「リレーションシップ」の意味とは?マーケティング・IT用語を解説

「リレーションシップ」は日常会話やビジネスシーンで使われる使用頻度の高いカタカナ語です。しかし、分野によって使い方が異なるため、正しい意味を把握しておく必要があります。

今回は「リレーションシップ」の基本的な意味、またマーケティングやIT分野での意味と言葉の使い方、熟語表現を含めながら解説していきましょう。

「リレーションシップ」の意味とは?

まず始めに「リレーションシップ」の基本的な意味から見ていきます。

「リレーションシップ」は英語の「relationship」のこと

カタカナ語のリレーションシップは英語の「relationship」のことです。英語での意味は「relationship」は「関係」「結びつき」「関連性」、また「血縁関係」「続柄」、そして「人間関係」などになります。

「リレーションシップ」は「複数の間での信頼関係」を意味する

「リレーションシップ」は個人間や企業間の信頼関係を示し、双方の間に生まれる関係性を表しています。ビジネスシーンでは取引先やクライアントとの信頼関係や関係性のことを意味する意図で使われ、また個人やプライべートでは「男女付き合い」や「友達付き合い」という意味で使われます。

「リレーションシップ」分野別の意味と使い方

「リレーションシップ」は分野によって意味や使い方が異なります。さて、ビジネス・マーケティング・ITの分野ではどのような意味で使われるのでしょうか?

ビジネスでの意味は「企業間での信頼関係」

一般的なビジネスフィールドで使われる「リレーションシップ」は、おもに取引先との信頼関係や、企業間における信頼関係・絆などを表しています。また、商品を提供する企業と商品を購買する消費者との関係を表す時にも「リレーション」を用います。

ビジネスや商業取引では「信頼」が何より必要不可欠な要素です。このリレーションなくしにビジネスが成り立つことはありません。社員教育でリレーションのあり方を学んだり、企業全体として社員が理解すべく経営理念の一つとしても掲げる企業は多くあります。

<使い方の例文>

  • 円滑な取引を継続するためには、クライアントとのリレーションは重要だ。
  • 関係会社とのリレーションを大切にしよう。

「リレーションシップ・マーケティング」で顧客を把握

市場での顧客の動向を知るために活用されるマーケティングを「リレーションシップ・マーケティング」と呼びます。リレーションシップ・マーケティング(relationship marketing)とは、モノを売ることにおいて顧客を分析・研究し、良好で長期的な関係を築くために行われるマーケティングスタイルです。

リレーションシップ・マーケティングはオンラインシッピングをはじめ、対面型商売の小売店やサービス業界など、幅広い分野で活用されています。顧客との強い信頼関係を結ぶために、顧客を大きな枠で一くくりするのではなく、顧客を一人ひとり把握し、それぞれのニーズや傾向、趣向の動向などを研究し、販売促進に有効的に反映させていく、つまり「顧客ロイヤリティ」を築き上げるのが目的です。

また、リレーションシップ・マーケティングで期待するところは、一人の顧客に対して継続的に購買してもらうこと、その他、カスタマー・サティスファクション(顧客満足)を充実、SNSなどを利用した高評価の拡散などが挙げられます。

<使い方の例文>

  • リレーション・マーケティングを実践し、売上の向上を図る
  • ニーズにあった商品提供をするためにはリレーション・マーケットは必須だ。

エクセル・accessでは「テーブルの関連付け」のこと

IT業界にも「リレーション」という言葉をよく使います。エクセルやaccessなどで使われている機能に「リレーションシップデータベース管理システム(略称RDBMS)」というものがありますが、これは複数のテーブルにおいて特定のフィールドを関連付けるファンクションのことで、複数のテーブルを連結し、入力した情報をまとめたりする機能を指します。IT業界での「リレーション」は簡単に「テーブルの関連付け」と理解しておくと良いでしょう。

<使い方の例文>

  • リレーションシップでテーブル1をテーブル2を結合して下さい。
  • 表上の顧客名テーブルと購買回数テーブルについて、リレーションシップをどうしますか?

「リレーションシップ」のつく熟語表現

最後に「リレーション」を学ぶ上で併せて覚えておきたい熟語表現を紹介します。

「オープン・リレーションシップ」

オープン・リレーションシップは英語の「open relationship」のことです。男女などの人間関係で一緒に生活をすることを臨みながらも、結婚というスタイルをとらないことを指す言葉で、簡単に言えば「開かれたお付き合い」というような意味を持ちます。

たとえば、恋愛関係でデートや食事を一緒にすることから、結婚に準ずるような親密な関係まで、オープンリレーションシップは幅広い人間関係を表す言葉として知られています。

「リレーションシップ・マネジメント」

リレーションシップ・マネジメント(略称RM)とはビジネスにおいてクライアントや取引先との関係を円滑にするようにマネジメントをする業務のことを指します。繊細なビジネス取引では相手の立場に立った柔軟な姿勢が必要です。自分の意見や主張を押し付けず、お互いが心地良く付き合えるような関係を築き、継続的で良好な信頼関係を結ぶのががリレーションシップ・マネジメントの意図するところです。

まとめ

「リレーションシップ」は英語の「relationship」のことで、意味は「関係」「絆」「信頼関係」「付き合い」「家族関係」などになります。「リレーションシップ」は分野によって意味合いが異なるため、正しい理解を深めておく必要がありますが、基本的な意味を軸に考えれば、使い方で困惑することはないでしょう。

ビジネスにおいては取引先や顧客との「リレーションシップ=信頼関係」は非常に重要です。サービス業や営業関係の職種に就いている人は、あらためて良好な「リレーション」の生み方や育て方を学ぶ必要があるでしょう。