「お世話になりました」の意味と使い方を解説!類語や英語も紹介

ビジネスシーンに限らず普段からよく聞かれる「お世話になりました」というフレーズですが、その意味を考えずに何げなく使っていませんか。ところが「お世話になりました」は感謝の気持ちも込められた丁寧な表現なのです。そこで「お世話になりました」の意味を解説、そして類似表現やその使い方も状況別にご紹介します。

「お世話になりました」の意味

「お世話」の意味は「手間をかける」

「お世話になりました」の「世話」にはさまざまな意味がありますが、その中でも「お世話になりました」という表現に使われているのは、主に二つの意味です。

  1. 面倒をみること
  2. 手間がかかり、やっかいなこと

日常会話で「お世話になりました」という場合は、1の意味で使われています。

一方、ビジネスシーンでよく使われる「お世話になりました」には2の意味が使われています。加えて、丁寧語を使って感謝の気持ちを表しているので、「お世話になりました」とは、「手間がかかる厄介なことをしてもらった」という意味に加えて、感謝の気持ちも含んでいます。

目上の人にも使える

「お世話になりました」は丁寧な表現ですので、目上の人や上司にも使うことができるフレーズです。

初めて会う人や初めて送るメールには違和感

常套句になっているため「お世話になっております」とメールの書き出しに使うことがありますが、初めてメールを送る相手や初めて会う人にこの表現は違和感があります。

それよりは、メールなら「初めてメール/ご連絡を送らせていただきます」と書いた方がいいでしょう。

状況別!「お世話になりました」の使い方

ビジネスでもよく使われる「お世話になりました」の実用例を集めてみました。

形式的なあいさつに

「お世話になりました」はビジネスシーンでは常套句のようになっていますので、相手への感謝など深く意味を考えずに、別れのあいさつとして使うことができます。

  • 「大変お世話になりました」
  • 「お引き立ていただきまして心より感謝しております」

また上記の例のように感謝の気持ちを強めた表現を使えば、相手により丁寧な印象を与えることになるので、目上の人に対しておすすめの表現と言えるでしょう。

顧客に向かって使う場合

以前取引きのあった顧客や取引先相手には、次のような言い回しがあります。

  • 「その節はお世話になりました」

その言い換え表現としては、次の通りです。

  • 「その節はご愛顧いただきましてありがとうございます」
  • 「お引き立ていただき誠に感謝しております」

電話の場合

「お世話になっています」や「いつもお世話になっています」は、顧客相手の電話に限らず社内電話にもあいさつの代わりとしてよく使われます。電話口で自分の氏名を名乗る前後にこのフレーズを使うのが一般的です。

メールや手紙の場合

日ごろからお世話になっている上司や目上の人に送るメールや手紙にも「お世話になりました」のフレーズは使えます。毎日のように会う相手になら、「いつもお世話になっています」というフレーズからメールや手紙を書き始めてもいいですし、なにか世話をかけたような内容のメールや手紙の文末に「大変お世話になりました」と記せば相手への感謝の気持ちが伝えられるでしょう。

「お世話になりました」の類語表現と使い方

「お世話になります」の使い方

これも「お世話になりました」の語尾を変化をさせていて、将来を見越した表現です。まだ相手の世話になってはいないが、これから世話になる場合に使う表現です。

ただ現実的には、すでに相手に世話がかかっている状態でも使われているフレーズで、いつ世話になるのかという境界線はあいまいになっています。

「お世話になっております」の使い方

「お世話になりました」の語尾を「なっております」と変えることで、すでに相手に世話をかけている場合に使えます。

「お世話になりますが、どうぞよろしくお願いします」の使い方

これから世話をかけることがはっきりわかっている場合に使われます。たとえば新しく契約の取れた取引先や、新しい部署に配置された先などに使えるフレーズです。

「お世話になり、ありがとうございました」の使い方

「お世話になりました」というフレーズにはすでに感謝の気持ちは含まれているのですが、感謝の気持ちを強調したい場合には、このように言うことができます。

「お世話様です」の使い方

「お世話様です」は「お世話になっております」と同じ意味を含む表現ですが、「お世話様です」の方が意味が広く「ご苦労様です」という意図で使われることもあります。

そのため、目上の人には「お世話になっております」という表現を使うと、失礼と感じられてしまうこともあるかもしれません。ビジネスでは「お世話になっております」を使うとよいでしょう。

「お世話になりました」の英語表現

日本語の「お世話になりました」は英語に直訳しにくい表現です。「お世話になりました」の意味から、「お世話をしてくれてどうもありがとう」という言い方に変えて、英語に置き換えることができます。

  • “Thanks a lot for your help.”
    (カジュアルに)世話になったね
  • “Thank you very much for your help.”
    (直訳)お世話をしてくれてどうもありがとう→(意訳)お世話になりました
  • “I really appreciate for everything /all that you have done for me.”
    (直訳)私のためにいろいろとしてくれてとても感謝しています→(意訳)大変お世話になりました
  • “I would not forget your kindness.”
    (直訳)あなたの親切を忘れません→(意訳)お世話になりました

「お世話になりました」をドイツ語ではどう言う?

ドイツ語で「お世話になりました」と表現するには、英語のように「ありがとう」の意味をつけてこのように言います。

  • “Vielen Dank für Ihre Hilfe.” (カナ読み)フィーレン ダンク フュア イーレ ヒルフェ
    助けてくれてどうもありがとう

最初の2語が「どうもありがとう」という意味で、残りの語で「助けてくれて」を表しています。

まとめ

特に迷惑をかけた相手でなくても使われる「お世話になっています」や「お世話になりました」というフレーズは、お互いが常に持ちつ持たれつの関係であるために、感謝する気持ちが含まれています。ビジネスシーンでは欠かせない表現ですから、世話になっている上司や目上の人、また取引先などでも積極的に使ってみましょう。