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「お足元の悪い中」の意味とは?メールでの使い方と類語を解説

「お足元の悪い中」とは「歩きにくい様子」を意味し、来訪者に対する感謝と労わりを表す言葉です。「お足元の悪い中ご来店」や「お足元の悪い中、お運びいただきまして誠に恐れ入ります」のように使い、結婚式や葬儀の挨拶でも使われます。「お足元の悪い中」のメールでの使い方や類語「ご足労」を解説します。

「お足元の悪い中」の意味と使い方

「お足元の悪い中」の意味は”地面の状況”

「お足元の悪い中」の意味は、“地面の状況”です。雨や雪で地面が歩きにくいことを表します。歩きにくいなか、わざわざ来てくれたことへの感謝や労いを表したい状況で使用しましょう。

「お足元の悪い中」は結婚式や葬儀の挨拶で使える

「お足元の悪い中」はビジネスシーンの他に、結婚式や葬儀の挨拶など幅広く使えます。結婚式でたとえると、新郎祝辞の導入部分で「お足元の悪い中」が使用されます。わざわざ出席してくれたゲストや両家に向けて、「お足元の悪い中」を使って挨拶することで感謝を表すことができるのです。

「お足元の悪い中」には”お運びいただきまして誠に恐れ入ります”とお礼を加える

「お足元の悪い中」を使う場合「お運びいただきまして誠に恐れ入ります」など、お礼の言葉と一緒に使用されます。「お運びいただきまして誠に恐れ入ります」とは、「足を運んでくれたことに対してとても恐縮している様子」を表す言葉で、目上に対して感謝する状況で使用されます。

また、「お運びいただきまして誠に恐れ入ります」の他に「お集まりいただきありがとうございます」や「ご出席いただきありがとうございます」などの言葉があるため、使用するシーンや相手によって言い換えましょう。

「お足元の悪い中」の例文とは?

「お足元の悪い中」を使った例文

「お足元の悪い中」を使った例文をご紹介しましょう。

  • お足元の悪い中、ご出席いただき感謝いたします
  • 先日はお足元の悪い中、お越しいただきありがとうございました

「お足元の悪い中ご来店」はお店で使える

「お足元の悪い中」の使い方の1つが「お足元の悪い中ご来店」です。悪天候のなか、お客様がお店へ来店してくれた状況で、感謝の言葉と一緒に使用できます。来てくれたことを丁寧に表す場合、「ご来店」の他に「お越しいただき」などの表現もあります。

例文

お足元の悪い中ご来店いただき、誠にありがとうございます

お足元の悪い中お越しいただき、感謝申し上げます

「お足元の悪い中」のメールでの使い方とは?

メールで使える「本日はお足元の悪い中」

「お足元の悪い中」はメールでも使用できます。ビジネスシーンで使用する場合、悪天候のなか来社してくれたお礼や、後日に送るお礼メールなどで使用されます。たとえば、「本日はお足元の悪い中お越しいただきまして、誠に恐れ入ります」という例文。

上記の例文は、来社してくれたことに対するお礼の言葉となり、相手に敬意を表すことができます。

「お足元の悪い中」への返事は感謝を述べる

メールで「お足元の悪い中、お越しいただきありがとうございました」と送られてきた場合、労わりに対する感謝を返事として述べましょう。たとえば、「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」などがあります。

「お足元の悪い中」の類語表現とは?

類語「ご足労」への言い換え

「お足元の悪い中」の類語表現には「ご足労」が当てはまります。「ご足労」とは、わざわざ足を運んでくれる相手を労う言葉で、主にビジネスシーンで使用されます。「お足元の悪い中」は、悪天候時に使われる言い回しですが、「ご足労」は天候に関係なく使われる言葉です。

たとえば、「お忙しいなかご足労いただき、ありがとうございます」などの使い方があり、「来てほしい」ことを願う場合は「ご足労いただきたいのですが」という使い方をします。

天気が悪い状況では「悪天候」へ言い換える

「お足元の悪い中」の類語には「悪天候」も当てはまります。「お足元の悪い中」と同じく、天気が悪い状況で使用される言葉で、天気が悪いなか来てくれたことへの感謝と労わりを表します。

たとえば、「お足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます」という文章。上記を「悪天候」で言い換えると、「悪天候の中、お越しいただきありがとうございます」となります。

「お足元の悪い中」の英語表現とは?

「お足元の悪い中」は英語で”Spit of the bad weather”

「お足元の悪い中」の英語表現は、“Spit of the bad weather”です。「Spit of the bad weather」とは「悪天候にもかかわらず」を意味しており、「お足元の悪い中」の英語表現として使用できます。

たとえば、「Thank you for coming in spite of the bad weather」という例文。上記の場合、「悪天候にもかかわらず、来てくれてありがとうございます」という意味になります。

まとめ

「お足元の悪い中」とは、悪天候の中わざわざ来訪してもらうことへの感謝と労わりの言葉で、ビジネスシーンだけでなく結婚式や葬儀の挨拶でも使われます。「お足元の悪い中、お運びいただきまして誠に恐れ入ります」など、お礼の言葉と一緒に使用しましょう。

また、類語には「ご足労」や「悪天候の中」が当てはまるため、来てくれたことを丁寧に労いたい状況で使用してください。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。