「アドイン」とは?意味や似ている言葉との違い、英語表現も

パソコンで作業していると時々目にすることのある「アドイン」という言葉。意味がわからずに作業が進まないことはありませんか?「アドイン」はうまく使うと仕事が効率化する便利なものですが、「アドイン」そのものの意味がわからないと取り入れるのも難しいですよね。今回はアドインの意味と具体例を紹介します。

「アドイン」とは

「アドイン」とは追加できる新しい機能

「アドイン」の意味は、「アプリケーションやソフトウェアに追加できる新しい機能のこと」です。新しい機能を追加する手続きを指すこともあります。

例えば、インターネットを閲覧するブラウザにツールバーの機能を追加する場合、追加するツールバーがアドインです。ツールバーの追加などは「プラグイン」と呼ばれることがありますが、「プラグイン」はアドインの代表的なものです。

アプリケーションやソフトウェアによっては「アドインの管理」などの項目があり、自分に必要な機能を追加することができるようになっています。人それぞれ必要な機能や使いやすいと感じる機能は違いますので、自分に合わせた機能を追加しましょう。

「アドイン機能」とは追加するための機能

「アドイン機能」もよく使われる言葉です。アプリケーションやソフトウェアに新しい機能を追加しようと思っても、アプリケーションやソフトウェアが新しい機能を付け加えることができないものであれば、追加できません。

「新しい機能を追加できるようにする機能」が必要です。この機能が「アドイン機能」です。「アドイン機能」は、省略して「アドイン」と呼ぶこともあります。

アプリケーションやソフトウェアによっては、すでに機能が入っているけれど設定をしないと使えないものもあります。例えばEXCELには「分析ツール」という機能が入っていますが、最初は使えないように設定されていることもあります。

こうした機能を使えるようにするのも「アドイン機能」です。EXCELの「分析ツール」は「アドイン」という項目で有効にすると使えるようになります。

「アドインソフト」とはアドインの入ったソフトウェア

アプリケーションやソフトウェアの中に最初から入っていない機能を追加したいときには、アドイン機能の入ったソフトウェアを追加します。インターネット上で配布しているサイトなどもあり、ダウンロードして追加すると、新しい機能を使うことができるようになります。

アドイン機能の入ったソフトウェアのことを「アドインソフト」もしくは「アドインソフトウェア」と呼びます。「アドインソフト」も省略して「アドイン」と呼ぶことがあります。

「アドイン」と同じ意味や似た意味の言葉

「アドイン」と「アドオン」は同じ意味

「アドイン」に似た言葉として「アドオン」という言葉があります。アプリケーションやソフトウェアでも「アドオンの管理」という項目になっているものがあります。「アドイン」と「アドオン」は同じ意味です。

EXCELやWordなどでは「アドイン」という言葉を使っていますが、「インターネットエクスプローラー」などでは「アドオン」を使っています。基本的には新しい機能を追加すると考えれば良いでしょう。

「プラグイン」は「アドイン」の1つ

アプリケーションやソフトウェアに新しい機能を加えるものとして「プラグイン」という言葉もよく使われています。「プラグイン」は「アドイン」の代表的なものの1つです。

アプリケーションやソフトウェアに入っていない機能を追加するという点は同じですが、一般的には追加する小さなプログラムを指します。

「拡張機能」は「アドイン」の1つ

「拡張機能」も「アドイン」の1つです。一般的には「Google Chrome」などのウェブブラウザに新しい機能を追加したり、管理する機能のことを指します。「拡張機能」は、ウェブブラウザに関することで使われることが多い言葉ですが、「アドイン」は幅広く使われています。

使用するアプリケーションやソフトウェアによって、機能を追加することをすべて「拡張機能」と呼んでいたり、「拡張機能」と「プラグイン」を分けていたり、使い方が異なります。利用するアプリケーションやソフトウェアに合わせて使うとよいでしょう。

アドインの英語表現

アドインは英語で「add-in」

アドインは英語で「add-in」です。「add」は「追加する」「加える」という単語で、「in」は「中に」という意味です。新しい機能をアプリケーションやソフトウェアの中に追加することを表しています。

追加するプログラムを指しているときの「add-in」は名詞ですので、「add-ins」のように複数形の「s」がつくこともあります。

まとめ

「アドイン」はアプリケーションやソフトウェアに新しく追加する機能や、追加する手続きです。「アドイン機能」や「アドインソフト」も省略して「アドイン」と呼ばれることが多いのでわかりにくいかもしれません。何度か使うことで理解できるようになる言葉ですが、それまではざっくりと、「追加する機能」や「追加するための機能」と認識しておくとよいでしょう。