「バイブル」の意味や語源は?使い方の例文や類語・英語表現も解説

「バイブル」とは、人生に多くの教えを与えてくれるような重要な情報が記載されている本などに対して用いられる言葉です。現代ではもとの意味から派生し、今までとは異なる使い方もされています。今回はそんな「バイブル」の意味や語源などを詳しく解説していきます。使い方の例文や類語、また関連語もいくつか紹介します。

「バイブル」の意味とは?

日本語の「バイブル」とは「ある分野で最も権威がある本」

日本語の「バイブル」とは、“受験生のバイブル”などある特定の分野で最も重要で権威のある書物や必読書を意味します。現代ではこの意味からさらに派生し、価値観を変えられたなど自分の人生に大きな影響をもたらしたもの全てに対して使われています。

現代使われている日本語の「バイブル」となるものは、本に限らず音楽や映画と形はさまざまです。バイブルの分野もとくに制限はなく、ビジネスや旅行など範囲の広い内容から、専門的な内容の恋愛攻略法やギター奏法など多岐にわたります。

「バイブル」は一時的に影響を与えるいるのではなく、今もなお自分の人生に影響を与えているニュアンスも含まれています。

日本語の「バイブル」の意味

  • ある特定の分野で最も重要で権威のある書物や必読書
  • 価値観を変えられたなど自分の人生に大きな影響をもたらしたもの

英語の「バイブル(bible)」とは「聖書」

英語の「bible(バイブル)」はキリスト教の聖書、またはそれ以外の聖典や権威ある本を意味します。日本語の「バイブル」にも同じ意味は含まれていますが、一般的には「聖書」以外の意味で使われています。

聖書の意味で使う場合は「the Bible」または「a Bible」、それ以外の本に関しては「(冠詞)+bible」と表現します。単語は変わりますが、「the Book」という英語表現も聖書を意味します。

英語の「バイブル」の意味

  • キリスト教の聖書 (英語では「the Bible」「a Bible」「the Book」と表現)
  • 聖書以外の聖典や権威ある本 (英語では「(冠詞)+bible」と表現)

「バイブル」の語源はギリシャ語

「バイブル」の語源は英語の「bible」と思われがちですが、実はギリシャ語の「biblia(ビブリア)」からきているとされています。

「biblia」は、パルピスという植物の茎の内皮を意味する「biblos(ビブロス)」の複数形の言葉です。パルピスは紙の原料であることから、「biblia」は小冊子や本の一部といった意味で使われ、時間が経つにつれキリスト教会で「聖書」を意味する固有名詞になったと言われています。

「バイブル」の使い方と例文

「バイブル」は影響力のあるものを表す時に使う

日本語の「バイブル」は聖書という意味でも使いますが、一般的には自分の人生に強い影響力を与えているものを表す時に使います。基本的な使い方は、「〇〇のバイブル」とどのような分野のバイブルなのか付け加えて表現します。

「バイブル」の例文

  • 「この参考書は受験のバイブルと言われるくらい有名だ」
  • 「古本屋で見つけた本は数学のバイブルと言われた幻の本だった」
  • 「我が社のバイブルは、初代社長が残した格言である」
  • 「僕のバイブルはこの職人の生き方そのものだ」
  • 「僕の生き方を変えたこの本は、10年経った今も僕の人生のバイブルである」

「バイブル」の類語

「経典」は“教えを記した神聖な書物”を表す

「経典(きょうてん)」は、聖人や賢人と呼ばれる人たちの教えを記した神聖な書物を表します。宗教においては、仏の教えを記したお経やキリスト教の聖書、またイスラム教のコーランなどがそれにあたります。「バイブル」のもともとの意味である“聖書”と似ています。

「語録」は“偉人や有名人の短文集”を表す

「語録(ごろく)」は、偉人と呼ばれる人や有名人などの言葉や短文を集めたものを表します。その他にも禅僧などの学説や教理に関する言葉を記したものも表しますが、どちらの意味も人の人生に影響を与えうるものといったニュアンスが含まれています。現代の「バイブル」の意味合いと似ている言葉です。

  • 禅僧(ぜんそう)・・・禅宗の僧、禅学を納め座禅をする僧
  • 教理(きょうり)・・・宗教上の道理や理論

「手本」は“模範となる人や物”を表す

「手本(てほん)」とは、何かをする時に模範とすべき人や物を表します。「バイブル」ほど強い影響力はありませんが、自分をある方向へと導いてくれるものであるニュアンスは似ています。

「バイブル」の関連語

「バイブルベルト」とはキリスト教の信仰があつい地域のこと

「バイブルベルト」とは、聖書に書かれていることそのままを信じる正統派キリスト教徒の信仰があつい地域のことを言います。とくにアメリカの南部や中部を指します。“聖書”という意味の「バイブル」が含まれている言葉です。

「バイブルサイズ」とは手帳やリフィルのサイズこと

「バイブルサイズ」とは、システム手帳やそれに使うリフィルのサイズのことを言います。「バイブルサイズ」は聖書の大きさに由来していると言われ、持ち歩きに最適のサイズに設定されています。

「リフィル」の意味

  • バインダー式の手帳や帳簿などの差し替え用紙
  • 詰め替えや補充用の物品

まとめ

「バイブル」は、パルピスという植物の茎の内皮を意味するギリシャ語「biblia」が由来の聖書や必読書などを意味する言葉です。日本では“人生に大きな影響を与えているもの“という意味合いで使われることが多く、バイブルとなるものは本や音楽、生き方とさまざまあります。

英語の「Bible(バイブル)」は日本とは違い、聖書といった神聖な書物の意味で使われています。ネイティブスピーカーに“人生の指針”のような意味で使っても伝わらないので注意しましょう。