「サスティナブル」の意味とは?語源や企業での使い方例も紹介

「サスティナブル」とは、環境問題に関係する事柄や組織の中でよく使われるカタカナ語です。この言葉は再生可能エネルギーに注目が高まっている今、日本に限らず世界的に使われています。

今回はこの「サスティナブル」の言葉について詳しく解説していきます。意味や使い方例だけでなく、英語訳や関連語「サスティナブルファッション」「サスティナブルシティ」なども紹介します。

「サスティナブル」の意味とは?

「サスティナブル」の意味は「持続可能であるさま」

「サスティナブル」とは、“耐えることができる”や“支えることができる”など、「持続可能であるさま」を意味するカタカナ語です。「サスティナブル」の対象は人間社会のシステムや会社運営、また食べ物と多岐にわたります

基本的に、環境破壊や資源の無駄遣いをせず、良い状態を維持・継続できるようにしようという考えが根源にあります。環境問題が深刻化している現代では、一般的な環境用語として認知され世界中に浸透し始めています。

ビジネス的な意味なら「持続可能な成長率」

ビジネスシーンでは、企業の持続可能な成長率を表す言葉「サスティブル成長率」として使われています。「サスティナブル成長率」とは証券用語で、外部資金の調達を行わず、内部投資だけで実現できる成長率を意味します。

サスティナブル成長率の計算式

<<サスティナブル成長率=内部留保率×資本利益率>>

  • 内部留保率→企業で得た利益のうち、株主などの配分を除いた企業内部で保持される資金の割合
  • 資本利益率→投下した利益に対し、どれほどの利益を生んだかという指数

「サスティナブル」の語源は英語「sustainable」

カタカナ語「サスティナブル」の語源は、英語の「sustainable」からきています。もともとは「支持できる」や「耐えることができる」など環境的な意味合いは含まれてせんでしたが、現在はカタカナ語と同じように使われています。

「sustainable」の意味
【形】持続可能な、支持できる、耐えることができる

「サスティナブル」に対する日本企業と海外企業の考え

「サスティナブル」は、環境保護を意識した活動を意味することが多いと説明しました。これはビジネスシーンにおいても言えることで、企業活動にも環境への配慮や社会貢献するといった意味で使われています。しかし、日本企業と海外企業とでは以下のように考え方に違いがみられます。

「サスティナブル」に対する日本企業と海外企業の考え方の違い

  • 日本企業:「サスティナブル」は商品の生産や活動にかかる費用
    →環境保護などを意識したサービスや商品を販売し、それらから得た利益の一部で社会貢献活動を行うという考え方
  • 海外企業:「サスティナブル」は将来への投資
    →社会に貢献する活動や商品提供をすることによって企業の価値を上げ、将来的な利益を生み出すという考え方

「サスティブル」の使い方と例文

「サスティナブル」は形容詞的に使う

「サスティナブル」は、一般的に「サスティナブルな〇〇」など形容詞的に使います。使用頻度が高い表現には、「サスティナブルな社会」や「サスティナブルな経済活動」などがあります。ビジネスシーンや政治の世界でも耳にする機会が増えています。

「サスティブル」の例文

  • 「サスティナブルな社会とは何か、チームで真剣に話し合った」
  • 「僕たちはサスティナブルな生き方について研究している」
  • 「未来のために、サスティナブルなエネルギーを開発中だ」
  • 「サスティナブルな活動はさまざまな分野で増えている」
  • 「資源の消費を抑えたサスティナブルな経済活動にシフトチェンジする」

サスティナブルの関連語

「サスティナブルファッション」とはエコ素材を使った服

「サスティナブルファッション」とは、リサイクル素材などを利用した資源に配慮した服のことです。また服のために動物が大量処分されているという問題から、“アニマルフリー”といって毛皮などを使わない服も含まれています。近年では、サスティナブルファッションを意識したブランドが増え続けています。

「サスティナブルシティ」とは環境や資源に配慮した都市

「サスティナブルシティ」とは生活向上の追求だけではなく、環境保護や資源の制約も視野にいれた、将来世代も豊かな生活ができる都市作りのことを指します。主に建築業界や都市計画の分野で使われている言葉です。

「サスティナブルデザイン」とは環境に配慮したデザイン

「サスティナブルデザイン」とは環境に優しく、そして人が快適な生活をし続けることができるようなデザインのことを指します。具体的なデザインには、社会システムや都市開発、また生活環境に道具などがあげられます。デザイナーに限らず、地方自治体や科学者など多岐にわたる分野に使われている言葉です。

「サスティナブルフード」とは環境に負荷を与えない食糧

「サスティナブルフード」とは生産から加工、流通や消費後の処理などの間で、環境に負荷を与えない食糧のことを言います。自然とともに歩むという考えをもとに、生態系の維持や生産を続けられるようなシステム、そしてゴミ問題(特にプラスチック)とあらゆる面から持続可能な食糧について考えています。

国連に関わる「サスティナブル」の関連語

「SDGs」とは国際社会共通の目標

「SDGs(エスディージーズ)」とは「Sustainable Development Goals」の略称で、国際問題の解決のため掲げられた持続可能な開発目標のことを指します。2015年の国連で開かれたサミットで決めら、世界共通の目標とされています。

「サスティナブル・デベロップメント」とは環境や資源に配慮した開発

「サスティナブル・デベロップメント」とは、現代世代が必要とする開発を行う際に、将来世代が必要とする環境や資源を損なわないようすると配慮された開発、つまり「持続可能な開発」を意味します。1980年に、国連のWCEDによって提唱されました。

「WCED」とは?

「World Commission on Environment and Development」の略称。日本語では「環境と開発に関する世界委員会」

まとめ

「サスティナブル」とは、環境問題が深刻化している現代で誰もが知っておくべき言葉と言えます。国連が掲げる目標にも使われているグローバル用語なため、ニュースや新聞、またビジネスシーンで耳にする機会はより増えていくでしょう。

「サスティナブル」という言葉は、関連語で紹介した以外にもあらゆる分野・場面で積極的に用いられ始めています。私たちの未来に関わる大切な言葉なので覚えておきましょう。