「感嘆詞」の意味とは?分類一覧や古語・英語の例文も紹介

「感嘆詞(感動詞)」とは、「ああ」のように感情や受け答えなどを一語で表わす言葉で、挨拶の言葉も含まれます。日常的に口にする感嘆詞ですが、どれが感嘆詞に分類される語なのか、はっきり分からないという人も多いのではないでしょうか?

この記事では「感嘆詞」の意味を解説するとともに、分類ごとの一覧を紹介します。あわせて古語や英語の感嘆詞も紹介しています。

「感嘆詞(感動詞)」の意味とは?

「感嘆詞」とは「感動・呼びかけ・応答」を表す語

「感嘆詞(かんたんし)」とは、「感動・呼びかけ・応答を表す語」という意味で、品詞のひとつです。「感動詞(かんどうし)」「間投詞(かんとうし)」とも呼ばれます。

感嘆詞は、事態に対する感情や、相手の言ったことに対する反応や受け答えなどを、一語で表わします。主語や述語となったり、他の語に修飾されたりすることはない自立語です。

例えば、目の前の事態に対する驚きを表す「ああ」「うわ」や、相手の言ったことに意外感を表わす「へー」「さあ」や、相手に呼びかける「もしもし」や、返事の言葉「はい」などがあります。

「儀礼的な表現」も感嘆詞に相当する

「感動・呼びかけ・応答を表す語」と同じく他の文の要素と結びつかず、一語で表わされる「儀礼的な表現」も、感嘆詞に相当する語として扱われます。

儀礼的な感動詞には、出会いや別れの挨拶の表現「こんにちは」「おはよう」「さようなら」「じゃまた」や、食事の挨拶「いただきます」「ごちそうさま」、出発や出迎えの表現「行ってきます」「お帰りなさい」などがあります。

「感嘆詞」にはどんなものがある?

「感動・呼びかけ・応答」を表す感嘆詞の分類一覧

  • 驚き・感動・感嘆:
    おお、まあ、あら、ほー、あれ、うわ、ぎょぎょ、ひゃー、やったあ
  • 同意・不同意:
    はい、ええ、いいよ、ああ、うん、いいえ、いや、
  • 理解:
    なるほど、ふうん、ほー
  • 回答を模索中であることを表わす:
    ええと、うーん、あの、その、そうですね、うむ、さあ
  • 呼びかけ:
    もしもし、ねえ、あの、おい、ほら、それ、さあ、せーの、ちょっと、ごめんください
  • 自分に対する疑問:
    はて、さて、はてな
  • 行動の開始時に自分に言い聞かせるもの:
    さてと、どっこいしょ、よいしょ、よっしゃ、よし

「儀礼的な表現」を表す感嘆詞の分類一覧

  • 出会いの挨拶:
    おはよう(ございます)、こんにちは、こんばんは、やあ、元気、よう
  • 別れの挨拶:
    さようなら、失礼します、じゃまた、じゃこれで、お休みなさい、ごきげんよう
  • 出発・戻りの挨拶:
    行ってきます、ただいま
  • 見送り・出迎えの挨拶
    行ってらっしゃい、お帰りなさい
  • 感謝の表現:
    ありがとう(ございます)、すみません、恐れ入ります
  • 感謝に対する謙遜の表現:
    いえいえ、とんでもない、どういたしまして、
  • 食事の挨拶:
    いただきます、ごちそうさま
  • お祝いの表現:
    おめでとう(ございます)

古語の「感嘆詞」とは?

感動を表す「ああ」は古語で「あな」

「ああ」「まあ」などの感動を表す言葉は、古語では「あな」と表現されます。吉田兼好の『徒然草』には「すばらしいことよ」という意味で「あなめでたや」という表現があります。

呼びかけの語「もしもし」は古語で「なう」

人への呼びかけの語「もしもし」は古語で「なう」と表現されます。「なう、…」と呼びかけの語で使われるほか、感動して発する語「ああ」「おお」の語としても使われます。謡曲に「ああ、これは夢だろうか」の意味で「なうこれは夢かや」という表現があります。

相手や自分の行動を促す「さあ」は古語で「いで」

相手を誘ったり、自分の行動を促したりするときの語「さあ」は「いで」と表現されます。紫式部の『源氏物語』では、「どれ、ご挨拶申し上げよう」という意味の「いで、御消息聞こえむ」や、「さあ、あなたも書きなさい」という意味の「いで、君も書い給へ」という表現があります。

英語の「感嘆詞(interjection)」を紹介

「感嘆詞」は英語で「interjection」と書きます。「えっ?」と聞き返す「What?」や、驚きの「Oh!」、「呼びかけるときの「Hey」は馴染みが深い表現です。

一語の感嘆詞のほかに、2語以上のフレーズとなる感嘆詞も英語にはたくさんあります。あまり知られていない表現もありますので、いくつかを紹介します。

驚きの「おお」は「Oh dear!」、落胆の「やれやれ」は「Dear me」

不意の発声や感動を表わす語「ああ」「おお」は「Oh!」「Ah」「 Wow!」などで表現されます。驚きの強いときは、「Oh my goodness!」「Oh my God!」などのフレーズが使われます。

また、落胆や安堵を表わす「やれやれ」は「well」「whew」などがあり、フレーズの表現には「Oh dear!」「Dear me」があります。「Dear me, dear me」と繰り返して落胆を表わすこともあります。

同意するときは「all right」、考えているときは「Let me see」

「そうだね」と同意するときは「right」「OK」「all right」などが使われます。答えを考えているときの「そうねえ」や「ええと」には「uh」「well」「Let me see」などがあります。

英語の感嘆詞は「感嘆符(!)」とともに使われる

英語で感嘆詞が使われるときは、「感嘆符(!)」が文末に使われることが多いです。エクスクラメーションマーク(exclamation mark)と呼ばれる欧文の符号です。日本では、明治時代から日本語にも取り入れて使われるようになりました。

まとめ

「感嘆詞」は、「ああ」「やれやれ」などの感情を表わす語で、「感動詞」「間投詞」とも呼ばれます。前後の文と結びついて状況を表わすのではなく、一語で感情や相手の発言に対する応答を表現します。

「さようなら」「いただきます」などの挨拶の言葉や、「おそれいります」などの感謝の表現も感嘆詞として扱われます。

英語の感嘆詞は、一語で表す語のほかにフレーズで用いられるものも多くあります。また、感嘆符とともに使われることが多いため、英文にはエクスクラメーションマークが多用されます。