「最早」の読み方と意味は?類語・対義語に英語表現も解説

「最早」はあるものごとが起ころうとしている時に使われる副詞ですが、意味の解釈や言葉の使い方に苦労した経験はないでしょうか?「最早」などの副詞は文章のわき役でありながら、実は重要な役目を持つ言葉の一つでもあるため、正しい意味を理解する必要があります。

今回は「最早」の読み方と意味、使い方と例文、類語と対義語、最後に英語表現を加えて解説しています。早速、紹介していきましょう。



「最早」の読み方と意味は?

「最早」の読み方と意味を解説します。

「最早」の一般的な読み方は「もはや」

「最早」の一般的な読み方は「もはや」です。また、「最も早い」という意味で、場合によっては「さいはや」と読むこともあるようですが、辞書に記載されているような正式な読み方ではありません。

「最早」を「さいそう」と読むこともある?

前述したように、「最早」は「もはや」と読むのが一般的な認識です。しかし、ごく限られた状況で、最早を「さいそう」と読むことがあります。たとえば「(期間や時間的に)最も早く)」という意味合いで、「最早開始日(最も早い開始日)」や「最早開花予定日(最も早い開花予定日)」などのように用いることがあります。

ただし、「さいそう」と読む場合は、「最早」に後続して何らかの熟語を置き、その言葉を修飾する目的で使われることがほとんどです。世間一般的な理解としては「もはや」となりますので、その点をしっかり理解しておきましょう。

「最早」の2つの意味「早くも」「今となっては」

「最早」には大きく分けて2つの意味「早くも」と「今となっては」があります。

「早くも」という意味では、「まさに」というニュアンスが強く、あるものごとがまさに起ころうとしているさま、事態がまさに実現しようとしているさまを表しています。

一方「今となっては」という意味では、「もう」「すでに」というニュアンスを持ち合わせ、状態的には変えられない最終的な段階を指しています。現時点で継続的にしてきたことに区切りをつけたり、時遅しとばかりに、すでにある状態になっていること気づく意味があります。つまり、その時がすでに訪れているという意味合いがあります。

「最早」の使い方と例文

続いて「最早」の使い方と例文について紹介しましょう。

「最早」は文脈の意味を強調する意図で使われる

「最早」は、ごく一般的な会話でもドラマや映画のシーンでも、あらゆる場面で使われる副詞表現です。

よく使われる表現は「最早こんな時間」や「最早これまで」などがありますが、前者は「早くもこんな時間」、後者は「今となってはもう変えられない」というニュアンスが伝わってくるはずです。

「最早」には2つの意味があり、それに合わせて2つの使い方がありますので、伝えたい事柄を把握してから「最早」を取り入れるようにしましょう。

「最早」を使った例文

  • 時間も午前1時を回り、最早最終には間に合わない。
  • 最早これまでか?一生一度のチャンスをものにすることができないとは…。
  • 海外からのクライアントが、最早空港に到着しようとしている。
  • 大縄跳びの世界記録が、最早塗り替えられようとしている。

「最早」の類語と対義語は?

それでは「最早」の類語と対義語について解説します。

「最早」の類語は「とうに」や「既に」など

「最早」と類語は、「最早」の意味ともなる「とうに」「既に」「今となっては」、また「早くも」「もう」などです。類語の数としては少ないですが、「副詞」という性質を持つことから言い換えのできる言葉には限りが出てきます。また「気付けば」という表現も言い換えの語句としては便利でしょう。以下で言い換えの例を挙げてみます。

<例文1>

  • 最早時遅しである。
  • 既に時遅しである。
  • 今となっては時すでに遅しである。
  • 気づけば時すでに遅しである。

<例文2>

  • 最早ランチタイムの時間だよ。
  • 早くもランチタイムの時間だよ。
  • もうランチタイムの時間だよ。
  • 気付けばランチタイムの時間だよ。

「最早」の対義語は「未だに」「今なお」

「最早」の対義語は、未来やこれからの予定に対し、まだ来ていないことを表す表現となります。そのため、「未だに」「今なお」などが対義語として挙げられるでしょう。例文を見てみましょう。

  • 未だに回答が返ってこない。
  • 彼を怒らせてしまったが、今なお許しをもらえていない。

「最早」の英語表現は?

最後に「最早」の英語表現について紹介します。

「最早」は英語で「already」「any more」など

「最早」を英語にするときは、文脈や文章の内容によって適切なフレーズが異なります。記事の始めの方でお話したように、「最早」を使う時「すでに」という意味なのか、「もう」という意味なのか、明確に把握してから適切なフレーズを使うようにしましょう。

最も、覚えやすいのは「already(すでに)」と「any more(もう)」です。以下で例文を挙げてみましょう。

「最早」を使った簡単な英語例文

  • It is already late.
    最早遅刻は免れない。
  • They are not together anymore.
    最早二人は一緒ではない。

まとめ

「最早」の一般的な読み方は「もはや」で、意味は「今となっては」「すでに」や「もう」「とっくに」などになります。使い方で困惑する人もいるかもしれませんが、理解しやすい類語に言い換えてみると、使い方で困惑せずに文章で用いることができるでしょう。

また、「さいはや」や「さいそう」と読み方は、辞書レベルの認識ではあまり必要がないと言えます。しかし、読み方の予備知識として把握することは大きなプラスとなり得ます。

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。