「いつか」の意味とは?ビジネスでの使い方と類語・英語も解説

「またいつかお会いしましょう」など未来のある時間を指す言葉として使われる「いつか」ですが、具体的にはどれくらい先のことを指しているのでしょうか。

今回は「いつか」の意味を例文と併せて解説して、ビジネスシーンで「いつか」を使い方に加えて、類語や英語表現も紹介します。



「いつか」の意味とは?

漢字で「何時か」と書く「いつか」には、主に3つの意味があり、どの意味で使われているのかは文脈から推測します。

「いつか」の意味1「未来のある時」

「いつか」とは「はっきりと決められない未来のある時間」の意味です。未来のいつかを限定していないので、近い未来の場合もあれば遠い未来のこともあり、使い手によって使い分けられます。

例文:
「いつかまた会えるといいですね」
「あの町にいつか行ってみたい」
「大阪で食べた人気のたこ焼きがとてもおいしくて。いつかまた食べたいな」

「いつか」の意味2「過去のある時」

「いつか」は過去のはっきりと定められない時という意味もあります。未来の不特定のときの意味を表す場合と同様に、過去の時間を指す場合も具体的な時間は決まっていません。過去のいつ頃かは、使い手によって変わります。

例文:
「はっきりしたことは覚えていないが、この道はいつか来たことがある」
「いつか読んだ本に書いてあったことで忘れられないのが、…」

「いつか」の意味3「変化に気づかなかった時間経過」

「いつか」には時が経つのが気づかなかったような時間経過という意味もあります。当人が気づかない間に、いつの間にか時間が過ぎてしまったような状況で使われます。

例文:
「うとうとしている間に、いつか夜が明けてしまっていた」
「仕事をしていたら、いつか日が暮れていた」

ビジネスシーンでの「いつか」の使い方・例文

「いつか」はビジネスシーンでは使われない

「いつか」とは曖昧な未来の時間を指す言葉です。そのため、具体的な日時を求められることが多いビジネスシーンでは避けるべき言葉のひとつと言えるでしょう。次のミーティングの日時を話しているときに「いつか」を使っては、先方はそれがいつになるのかがわからないため、戸惑ってしまいます。

「いつか」の代わりに「後日」や「後ほど」を使う

ビジネスシーンで具体的な日時を取り決められない場合には、「いつか」ではなく「後日」や「後ほど」を使うようにしましょう。「後日」(ごじつ)の意味は、「当日よりも後の日」であり、「後ほど」は「後で」や「しばらくたってから」という意味です。「後日」と「後ほど」の両方とも、決められていない未来のある時を指しています。

「後日」や「後ほど」はビジネスシーンで使われることが多いため、未来のいつなのかがはっきりしないという意味であっても「いつか」のように相手に不安感をあまり与えません。

例文:
「それではミーティングの日時は後ほどご連絡いたします」
「本日の会議の内容は議事録にまとめて、後日送ります」

「いつか」の類語・例文

「そのうち」「いずれ」は未来の不特定の時

未来のある時という意味の「いつか」の類語には、「そのうち」や「いずれ」があります。「そのうち」と「いずれ」のどちらもあまり遠くない未来のある時という意味なので、「いつか」は近い未来と遠い未来の両方で使える点で異なります。

例文:
「そのうちわかるだろうから、それまでは辛抱強く待とう」
「いずれまたお会いする日があるでしょう」

「いつだったか」「いつぞや」は過去の不特定の時

過去のある時の意味の「いつか」の類語は、「いつだったか」や「いつぞや」があります。「いつだったか」や「いつぞや」のどちらも過去の日時を覚えていないときに使われる表現です。

「いつか」と同様の使い方をしますが、「いつぞや」は他の語よりもかしこまった表現になります。

例文:
「いつだったか○○さんがあなたのことを話していました」
「いつぞやはお世話になりました」

「いつの間にか」「いつしか」は気づかない時間経過

「いつの間にか」や「いつしか」は、「いつそうなったのか気づかないある状態に変わるさま」という意味です。「いつか」は気づかないうちの時の経過が強調される一方で、「いつの間にか」や「いつしか」は物事の状態が変化したことを強調しています。

例文:
「いつの間にか子供たちは仲直りをしていた」
「秋が終わりいつしか冬になっていた」

「いつか」の英語表現

「いつか」は英語で「sometime」

「いつか」は英語で「sometime」と表現します。「sometime」は「いつか」のように具体的に日時を指定してはいない未来のある時と過去のある時の両方の意味で使われます。

「時々」という意味の「sometimes」と似ているのでご注意ください。

例文:
“Let’s get together sometime!”
「いつか会いましょう」

未来のある時の意味なら「one day」か「someday」

未来のある時という意味の「いつか」なら、英語で「one day」または「someday」が使われます。「one day」と「someday」の違いは、「one day」は「one」と「day」の2語で成り立っているのに対して、「someday」は1語です。

意味上での違いは、「one day」には使い手の強い意志や願望が含まれます。「いつか会おう」という文章で「one day」が使われた場合には、「将来必ず会いましょう」という語り手の強い意志が感じられます。

一方、「someday」にはone dayのような使い手の強い意志は感じられず、未来のある時間を漠然と指しています。「いつか会おう」という文章でsomedayが使われていれば、その語り手は将来必ず会いたいという強い意思はなく、もしも会うことができたらいいですねという程度のニュアンスが含まれています。

例文:
“I hope to see you again one day!”
「またいつか(必ず)お会いしましょう」
“I hope to see you again someday.”
「またいつか会えるといいですね」

まとめ

「いつか」には、未来または過去のある時という意味があり、それがいつなのかははっきりしません。加えて、気づかない間に経ってしまった時間という意味もあります。それぞれの意味の違いは文脈から推測します。