「心外」の意味とは?使い方の他に類語や英語・中国語表現も解説

心から外れると書く「心外」という言葉。「この結果は心外だ」というように残念な気持ちを表す時によく使われる言葉です。ビジネスでも日常生活でも無意識のうちに放たれる「心外」ですが、正しくはどのような意味を持つのでしょうか?

ここでは「心外」の意味と使い方をはじめ、類語、英語・中国語表現について解説していきましょう。



「心外」の意味と使い方

「心外」は「思いもよらないこと」

「心外」とは「思いもよらないこと」という意味を持ちます。思いがけない仕打ちや返事などに対し、半ば腹立たしく思い、残念だと感じることを「心外」と言います。

「心外」は文字通り「心の外」「心から外れる」という意味です。つまり、思い通りではなく、心で思っていることではないさまを表す言葉となります。

「心外」は「不本意な結果」を受けた時に使う

「心外」を使う時は「結果が不本意である」場合がほとんどです。たとえば、日常生活やビジネスシーンにおいて「こうであるべき」「こうなる予定」だというものがあっても、主観的な考えや一般的な概念をひっくるめて、不本意であった結果を受けた時には「心外」だと思うことが多いです。

「心外」を使う時は「本意ではない結果」を受けた時に使われます。そのため、気持ちの上では「まさか」「悔しい」「意外である」というネガティブな感情を抱くことがほとんどとなります。

「心外」を使った例文

  • 寝る時間を惜しんで勉強したのに、試験に落ちるとは心外な結果であった。
  • 心外だと感じたのは、私が女性であるため寿司職人には向いていないと言われたことだ。
  • 結婚式に幼馴染の友達が来なかったのは心外であった。
  • 結果が心外であっても、決して他人を恨んではいけない。

「心外」の類語表現と例文

「心外」の類語は「想定外」や「予期しない」

「心外」と言い換えのできる類語は、「心外」を意味を表す「思いがけない」「思いも寄らない」の他、「想定外」や「予期しない」などがあります。

また、「思いがけない」と意味で使う際、加えて「突然」や「唐突」というニュアンスを強調したい時は「出し抜け」という表現も使えるでしょう。「出し抜け」は良きも悪しきも「予期しないことが突然起こる」という意味を持つ言葉です。文脈や内容によってしっくりとくる一語を選んでみて下さい。言い換えの例を挙げてみます。

「心外」の類語を使った例文①
・選挙で落選するとは、心外だった。
・選挙での落選は、想定外だった。
・選挙で落選するとは、予期すらしないことだった。
・選挙で落選するとは、出し抜けもよいところだ。

「心外」その他の類語は「見込み違い」「不満足」「遺憾」

「心外」のその他の類語には、不本意な結果を受け残念に思うことを表す「見込み違い」「不満足」「遺憾」などが挙げられます。どの表現も悔しくガッカリした感情を表し、残念な気持ちをストレートに表す類語をとなります。言い換えの例文を挙げてみましょう。

「心外」の類語を使った例文②
結果については、心外であった。
・結果については、見込み違いだった。
・不満足な結果だった。
・遺憾な結果であった。

「心外」を英語と中国語で表現すると?

それでは「心外」の英語と中国語表現を紹介します。

「心外」は英語で「unexpected」「miscalculation」

「心外」の英語フレーズは文脈や内容によっていくつか挙げられます。たとえば、結果が予想外であったことを表すなら「unexpected」、ものごとや状況において、ある程度結果を予測をしていたが、結局答えが違ったという状況では「miscalculation」などを使います。

また、概して「驚いた」というニュアンスを強調したい時は、シンプルに「surprising」、残念という気持ちを表すなら「sad」、また不満足であることを表すなら「unsatisfied」を使っても良いでしょう。以下に例文を挙げてみます。

  • 取引先からの返事は全く心外な内容であった。
    The reply from one of my client was totally unexpected.
  • 業績評価は心外そのものであった。
    I felt absolutely unsatisfied when I looked at  the performance evaluation.

「心外」は中国語でも同じ「心外」

「心外」は中国でも同じく「心外」と表記します。発音は「Xīn wài(シンウェイ)」で、日本語と同様に思いも寄らず結果が異なり、残念で悔しいさま、悲しく感じることを表す言葉として使われています。

まとめ

「心外」とは文字通り「心の外」「心から外れること」を表し、「思いがけないこと、思いもよらないこと」を意味する言葉となります。まれに会話の中で「心外」を「侵害」だと思い、意味の解釈を誤ってしまうことがあるようですが、「侵害」は他人の権利や所有物に損害を与えることを意味しますので、誤解のないように心がけましょう。

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。