「トラックバック」の意味とは?やり方や誘導・NG行為も紹介

「トラックバック」とは、ブログ業界や映像業界で使われている言葉です。こういった分野に関わっていない限り使う機会がないため、知らない方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな専門的な言葉「トラックバック」について詳しく解説していきます。業界別の意味やトラックバックのやり方、またNG行為や関連語などもあわせて紹介します。

「トラックバック」の意味とは?

ブログで「トラックバック」の意味は”お知らせ機能”

「トラックバック」の意味は、ブログ機能のひとつである“リンクお知らせ機能”です。この機能は、自分のブログ記事の中に紹介したいブログ記事のリンクを張った際に、そのブログの管理人に対してリンクを張ったことを自動通知してくれます。

トラックバックを使うことで、自分のブログが相手のブログに表示されるようになり、アクセス数の増加が期待できると言われています。「トラバ」や「TB」と略されることもあります。詳しいやり方については、後ほど説明します。

映像業界で「トラックバック」の意味は”距離が関係する撮影方法”

「トラックバック」の意味は、“カメラを被写体から少しずつ遠ざけながら、小さく写していく撮影方法”です。ズーム機能を使うのではなく、実際に移動しながらの撮影になります。逆に、被写体に近づいていく撮影方法を「トラックアップ」と言います。

「トラックバック」の関連語とは?

「ピンバック」とは”WordPress限定機能”

「ピンバック」とは、トラックバックと同じように“リンクお知らせ機能”のことを指します。異なる点は、ピンバックはWordPress同士の間でしか使えないこと、そして毎回リンクを張らなくても自動通知してくれることです。

WordPressとは?
ホームページやブログを作成する無料ソフトウェア。運営も楽にしてくれる。

「トラックバックスパム」とは”機能の悪用”

「トラックバックスパム」とは、まったく関係性のないブログ記事に対し、無差別にトラックバックを送信する行為を指します。つまり、 “トラックバック機能の悪用”です。

トラックバックスパムは迷惑メールなどと同じで、如何わしいWEBサイトへの誘導がほとんどです。そのほかにも、人気ブログから自分のブログへと読者を誘導する目的で行われることもあります。

送信された方のブログ記事には、送信したブログ記事の情報が表示されます。そのため、あまりにもトラックバックスパムが多いと、ブログサイト自体の外観や印象に悪影響を及ぼします。

「トラックバックPing」とは”相手に送られる通知”

「トラックバックPing(トラックバックピング)」とは、トラックバックした時に相手に送られる通知のことを指します。この通知が自分宛に来たら、自分のブログ記事が誰かによってトラックバックされたということになります。

ブログの「トラックバック」のやり方とは?

「トラックバック」は4つの手順で行う

「トラックバック」は、以下の4つの手順で行います。

トラックバックのやり方

① まず、トラックバックするブログ記事を紹介する記事を書く。
② 自分で書いたそのブログ記事に、紹介するブログ記事のリンクを表示する。
③ 自分のブログ記事に“トラックバック欄”があるので、そこに紹介する相手のトラックバックURLをコピーペーストする。
④ そのあとに自分の記事を保存、または投稿し、トラックバックの送信を完了させる

通常は、この手順ですぐにトラックバックできます。しかし、相手が受信するトラックバックを一度確認するよう設定している場合、承認されるまでトラックバックは反映されません。

ブログのトラックバックに関する3つのNG行為とは?

NG行為① 参考記事のURLを表示しない

トラックバックをする際に、参考にしたブログ記事のURLを、自分のブログ記事に表示しないことはマナー違反になります。相手方の記事を使わせてもらうことになるので、最低限のマナーして必ず行いましょう。

NG行為② 関連性がない記事に送信する

自分のブログ記事と関係のないブログ記事にトラックバックを送信すると、ただの迷惑行為と認識されてしまいます。自分にメリットがあったとしても、相手方にとって同じようにメリットになるとは限りません。

NG行為③ 誘導目的に使わない

自分のブログのアクセス数を増やすために、トラックバックを使い誘導することも迷惑行為になります。身勝手な行為は嫌がられ、場合によっては通報されるので気をつけましょう。

まとめ

「トラックバック」とは、ブログ業界と映像業界に使われる専門的な言葉です。業界によって意味は異なるため、会話や文章中に出てきた場合は文脈で判断する必要があります。

ブログ業界のトラックバックは、ブログを始める方には必須の言葉です。使い方には守るべき暗黙のルールがあるので、言葉の意味とあわせて覚えておくといいでしょう。