「バズワード」の意味や語源は?英語「buzz word」との違いも解説

「バズワード」とは、ツイッターやブログなどで使われる比較的新しいカタカナ語です。IT業界での使用が目立ちますが、近年では政治の世界でも使われるようになってきました。

今回はこの「バズワード」の意味や語源、また使い方の例文などを解説していきます。関連語や類語、対義語もあわせて紹介します。



「バズワード」の意味とは?

「バズワード」の意味は「定義が曖昧な言葉」

「バズワード」とは、いかにも専門的・説得力のある言葉にみえて、定義が曖昧なまま広く世間に浸透している言葉を意味します。

「バズワード」は単なるトレンドワード・流行りの言葉というだけでなく、“先進的”といったニュアンスが込められている場合が多いです。しかし、定義が曖昧なまま言葉だけが世間に浸透していくため、人によって持っているイメージが異なったり、結局その実態が何なのかわからないままであることがほとんどです。

「バズワード」は多くの人に使われるうちに定義が与えられ、一般用語として定着する場合があります。

有名なバズワードは「AI」「クラウド」など

過去の有名なバズワードをいくつか紹介します。IT関連のバズワードが多いですが、「マイナスイオン」や「女子力」、また「人間力」といった言葉もバズワードの一種とされています。

・クラウド
・AI
・ユビキタス
・マルチメディア
・Web2.0 

「バズワード」の語源は英語「buzz」と「word」

「バズワード」は、英語の「buzz」と「word」の意味からヒントを得てできた言葉だと言われています。以下の意味を見てわかるように、もともと「バズワード」は“人を騒がすような耳障りな言葉”とネガティブな意味合いが込められています。

「buzz」と「word」の意味
buzz…【動】(蜂などが)ブンブンいう、(人が)ガヤガヤ言う、(人を)ブザーで呼ぶ

・word…【名】単語、言葉、話

本来「buss word」とは、政治家や学者などが使う“もったいぶった言葉”、また“決まり文句”といった意味を持っています。そのため、イングリッシュスピーカーにこの言葉を使った場合、日本とは異なる解釈をされます。覚えておきましょう。

「バズワード」の使い方と例文

「バズワード」は定義が曖昧な言葉に使う

「バズワード」は「曖昧な定義の言葉」という意味を持つカタカナ語なため、基本的に定義がある言葉、または「キャッチコピー」など目的や狙いが定まっている言葉に対しては使いません。

「バズワード」と「キャッチコピー」の違い

「バズワード」と意味が似ている言葉に、“人の注意を引く宣伝文句”を表す「キャッチコピー」があります。どちらも世間の注目を集める言葉というニュアンスは同じですが、以下のような異なる点があります。

「バズワード」と「キャッチコピー」の違い

  • バズワード
    →“人を騒がす言葉”といったネガティブなイメージがある、定義が曖昧である
  • キャッチコピー
    →基本的にネガティブなイメージはない、“消費者の心をとらえる”といった目的がある(曖昧ではない)

「バズワード」の例文

  • “クラウドソーシング”っていつのバズワードだった?
  • 2019年度のバズワードラインキングが楽しみだ
  • 世間を騒がすようなバズワードを生み出してみたいものだ
  • ツイッターで、何度もつぶやかれているバズワードを発見した
  • バズワードだった“プレミアムフライデー”という言葉も、今じゃ定着している

「バズワード」の関連語

「バズる」とは“物事が拡散・急上昇すること”

「バズる」とは、ある物事が短い期間で爆発的に多くの人に知れ渡ることを意味します。ツイッターなどのSNSやYouTubeで使われることが多い、比較的新しいカタカナ語です。

バズる話題には、人を感動させるような話や有名人のゴシップネタ、また不祥事などジャンルは関係ありません。ネガティブな要素が強い話題で盛り上がっている時は、「バズる」ではなく「炎上」と表現されることもあります。

「バズマーケティング」とは“口コミ”

「バズマーケティング」とは、口伝えのマーケティング手法を指します。身近な言葉で説明すると『口コミ』です。主に、SNSやインターネットを利用して行われます。

「バズワード」の類語

テレビから拡散されることが多い類語「流行語」

「流行語(りゅうこうご)」は、ある一時期に多くの人に受け入れられ、頻繁に使われる言葉やフレーズを指します。「バズワード」のように“広く世間に浸透する”といったニュアンスを持っています。「流行語」の場合、SNSやインターネットよりも、テレビなどから広まることが多いです。

さまざまな分野で使われる同義語「プラスチックワード」

「プラスチックワード」は、曖昧な意味のまま、まさに新しい内容であるかのように思わせる言葉を指します。「バズワード」とほぼ同じ意味を持ち、さまざまな分野で使われています。

「バズワード」の対義語

昔の言葉やフレーズを表す「死語」

「死語(しご)」は、現在ではまったく使用されなくなった昔の言葉やフレーズを指します。世間に浸透していくバズワードとは真逆の意味を表しています。

”死語”と同じ意味を表す「廃語」

「廃語(はいご)」は、「死語」と同じ意味を表します。世間一般的には、「廃語」よりも「死語」の方が使用頻度が高い言葉でした。近年ではどちらも古い言葉という認識で、あまり使われていません。

まとめ

「バズワード」は、定義が曖昧なまま、世間に広く知れ渡っている言葉を指します。流行語のように、ある時期を過ぎると消えていくこともありますが、定義を与えられ一般用語や専門用語として定着する場合もあります。

「バズワード」という言葉は、SNSやインターネットを利用する方は必ずと言っていいほど目にするはずです。スムーズに意味が理解できるよう、例文もあわせて確認しておきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

山下直子

パーティーコーディネーターとして勤務後、10カ国以上でさまざまな文化を体験。帰国してからはライターに転職し、ライフスタイルからビジネスまで幅広く執筆しています。将来は旅をしながら、国際問題の記事も書いていきたいと思っています。