「アチーブメント」の5つの意味とは?使い方や類語・対義語も解説

「アチーブメント(achievement)」は目標やゴールに達成した時に使われるカタカナ語ですが、由来である英語の意味や言葉の使い方を理解しておけば、自信を持って会話に用いることができます。

今回は「アチーブメント」にピックアップし、言葉の意味と使い方、類語と対義語などについてまとめています。「社会学における意味」にも、ぜひ注目してみて下さい。



「アチーブメント」の5つの意味とは?

まず始めに「アチーブメント」の5つの意味から解説します。

「アチーブメント」の基本的な意味は「成し遂げること」

「アチーブメント」とは英語の「achievement」を指しますが、1つ目となる基本的な意味は、目標や希望とするゴールを「成し遂げること」また「達成すること」です。

もともと、「アチーブメント」は英語の「achieve」の名詞形で、「目的のものを得る」「勝利や名声を勝ち取る」「努力して目標を成し遂げる」という意味があり、個人が目指すそれぞれのものを実現し、懇願する何かが成就することを指す言葉となります。

「アチーブメント」は「成果」「功績」も表す

「アチーブメント」の2つ目の意味は「成果」や「功績」です。たとえば、仕事で営業職に付いている人が顧客名簿を綿密に作成し、効果的な販売ルートを確立させた上で業務にあたった結果、営業課トップの「成果」や「功績」を得ることなどを指します。この場合、個人が「努力と時間を割いた」ことに対し、後続して生まれる功績のことを意味しています。

「アチーブメント」は自然にふわっと運よく得られるものではありません。強固な意志と頑張り、そして何より計り知れない努力の賜物の結果だと言えるのです。

「アチーブメント」は社会学で「業績」のこと

「アチーブメント」の3つ目の意味は、社会学における「業績」です。2つ目の意味である「成果」や「功績」に通じるものがありますが、努力や能力によって与えられる社会的ポジションや社会によって生まれる地位のことを表す言葉となります。

専門分野である社会学における「アチーブメント」は個人の能力や努力の糧によって獲得できる「後天的属性を指す」という点が特徴です。

「アチーブメント」はゲームで条件に応じて得られる証

4つ目の「アチーブメント」の意味はゲームの世界に存在します。達成条件に応じて得られる証のことで、いわば「トロフィー」のような意味を持ちます。ゲームによって達成した功績の形態は異なりますが、ポイントやレアアイテム、勲章やバッチなどを与えることで「アチーブメント」を示すシステムが多いようです。

「アチーブメント」はアチーブメントテストの略称

5つ目の意味です。「アチーブメント」は各教科で習得した学習結果を測定するための検査「アチーブメントテスト」の略称でもあります。「アチーブメント」は学力テストの一つですが、公立高校への進学者を選抜するための「客観テスト」を指すこともあります。また、点基準が客観的になるように施された試験としても知られ、別名「AT(エーティー)」とも呼ばれています。

「アチーブメント」の使い方と例文

それでは、「アチーブメント」の3つの意味を理解したところで、使い方と例文に移ってみたいと思います。

「アチーブメント」はビジネスシーンでもよく活用される

「アチーブメント」はビジネスシーンでもよく活用される言葉です。たとえば、仕事で徹夜したり、足にまめができるほど外回りを続けたなど「努力に後続する結果」として得られる、あらゆる「業績」や「功績」に対して使われる言葉でもあります。ビジネスシーンでも「アチーブメント」はカジュアルに使われるため、「達成」や「成就」などが意味として頭に浮かぶようにしておきましょう。

「アチーブメント」を使った例文

  • 新規計画のアチーブメントを目指し、社員一同やる気になっている。
  • Aさんが成し得たアチーブメントを、成功へのプロセスとあわせて解説していこう。
  • ゲームで一定のレベルに達したので、アチーブメントとして5000点を獲得した。
  • 息子は明日受けるアチーブメントに対し、やや神経質になっている。

「アチーブメント」の類語と対義語は?

最後に「アチーブメント」の類語と対義語を見ていきましょう。

「アチーブメント」の類語は「完遂」「果たす」

「アチーブメント」の類語にあたるのは、ゴールや目標に対して努力をし目的を成就することです。このようなニュアンスから考えれば、完璧に成し遂げることを指す「完遂」や、しなければならないことや、思っていたことをし終えるという意味の「果たす」が挙げられます。以下で言い換えの文章をみてみましょう。

今回のプレゼンは見事なアチーブメントだと言える。
→今回のプレゼンは見事な完遂だったと言える。

目標へのアチーブメントに向けて、全力を尽くそう。
→目標を果たすことに向けて、全力を尽くそう。

「アチーブメント」の対義語は「アスクリプション」

社会学における「アチーブメント」の意味に対し、対極にある言葉は「アスクリプション(ascription)」です。「アチーブメント」が個人の努力や能力によって与えられる社会的地位を表すのに対し、「アスクリプション」は家柄や家系、親の七光り、種族や人種など、個人の努力やスキルなどでは到底変えることができない社会的地位を示すものです。

「アチーブメント」の対地概念として、「アスクリプション」を理解しておきましょう。

まとめ

今回は「アチーブメント」を紹介しましたが、言葉が使われる環境や業界によって意味が若干異なることが理解いただけたと思います。基本的には「成し遂げる」「達成する」「業績」「功績」などとなりますが、加えて、社会学では「努力や時間をかけた後続の結果として、社会的に得られる地位のこと」を指す言葉でもあることを理解しておきましょう。

職場の壁にも「今週のアチーブメント」や「アチーブメント達成者」などのように、目標を対しての功績を称える意味で使われることも多くありますが、やはり、努力なしでは成し得ないのが「アチーブメント」の一番の特徴と言えそうです。

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。