「礼節」の意味と使い方とは?類語や英語表現も例文で解説

社会人になるとマナーや礼儀などを心得ることは必須項目の一つ。しっかりと「礼節」をわきまえることができれば、相手に失礼のない態度で自信を持ってビジネスに臨むこともできます。

ここでは「礼節」の意味を中心に、言葉の使い方と例文、類語、英語表現を紹介していきましょう。

「礼節」とは?

「礼節」の意味は”礼儀に節度が加えられること”

「礼節」の意味は、“礼儀に節度が加えられること”です。「礼節」は社会のきまりにかない、また社会生活を送るうえで必要な秩序やマナーを保つために行うべき行動や作法を指します。

社会に出ると人間関係や上下関係などが生まれてきますが、「礼節」とは人として、また成人した大人として遵守すべき行動となります。

「礼儀」とは、敬意や慎みの心をもって相手に接することを意味します。「節度」とは「ほどほどの」「度を越さない」「適当なほどあい」などの意味がありますが、「礼節」で「状況や相手にあった礼儀をほどよく示す」というようなニュアンスとなります。

つまり、ただ格式ばった形だけの礼儀だけを一方的に相手に押し付けるのではなく、相手のことを考え、相手に失礼に当たらない、また相手が心地よく思う礼儀を示すことを「礼節」と言います。

「礼節」には”礼儀作法”や”敬語”の習得が基本

「礼節」はにわか勉強で身につくような習慣ではありません。礼節は、まず礼儀作法を学び、実際の場で実践していくことが大切です。そこには相手に敬意を表す「正しい敬語」や相手に失礼にならない「適切なマナー」が含まれてきます。

「礼節」を正しく身につけるには時間と経験が必要です。まずは基本的な礼儀作法や敬語を学ぶことから始め、TPOに合わせて柔軟に対応できるように準備しておきましょう。

「礼節」の使い方と例文とは?

「礼節」は社会人の心得の一つとして使われる

「礼節」という言葉が頻繁に飛び交うのは、礼儀と節度を重んじる社会に出てからです。社会生活の中では自分だけではなく、どのような状況でも「相手」というものが存在しますが、これはコンピューターと向き合うエンジニア職でも、図面と向き合う設計職でも同じです。どのような環境にあっても、人と交わらずに社会生活を送ることはできないのです。だからこそ「礼節」は学んでおきたいスキルとも言えます。

「礼節」を使う時は、社会人として、また大人として恥じないようにという思いを込めて使われることが多いため、「礼節をわきまえる」「礼節を心得る」「礼節を大切にする」といった熟語表現が多く使われます。

また、礼儀やマナーがなく、相手を敬う態度が見られない時は、「礼節をわきまえない」「礼節を心得ていない」などの表現を使うこともあります。

「礼節」を使った例文

「礼節」を使った例文をご紹介しましょう。

  • 私は日頃から礼節を大切にすることをモットーとしている。
  • 礼節を心得ている人は、相手への敬意の示し方に嫌味がない。
  • ビジネスマンとしても礼節をわきまえて行動することは大切だ。
  • 彼は本当に礼節を知らない人だ。

「礼節」の3つの類語とは?

類語①行儀作法

「行儀作法」は文字通り、行儀や作法を表す言葉です。他人と接したり、同席をする時にとるべき立ち居振る舞いの仕方、ものごとの行い方を意味しています。

  • 新人研修で行儀作法を学ぶ。
  • 接待が多い部署なので行儀作法を習得しておく必要がある。

類語②エチケット

「エチケット(etiquette)」は、もともと仏語で荷札や正札、また宮廷に招待された客に渡される通用札を意味する言葉です。転じて、高貴な場所や宮廷における儀礼、さらに広い意味では一般的な生活における作法やマナー等を指します。

  • 大人になったらエチケットを守ろう。
  • エチケットを守って、快適生活を送る。

類語③折り屈み

「折り屈み(おりかがみ)」とは、もともと「腰や膝を折り、かがむ」という意味があり、転じて「立ち振る舞いや行儀作法」を表す言葉として使われています。

  • 三つ指をついて手厚い出迎えを受けた。折り屈みの素晴らしい女将さんである。
  • 日本舞踊を習っているだけあって、さすが折り屈みがしっかりしたお嬢さんだね。

「礼節」の英語表現とは?

「礼節」の英語表現は”manner”を使う

「礼節」を表す単語はいくつかありますが、英語圏でよく使われるのが「manner」「courtesy」です。「manner」はカタカナ語の「マナー」の語源で、日常的にもよく使われるため、馴染みもあるでしょう。英語でも「礼節」を表す言葉として幅広く使えます。

  • 彼女は礼節のある人だ
    She has great manner.
  • 礼節をわきまえることは大切だ
    It is important to know the manner.

「courtesy」は”礼儀正しいこと”を意味する

「courtesy」は”礼儀正しいこと・丁寧な行為・作法”などを意味する単語です。たとえば、相手から礼儀正しくお礼の電話をタイミングよくもらったり、丁寧な内容の手紙をもらった時に、「courtesy」を使います。

  • どんなに忙しくても、多少の礼節は必要なのでは?
    We probably need at least courtesy no matter how busy we are, don’t we?
  • 親しき仲でも礼節を忘れずに。
    Courtesy should be exercised even though they are intimate friends.

まとめ

「礼節」とは「礼儀と節度」のことで、意味は「礼儀に節度が加えられること」となります。つまり、相手に見せつけるような押しつけがましい礼儀や作法ではなく、相手ことを考え敬い、礼儀をわきまえ、ほどよい具合で立ち振る舞いをすることを意味します。また、「礼節」は礼儀や節度のみではなく、相手への気持ちが伴ってこそ成立するマナーであるため、うわべだけの行動では見破られてしまうかもしれません。

社会に出たらしっかり「礼節」は必須スキル。ビジネスマンとしても、立派な社会人としても、ぜひ恥をかかないように心がけましょう。