「プライスレス」の意味とは?誤用の例と類語・対義語も一緒に紹介

「プライスレス」とは値段がつけられないほど貴重なもの、たとえば「プライスレスな経験」といったように使う言葉ですが、誤った使い方をしてしまう人も少なくありません。

ここでは「プライスレス」の意味をはじめ、使い方や気を付けるべき点を例文を用いて紹介しながら、類語・対義語を含めてわかりやすく解説しています。誤用の例にも着目してみてください。



「プライスレス」の意味とは?

「プライスレス」の意味は「値段がつけられない非常に貴重なもの」

「プライスレス」とは「値段がつけられないもの」「非常に貴重なもの」「かけがえのないもの」などを意味する言葉です。自分にとってお金や価値値に変えることができない、とても特別で大切なものという意味となります。

「プライスレス」は形ある目に見えるものに対してだけではなく、思い出や経験、愛情や友情、笑顔や言葉などに対しても使われます。たとえば、恋人の笑顔や優しさ、両親が注いでくれた愛情や叱咤激励、また恩師や上司などが言ってくれた言葉が結果的に人生を変えてくるきっかけとなったのなら、その言葉自体が「プライスレス」だと言えるでしょう。

「プライスレス」の英語表記は「priceless」

「プライスレス」の英語表記は「priceless」です。「priceless」は値段や価格、価値や市価を表す「price」と、「~がない」「欠けている」など否定を表す「less」を組み合わせた言葉となります。

「プライスレス」の使い方と例文

「プライスレス」は価値を最高レベルに表す表現

自分にとってあまりにも価値がありすぎて、表現や文章でどのような言葉を使ったらよいか迷うことがあります。たとえば「命」や「健康」、「人生」や「教訓」など、純粋に「大切なもの」と表現しては足らないようなものの場合、「非常に大切なもの」と言うより「プライスレス」を使ったほうがよいでしょう。「言葉で表せないほど、最高に価値のあるもの」というニュアンスがストレートに伝わります。

誤用例「プライスレス」は「価値がない」という意味で使わない

「プライスレス」は「プライス(価値)」と「レス(否定の意)」が組み合わさって出来た言葉です。そのため、意味を本来の意味とは全く逆の「価値がない」「貴重ではない」という直接的な連想から間違った解釈で使ってしまうことがあります。

「プライスレス」は、価値が非常に高くお金では買えないもの、値段がつけられないものという意味です。誤用の例が示すように、自分にとって意味のないものや大切ではないものに対して「プライスレス」という表現を用いないように気をつけましょう。

「プライスレス」の使いすぎに注意

「プライスレス」は「価値が高くお金にかえられない」という意味で、文章中の適所に用いることで言葉の威力を発揮します。しかし「プライスレス」はパワフルな言葉であるため、あまりに使いすぎてしまうと、やや大げさなイメージを与えてしまうことがあります。「プライスレス」が持つ意味が薄れてしまわないように、多用や濫用はしないようにしましょう。

「プライスレス」を使った例文

  • 幼少の頃に親からもらったペンダント。今では手放すことができないプライスレスな賜物である。
  • 我が子の寝顔はまさにプライスレスだ。
  • 人生の中で最もプライスレスな経験は、単独でアメリカ一周の旅をしたことだろう。
  • 子供の写真や手紙は値段のつけようがないプライスレスな宝物である。
  • プライスレスな人と呼ばれるように、人に感謝される人間になりたい。

「プライスレス」の類語と対義語は?

「プライスレス」の類語は「唯一無二」「かけがえのない」

「プライスレス」の類語にあたるのは、他に代わるものがなく、これしかないという意味の「唯一無二」や、二つの無いという意味の「かけがえのない」などがあります。たとえば「プライスレスな体験」を、独自の感覚やフィーリングで「唯一無二の体験」「かけがえのない体験」などに言い換えることもできるでしょう。

また、広い意味で、他に並ぶものがなく真似ができないという意味では「比肩するものがない」や「得難い」、「類を見ない」や「ユニークな」なども類語の仲間と言えます。

「プライスレス」の対義語は「無価値の」「どうでもよい」

「プライスレス」の正式な対義語は見当たりませんが、価値がなく大切なものではないという意味では「無価値の」「どうでもよい」「意味のない」「つまらない」などが対義語として該当すると考えられます。記憶にとどめるに値しないものごとや体験などに対し、これらの表現が用いられますが、否定的な要素が強い言葉であるため、シチュエーションや相手には気を付けるようにしましょう。

まとめ

「プライスレス」はコマーシャル・宣伝のキャッチコピーや映画・小説のタイトルにも採用される、カタカナ語の中でも使用頻度の高い言葉です。意味は「値段がつけられない」「お金に替えられない」となり、手紙や写真などの形のあるものから、命や健康、人生や笑顔など形のないものに対しても使われます。

自分にとって「プライスレス」なものは何ですか?価値がありすぎて表現に困った時は、ぜひ「プライスレス」を使ってみて下さい。

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。