コンソーシアムの意味は?英語やJV・ブロックチェーンとの違いも

「コンソーシアム」は企業や組織が共同体となって何かに取り組むときに使われる言葉です。国内・国外を問わず、ベンチャー企業や政府団体がコンソーシアムを組むケースもよく見られます。

ここでは「コンソーシアム」の英語表記と意味、JVとブロックチェーンとの違い、コンソーシアムを組むメリット・デメリットについて解説させていただきます。



「コンソーシアム」の意味とは?

「コンソーシアム」の意味は「合併企業」「共同体」

「コンソーシアム」は企業や組織、グループや個人、または政府などで構成される「合併企業」「共同体」という意味を持ちます。

もともと「コンソーシアム」には、好きなことや趣味を同じくする仲間や同士を表す言葉ですが、ビジネス用語としては「合併企業」「共同体」、また「共同事業体」という意味で使われ、同じ目的を持つ二つ以上の仲間や団体が、共同で活動を行うことで結成されます。

また、「コンソーシアム」は法律用語で「配偶者権」と訳されます。ビジネスやプライベートにおいて、配偶者やパートナーとして「どのような権利があるのか?」を示す時に「配偶者としての法律的権利」という意味で使われます。

「コンソーシアム」の英語表記は「consortium」

「コンソーシアム」の英語表記は「consortium」です。「consortium」の語源はパートナーを意味するラテン語の「consors」となり、「consortium」の関連語には「consort(仲間、同僚、一致、共同、国王の配偶者などの意味)」があります。

「コンソーシアム」は契約によって結成される

利益を目的とするビジネスシーンでは「コンソーシアム」は契約によって結成されることがほとんどです。契約では各参加者には法的に定められた「身分」が存在し、利益分配や共同作業などの活動項目において「制限される部分」、義務や権利などが記載されます。

「JV」と「ブロックチェーン」との違いは?

「JV」は「複数企業で共同出資する事業のこと」

「コンソーシアム」と似た言葉に「JV(Joint Venture=ジョイントベンチャー)」があります。

「JV」は複数の企業や組織が共同出資することで、新規事業やプロジェクトを立ち上げ、運営していくことを意味します。ジョイントベンチャーは別名「合併企業」とも呼ばれ、どちらかと言えば、企業や団体が募る「戦略的提携」のことを表すことが多いです。

また、「JV」は既存の企業の株式を部分的に買収し、既存の企業の経営者と一緒に経営を続けていくことを指すこともあります。この場合、完全な買収というよりは、利益を追求する「共同経営」と言った意味合いが強くなるのが特徴です。

「コンソーシアム」は同じ目的を持つ「同士」や「仲間」といったニュアンスが強く、ゴールを目指して共同で力を合わせていくようなイメージがところに違いがあります。

「ブロックチェーン」は「分散型ネットワークのこと」

「ブロックチェーン(blockchain)」は「分散型ネットワーク」のことで、別名「分散型取引台帳」とも呼ばれています。ユーザー同士がそれぞれの業務や進行状態などのシステムを銀行などの金融機関期間を介さず管理され、取引データ履歴などをハッシュ関数を使って暗号化されるのが特徴です。

「ブロックチェーン」はコンピューターのネットワーク用語となります。チェーンという言葉が「チェーン店」とリンクし、「経営スタイル」と誤った意味で解釈しがちです。「コンソーシアム」とは意味が全く異なるため、正しい意味を理解しておきましょう。

「コンソーシアム」を組むメリット・デメリットは?

「コンソーシアム」のメリット

「コンソーシアム」のメリットは、新しい技術を習得したり、ノウハウの交換ができること、有能な人材を活用することでコスト削減が見込めること、同士が集まるため高品質な仕事が確保できること、などが挙げられます。

共同で何かを行う際のメリットは、お互いの能力や意見をシェアできることです。「コンソーシアム」は目的を達成するために有効的な技術やアイデア、画期的なノウハウをシェアし、戦略として活用していくことができます。

「コンソーシアム」のデメリット

一方「コンソーシアム」のデメリットは、最終的な意思を決定する際に時間を要することがある、リスク分担や利益配分に対して意見が分かれ、時には混乱を招くことがある、などが挙げられます。

ソーシアム」は複数の団体やグループ、企業などによって構成されるため、規模が大きくなるのが通常です。そのため、話し合いや決定のシーンで時間がかかってしまうことがあるのがデメリットとなるでしょう。

まとめ

「コンソーシアム」は「合併企業」「共同体」「共同事業体」という意味で、個人や団体を問わず、同じ目的を持つ二つ以上のグループが集まり、共同で活動することで結成されるのが特徴です。

「コンソーシアム」は研究チームや開発団、大学や政府組織に対しても使われます。名称としては「ベンチャーコンソーシアム」「大学コンソーシアム」というように、「〇〇コンソーシアム」というような形で表記される場合が多いです。ぜひ、使い方の例として覚えておきましょう。

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。