「コンシューマー」の意味とは?PCやゲームに関する言葉を解説

消費者という意味を持つ「コンシューマー」という言葉。実は、パソコンやゲームに関係のあるビジネス用語でもあります。社会人になったら、さまざまな環境で仕事をする機会が多くなるため、正しい意味や使い方を理解しておくことが大切です。

今回は「コンシューマー」の意味と使い方を中心に、「コンシューマー」を使った慣用句や熟語表現、類語や対義語などを紹介していきましょう。

「コンシューマー」の意味とは?

早速「コンシューマー」の英語表現と意味から解説しましょう。

「コンシューマー」は英語の「consumer」のこと

「コンシューマー」は英語の「consumer」のことです。「consumer」は消費するという意味の「consume」の語尾に「er」を付け、「消費する人」という意味を持ちます。

「コンシューマー」のもともとの意味は「消費者」

前述したように、「コンシューマー」のもともとの意味は「消費者」です。「消費者」とは、代価を支払うことで商品を使用したり、サービスを受ける人を指します。ほとんどの場合「コンシューマー」は一般消費者を意味し、商品やサービスの需要者、購入者などというニュアンスで使われます。

「コンシューマー」はビジネス分野で「市場でのカテゴリー区分」

ビジネス分野では「コンシューマー」という言葉を「市場でのカテゴリー区分」の一つとして使っています。つまり、業務用や企業向けの商品やサービスに対し「一般消費者向けの製品・サービス」となるのが「コンシューマー」です。

また、ビジネス用語の「コンシューマー」に関係する類語には「パーソナル(個人向け)」「ホーム(家庭向け)」などがあり、それらの対義語となるのが「ビジネス(ビジネス向け)」や「エンタープライズ(大企業向け)」、また「コーポレート(企業向け)」となります。

たとえば、消費者向けのパソコンを「コンシューマーPC」、また対義語として企業向けのパソコンを「ビジネスPC」と呼んだりします。

「コンシューマー」はゲーム業界で「家庭用ゲーム機・ソフト」の意味

「コンシューマー」はゲーム・ビデオ業界で「家庭用ゲーム機や対応ソフト」のことを指します。近年、携帯電話でもダウンロードをしてプレイできるゲームがたくさんありますが、これらも個人が購入して遊ぶという点で「コンシューマー」の類となります。

一方、ゲーム・ビデオ業界での「コンシューマー」で対義語となるのは、ゲームセンターなどに設置されている、事業主がマシンを購入し運営をする「アーケードゲーム」です。

「コンシューマー」の使い方と例文

続いて「コンシューマー」を使う時に気を付けたい点や「コンシューマー」がつく熟語表現、また例文を解説します。

「コンシューマー」と「カスタマー」を混同しない

「コンシューマー」と似たような表現に「カスタマー(customer)」がありますが、この二つには意味において明確な違いがあるため、正しい使い分けをすることが大切です。「コンシューマー」は一般的に「消費者」という意味がありますが「カスタマー」は「顧客」や「取引先」という意味を持ちます。

「カスタマー」は、もともと習慣を意味する「カスタム(custom)」から出来た言葉です。語尾に「er」とつけ、同じ場所を定常的に行き来する人、つまり行動パターンが習慣化されている人のことを言います。

これらの意味からも理解できるように「コンシューマー」は、純粋に物資を消費する人や商品を購入する人、そして「カスタマー」はその店や企業に習慣的に訪れる「顧客」や「取引先」を指すということになります。意味を把握して上手に使い分けをするようにしましょう。

コンシューマービジネス

コンシューマービジネスは通常「消費者関連ビジネス」と呼ばれ、一般消費者向けに商品や資材・材料などを販売するビジネススタイルを指します。たとえば、スーパーや小売店など、消費者が販売相手として成り立つビジネスのことを意味します。

コンシューマー営業

コンシューマー営業とは、一般消費者向けに特化した営業スタイルや戦略のことを指します。一般消費者のニーズや趣味の動向を研究し、消費者それぞれのライフスタイルや希望にあった製品やサービスを提供する営業手法を指します。

コンシューマー化

コンシューマー化は英語の「consumerization」のことで、企業が自社で使用する情報システムを導入する時に、一般消費者向けのハードウェア・ソフトウェアを採用することを言います。

個人で使用するスマートフォンやタブレットを業務用として活用するBYODをはじめ、一般消費者の間で浸透しているSNSやクラウドサービスなどを企業が導入することなども、コンシューマー化の一つです。

また「コンシューマー化」は別の言い方で「ITコンシューマライゼーション」と呼ぶこともあります。

「コンシューマー」を使った例文

  • この自動野菜スライサーはコンシューマーでもホームのカテゴリーに入る。
  • ゲーム開発ではコンシューマーをターゲットにしたキャラクター作りに余念がない。
  • 小学生でも簡単に利用できるコンシューマーPCを探している。

「コンシューマー」の類語と対義語は?

最後に「コンシューマー」の類語と対義語についてみていきます。

「コンシューマー」の類語は「ユーザー」「固定客」など

「コンシューマー」の類語は、商品を購入して使用をするという意味から「ユーザー」「固定客」などが挙げられます。

その他、商品を繰り返し購入してくれる人を意味する「リピーター」、ユーザーでも利用時間が長い人を指す「ヘビーユーザー(パワーユーザーとも言う)」なども類語に該当するでしょう。また、普遍的でそつのない表現なら「使用者」も言い換えの言葉として使えます。

「コンシューマー」の対義語は「生産者」「製造者」「メーカー」

一方、「コンシューマー」の対義語となるのは、消費者と対になる言葉の「生産者」「製造者」「メーカー」などになります。商品やサービスを作る側、提供する側を表す言葉が対義語となるため、文脈や内容によっては「制作者」「プロデューサー」「作人」なども対義語として使えるでしょう。

まとめ

「コンシューマー」はもともと英語の「consumer」のことで「消費者」を意味する言葉です。ビジネスでは「市場や製品のカテゴリー区分」として、企業向けやビジネス用と対比して「コンシューマー」という表現を使います。また、ゲーム・ビデオ業界では家庭用ビデオゲーム機器や携帯電話でプレイできるゲームを、ゲームセンターのアーケードゲームと対比して「コンシューマー」と呼んでいます。

「コンシューマー」には分野においてニュアンスが異なります。それぞれの意味を理解して正しい使い方をするようにしましょう。