「マンネリズム」意味と語源は?類語と対義語もあわせて解説

「マンリズム」は日常生活でよく使われるカタカナ語ですが、正しい意味や語源を知ることで言葉への理解を深めてみませんか?ここでは「マンネリズム」の意味と語源を中心に「マンネリズム」を使った例文、類語と対義語、そして英語表現を紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。



マンネリズムの意味と語源は?

まずはじめに「マンネリズム」の正しい意味と語源を解説します。

意味は「型にはまり独創性がない」

マンネリズムは行動、表現、思考などにおいて「型にはまり独創性がない」「いつも同じでつまらない」「単調でワンパターン」「手法や作風に変化がなく新鮮味がない」という意味です。

「独創性がなく新鮮味がない」という意味からは、あまり良い表現で使われないように思われますが、一つの固執した考えを持つことで評価される分野や作品もあるため「ネガティブな意味」として一つに絞らないほうがよいでしょう。

語源は英語「mannerism」

マンネリズムは英語で「芸術や文学において決まりきった手法や形式にこだわること(一技法)」、また「癖」「わざとらしいさま」の意味を持つ「mannerism」がカタカナ語になった言葉です。

「mannerism」は作法や礼儀、型にはまった作風を意味する「manner」から変化した名詞で「ism(学説、主義)」を加えることで「強い意志のある考え」つまり「変わらないこと」を表現するようになりました。

一方、もう一つの語源としてフランス語の「マニエリスム(manierismo)」がありますが、ルネッサンスからバロック時代に用いられた美術の表現様式で「怪奇と不気味さ」を強調した技法のことを指しています。

日本語「マンネリ」を使う時の心情

日本語として立派に確立しているカタカナ語「マンネリズム」を省略したのが「マンネリ」です。マンネリはものごとの良しあしにほぼ関係なく使われる言葉ですが、そこには「マンネリ」という言葉を使う人の隠れた心情が予測できます。

マンネリを使った言葉に「マンネリ化」がありますが、これは「生活や態度、あらゆる技法に対し変化や刺激がない状況」を表しているため「飽き飽きしている」または「変化が欲しい」というような気持ちがあるのでしょう。

「マンネリズム」を使った例文

つづけて「マンネリズム」を使った例文を紹介します。

マンネリズムになる

  • 考えがマンネリズムになると、どうしても独創性が欠けてしまう。
  • 10年以上も一緒にいれば、生活パターンもマンネリズムになるものだ。

マンネリズムに陥る

  • マンネリズムに陥ることはクリエイティブな職業には大敵であろう。
  • 取り扱っている商品の趣向が偏っているため、どうしてもマンネリズムに陥ってしまう。

マンネリズムを生む

  • 業務でマンネリズムを生まないよう、週ごとに目標を立てよう。
  • 同じセールストークを繰り返すことは、販売戦略のマンネリズムを生むことにつながる。

マンネリズムの類語と対義語は?

それでは「マンネリズム」の類語と対義語についてもみてみましょう。

類語「常識的な考えのみに収まる」

「マンネリズム」の意義「もともとある考えや常識的な思考の範囲だけに収まること」の類語には「型にはまる」「定型化された」「通例に則した」「典型的な」「ワンパターンの」「ありきたりの」などが挙げられます。状況やマンネリズムの対象となるものに適した類語を使い分けるようにしましょう。

  • 典型的な考えを打破して斬新なアイデアを取り入れよう。
  • ルールの多い職場では何かと固定観念にとらわれがちだ。

対義語「型にはまらないこと」

「マンネリズム」が常識的な範囲に収まり新鮮味がないさまを表すなら、対義語は「型破りの」「斬新な」「型にはまらない」などになると考えられます。広い意味では「自由な」「奔放な」「珍しい」「新鮮な」「新しい」なども対義語に属すると言えるでしょう。

「mannerism」を使った英語の文例

最後にビジネスシーンでみる「mannerism」を使った英語の文例をいくつか挙げてみましょう。英語の場合「癖」「特徴」「作法」という意味で使われることがほとんどです。

「マナリズム」と発音する

英語の「mannerism」はマンネリズムではなく「マネリズム」または「メナリズム」と発音します。英語圏で「マンナリズム」と発音すると意味が通じないことがあるため「マ」にアクセント置いて「マナリズム」と意識して発音するようにしましょう。

「mannerism」英語の文例

  • It is best way to learn new thing from whatever expert’s mannerisms explain.
    新しいことを学ぶならエキスパートのすること(作法、技法)を真似ることが一番だ
  • It might be a little mannerism happening in our design.
    デザインがややマンネリ化してきたかもしれない。

まとめ

カタカナ語の「マンネリズム」は短縮して「マンネリ」とも呼ばれ、「独創性がなく決まった技法を繰り返すことで新鮮さを失うさま」を意味しますが、語源である英語の「mannerism」は「癖」「作法」の意味が軸となる使い方が一般的です。

蛇足になりますが、マンネリズムになるべきではないという歌詞の歌がある一方、マンネリズムを進める趣旨の本も出版されています。同じことを継続して行うことで得られる知識や成果がある一方、「マンネリズム」にならないように異なる手法に興味を持ち、それを行動に移すこともまた必要なのかもしれません。

 

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。