「サニタリー」の意味とは?衛生・建築に関する使い方や例を解説

衛生に関する言葉「サニタリー」。日常会話やビジネスシーンでもよく使われるカタカナ語ですが、正確な意味や使い方を把握している人は少ないかもしれません。

今回は「サニタリー」の意味と具体例、英語表現などを解説しています。「サニタリー」は会社のネーミングやキャッチフレーズとして使われることもあります。社会人としても意味や使い方を押さえておきましょう。

「サニタリー」の意味とは?

最初に「サニタリー」の意味を中心に、サニタリーとは一体どのようなものを指すのかを紹介します。

英語「sanitary(サニタリー)」には2つの意味がある

カタカナ語のサニタリーは英語の「sanitary」のことです。英語では「衛生的な」「公衆衛生の」などのような形容詞での意味と、「公衆トイレ」という名詞での意味があります。

日本のカタカナ語「サニタリー」は「水回り設備の総称」

日本で使われているカタカナ語の「サニタリー」は、英語の意味とはやや異なり「衛生のための水回り設備」のことを指します。具体的には洗面室、風呂場、トイレなどの水回り設備で、建築やインテリア用語では「サニタリールーム」と呼んだりもします。また、これらに付属する小物や備え付けの商品もサニタリーと呼びます。

「サニタリー用品」も「サニタリー」と呼ぶ

一般的に「サニタリー用品」と言われるグッズも全て「サニタリー」と称されます。主に女性や高齢者向けのヘルスケア用品を指し、近年では、身体を衛生的に保つために欠かせないアイテムとして、さらに使用感の良さやクオリティーが求められています。

たとえば、「サニタリーショーツ」は生理用ショーツのことで、防水加工や通気性向上などの機能が施されています。

「サニタリー」の具体例

それでは「サニタリー」への理解を深めるために、具体例を挙げてみましょう。

「サニタリー」が最も必要とされる空間が「キッチンとトイレ」

一般的な生活を考えてみると、整理整頓がしっかりとされていれば、衛生面はもとより快適で暮らしやすい空間を作ることができます。小さな子供がいたり、大家族になると、より一層「サニタリー」に気を付ける必要が出てくるでしょう。

もちろん「サニタリー」で最も必要とする空間は、必然的にばい菌やゴミなどの不衛生なものが集まってしまう「キッチンやトイレ」です。

人の口に入る食事を作る場所であるキッチンのサニタリーは、商業用、家庭用ともに無視できない項目です。とくに商業用キッチンでは多くの人に食事を提供する場所であるため、食べ残しの処理を的確に行うことや食品の衛生管理には徹底する必要があります。

また、トイレも同じように綺麗に清潔に保つことが大切です。近年、使い心地や清潔さを追求した温水便座なども登場していますが、常に便座やフロアを清潔に保ち、サニタリー維持に努めることが大切と言えます。

「キッチンサニタリー」と「トイレサニタリー」の具体例

キッチンサニタリーとトイレサニタリーの具体例は以下の通りです。

<キッチンサニタリー>

  • キッチンワゴン
  • ペーパータオルホルダー
  • ティッシュボックスホルダー
  • ラップポケット

<トイレサニタリー>

  • トイレットペーパーホルダー
  • 便座シート
  • 便座カバー
  • タオルホールダー

これらはほんの一例となりますが、無添加住宅など衛生面や居住性を追求した住宅では「サニタリー」を第一とする考えが根付いています。キッチンやトイレでは無垢の木を使ったキャビネットや天然石で出来た石鉄板、また丈夫で長持ちする鋳物のホーローなど、本物素材にこだわった清潔感のある素材が人気のようです。

「サニタリーゴミ箱」や「サニタリー収納」も人気

最近では衛生面にとことんこだわった「サニタリーゴミ箱」や「サニタリー収納」と呼ばれる商品も登場しています。通常ネガティブなイメージを抱きがちなゴミ箱が、スタイリッシュでお洒落なものへと様変わりし、消費者のさらなる衛生面への配慮がうかがわれます。

またサニタリー収納では、収納ボックスや洗面台の収納スペースなどを指し、衛生面で対敵となるホコリや湿気、害虫などを寄せ付けない、さまざまな工夫が施されています。

「サニタリー」を使った英語表現

最後に「サニタリー」を使った英語表現について、使い方で気を付ける点と例文を挙げてみます。

「サニタリー」の英語の意味を理解する

「サニタリー」という言葉は、英語とカタカナ語で意味で若干異なってきます。英語では「衛生上の」「衛生の」という意味でしか使われないのに対し、日本語ではトイレ、浴室、キッチンなどの水回り設備を表す時にも使われます。

たとえば、英語で「I get kitchen sanitary(キッチンサニタリーを買うの意で)」と表現しても、英語圏の人には意味が通じにくい時があります。

キッチンサニタリーやトイレサニタリーなどは、あくまでカタカナ語として日本で通じる表現となり、正しくは「キッチンアプライアンス(kitchen appliances)」「トイレアプライアンス(toilet appliances)となります。国際的な環境で英語を使って仕事をする時は、これらの違いを理解し正しく使い分けるようにしましょう。

「sanitary」をつかった英語例文

  • The toilets in the restraints should be sanitary.
    レストランのトイレは衛生的であるべきだ。
  • Can I get a sanitary bag please?
    サニタリーバッグをいただけますか?
  • The sanitary condition in this building is really good.
    このビルの衛生状態は非常に良い。

まとめ

「サニタリー」は衛生的のための空間の総称であるため、建築業界や不動産業界では必須用語となります。もちろん、これらの業界に携わっていなくても、これから家を購入する予定の人や、改築などで業者に注文をする際、「サニタリー」の意味を理解しておけば上手にコミュニケーションをとることもできます。

この機会に「サニタリー」がどのようなモノを指すのか、しっかり意味を把握しておきましょう。