「金輪際」の意味と語源とは?正しい使い方・よくある誤用も解説

「金輪際」とは「二度と」を意味する言葉で、強い否定を表します。「金輪際会わない」や「金輪際関わらない」などの使い方をする言葉ですが、誤用があることを知っていますか?「金輪際」の意味や語源、誤用を防ぐための使い方を紹介します。例文と類語も併せて紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

「金輪際」とは?

「金輪際」の意味は”二度と・絶対に”

「金輪際」の意味は、“二度と・絶対に”です。「二度と」や「絶対に」など、強い否定を意味する言葉として「金輪際」を使用する場合、「金輪際」のうしろに打消しの言葉「○○ない」を用いります。例えば、「金輪際話さない」という例文の場合、「二度と話さない」「絶対に話さない」という意味になります。

また、強い否定を意味する以外にも、「極限まで」「どこまでも」という意味もあるため、状況に応じて使い分けましょう。

「金輪際」の読み方は”こんりんざい”

「金輪際」の読み方は“こんりんざい”です。「金」は「きん」とも読め、「際」は「さい」とも読まれるため、「こんりんさい」や「きんりんざい」などの読み間違えに注意しましょう。

「金輪際」の語源は元々の意味である「地の底」にある

「金輪際」の語源は、「金輪際」の元々の意味である「地の底」にあります。本来、「金輪際」とは仏教語で「地の底」を表す言葉でした。「金輪」とは「大地の世界」を意味しており、大地の世界の一番深い底を「金輪際」と呼びます。

上記の意味から、「極限まで」という意味で使われるようになり、現代では強い否定の意味をもつ言葉として使用されています。

「金輪際」の正しい使い方と例文とは?

「金輪際」は強い否定をする状況で使用

「金輪際」は物事を強く否定する状況で使用されます。「極限まで」「どこまでも」という意味でも使用されますが、一般的には打消しの言葉をともなった「金輪際○○ない」という使い方をします。

「金輪際」を使いすぎると「二度と」や「絶対に」などの意味が弱まるため、適切な状況でのみ使用しましょう。

「金輪際会わない」は”二度と会わない”を表す

「金輪際」の使い方の1つが「金輪際会わない」です。「二度と会わない」「絶対に会わない」を意味しており、会わないと強く思う状況で使用できます。例えば、「友人だと思っていたが、今回の出来事から君とは金輪際会わないことにする」などの使い方ができます。

「金輪際関わらない」は”二度と関わらない”を表す

「金輪際関わらない」も「金輪際」の使い方の1つです。「二度と関わらない」「絶対に関わらない」を意味しており、関わりたくないと強く思う状況で使用できます。例えば、「君とは縁をきることにしたから、金輪際関わらないでくれ」などの使い方をします。

「金輪際」を使った例文

「金輪際」を使った例文をご紹介しましょう。

  • わたしの前で仕事の話をするのは金輪際やめてくれ
  • 君のわがままに付き合うのはこれで最後だ。金輪際ないと思ってくれ

「金輪際」を使ったよくある誤用とは?

「金輪際やめて」は打消しの表現ではないが誤用ではない

「金輪際やめて」は「絶対にやめて」を意味する言葉で、強くやめてと願っている状況で使用されます。上記のように打消しの言葉を使用していなくても、強く否定する表現として使用される場合もあるため、状況に応じて使用しましょう。

「金輪際やめて」以外だと「金輪際ごめんだ」があり、「ごめん」が拒否・否定する気持ちを表しています。

「金輪際」と”二度と”や”断じて”を一緒に使うのは誤用

強い否定を表す「金輪際」ですが、「二度と」や「断じて」と併せて使用するのは誤用となるため、注意が必要です。例えば、「金輪際、二度と顔を見せないでくれ」という例文。上記の例文は、「金輪際」と「二度と」を併せて強い否定を表そうとしているのですが、意味が重複してしまうため、誤用となります。

「金輪際」のみ、または「二度と」のみで強い否定を表せるため、どちらか一方を使用しましょう。

「金輪際」の類語とは?

「金輪際」の類語”二度と”や”一切”など

「金輪際」の類語には“二度と”“一切”が当てはまります。「二度と」と「一切」は、ともに打消しの言葉と併せて使用されます。例えば「金輪際話さない」という例文に「二度と」「一切」を当てはめて、「二度と話さない」や「一切話さない」と言い換えることができるため、状況に応じて使用しましょう。

ただ、「二度と」は良い意味として「二度とない好機」や「二度とない運命」などの使い方もされるため、使用には注意しましょう。

「金輪際」の英語表現とは?

「金輪際」を英語表現にした”I will never ~ again”

「金輪際」を英語で表したのが“I will never ~ again”です。「二度と○○しない」を意味しており、「金輪際○○しない」を表す状況で使用できます。例えば「I will never go there again」だと、「金輪際あそこへは行かない」という意味になります。

まとめ

「金輪際」とは「二度と」や「絶対に」を意味する言葉です。強い否定を表す言葉として、「金輪際○○ない」の形で使用されます。否定を表す以外にも「極限まで」「どこまでも」という意味があり、仏教語としての意味が語源とされています。

類語には「二度と」や「一切」が当てはまるため、状況に応じて言い換えてみましょう。

ABOUT US
hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。