。

「アジャスターベース」や「アジャスターボルト」とは?

「アジャスターベース」と「アジャスターボルト」の意味と役割について解説します。どちらもDIYや工業系の仕事に携わっている人は使用する機会がある部品となります。

「アジャスターボルト」は”家具や機械の高さを調節する部品”

「アジャスターボルト」とはベース部分を地面に取り付け、その上に設置する家具や機械を固定する部品です。高さを調節することが可能であるため、地面がフラットでなくデコボコとしていても「アジャスターボルト」を取り付け、家具や機械を平行に保つことができるのが特徴です。

「アジャスターベース」は”家具や機械のボルトを固定する部品”

「アジャスターベース」とは、機械や家具などにアジャスターボルトを取り付ける時に使う部品のことです。アジャスターボルトを固定するために必要不可欠な部品で、ボルトの曲がりや傾きなどを防ぎ、ボルトを固定する強度を増すために使われています。

「アジャスターボルト」や「アジャスターベース」の使用はDIY上級者の方に適しています。もちろん、工業系の仕事をする人にとっては必須アイテムと言えるでしょう。

「アジャスター」の英語表現とは?

「アジャスター」は英語で”adjuster”

「アジャスター」は英語で“adjuster”と表記し、動詞「adjust」の名詞形となります。

動詞形「adjust」の意味は”調整する”や”少し変える”など

もともと、「アジャスター」の動詞形「adjust」には目的や状況に合わせて「調節する」「少し変える」という意味があり、場合によっては「適合させる」「整える」「加減する」などのニュアンスも含む言葉となります。

また、意見や争いなどの対立を調整し解決する、またものごとの差異を調節する、間違いを訂正する、また環境や状態に適合させる、慣れる、順応する、適応するという意味もあります。

まとめ

「アジャスター」とは「調整器具」や「調整するもの」、「調停人」や「自動車事故の損害を調査する専門家」という意味があり、日常生活ではネックレスや帽子などの「アジャスター」等で知られるカタカナ語です。

「アジャスター」は英語で「調整する」という意味の「adjust」の名詞形となりますが、総じて「ものごとを適合させる」という意味があるため、併せて覚えおくと理解への助けになると思います。今回は「アジャスター」の意味や使い方を中心に紹介しました。