「用例」の意味とは?使い方の例文や類語「用法」「文例」も解説

「用例」は、ある単語の意味を説明するときによく使います。日常生活のなかでは、辞書のなかで目にしたり、語学学習や参考書・テキスト類で見かけることが多いでしょう。

今回はこの「用例」の意味や使い方の例文、そして類語や英語表現を解説していきます。特に類語では混同しやすい「用法」や「例文」「文例」も紹介します。

「用例」の意味とは?

「用例」の意味は「実例」「用い方の例」

「用例(ようれい)」は、「(単語や四字熟語・ことわざなどが)実際に用いられている例」、または「用い方の例」を意味します。実例は、過去の文献や作品集、新聞などのメディアから取り集められます。

「用例」と「用法」の違い

「用例」と似た言葉に「用法(ようほう)」があります。「用法」は「用例」と違い、実例ではなく“用い方”や“使用の仕方”そのものを説明しています。

  • 「用例」・・・実際に用いられている例、用い方の例
  • 「用法」・・・用い方、使用方法

熟語を構成する2つめの漢字に着目してみると、意味をとらえやすいでしょう。「用例」は「例」そのもののこと、「用法」は「方法」だと理解すると違いがわかります。

「用例」の使い方と例文は?

「用例」は実際にどう使うかを示すために使う

「用例」は、説明したい単語や四字熟語、ことわざなどの言葉が実際にどう使われているのかを示す時に使います。「〇〇の用例」や「〇〇の用例を知る」など、基本的に文脈内では名詞的な形をとります。

「用例」の例文

  • 「“達成”の用例は以下の通りです」
  • 「用例を読むことでより使い方を理解できる」
  •  「“豚に真珠”ということわざの用例を知りたい」
  •  「“反旗を翻す”の用例は、“断固として反旗を翻す者を許さない”です」
  •  「もっとたくさんの用例を知りたいのに、この辞書には2、3例しか載っていない」

「用例」の類語

「例文」は「用例」とほぼ同じ意味の類語

「例文」の意味は「実例などを示すために掲げた文」や「書式を示すため例としてあげる文章」です。「用例」とほとんど同じ使われ方をしています。

「文例」は「文章の書き方例」のこと

「文例」とは「文章の書き方例」や「文章の実例」の意味です。「文例」は「用例」と同じように実例であることを示しています。たとえば「スピーチ文例」「挨拶状文例集」といったように、ある程度まとまった文章には「文例」を使います。

「ケース」は実際に起きたできごとの実例

意味は「個々の事例や場合」です。「用例」と同じように実例を示す場合に使われます。ただ「ケース」の場合、実例は実際に起こった出来事を指しています。「用例」のように文献などからではありません。

「用例」の関連語

「用例採集(ようれいさいしゅう)」とは言葉を集めること

「用例採集」とは、新語や流行語なども含めたさまざまな言葉を新聞や雑誌、書籍やテレビなどから取り集めることを指します。

「用例カード」は用例採集した言葉を記録したカード

「用例カード」とは、用例採集した言葉を何かしたの形で紙切れ(基本的に用例採集カード)に記録したもののことを指します。具体的な記録方法は、切り抜きを貼ったり書き留めたりなどです。蓄積した用例カードは、国語辞書作りのためなどに使われます。

「用例集」とは言葉を集めた書物・メディア

「用例集」とは、新聞や雑誌、または書籍などから採取した言葉を集めた書物を指します。近年では紙媒体だけではなく、WEB媒体でも見かけるようになりました。

「用例登録」はパソコンによく使う用例を登録できる機能

「用例登録」とは、キーボードで文字入力する際に、同音異義語(発音が同じでも区別される言葉、性格と正確など)の変換をスムーズにさせるための機能を指します。

「用例」の英語表現は?

「用例」の英語表現は「example」

「用例」を英語表現する場合は、“例”や“実例”などの意味を持つ名詞「example」が適切です。「example」は可算名詞なので、使う時は「an example」と冠詞を付けましょう。

  • 「example」…用例、例、実例、手本、前例、模範など

「用例を示す」なら「give an example」

「用例を示す」というフレーズを英語にするなら、“(例や模範を)示す”という意味を持つ動詞「give」を使って「give an example」」と表現しましょう。

  • 「give an example」…用例を示す

まとめ

「用例」は、「実際に用いられる例」を意味する日常的に触れる機会の多い言葉です。ある言葉を説明する時にいくつかの実例を示すことで、相手の理解を深める役割を果たします。

「用例」の関連語は、普段使わないような専門的な知識もあります。しかし、意味を理解しておくと急に出くわした時に焦ることはありません。ニュアンスの異なる類語も含め覚えておくといいでしょう。