「喪失感」の読み方と意味とは?使い方と類語・英語もあわせて紹介

どのような立場の人でも、どのような環境にいても、性別、年齢に関係なく直面する精神状態の一つ、それが「喪失感」です。生きているからこそ感じる「喪失感」について、今一度、正しい意味や使い方を確認してみませんか?

今回は「喪失感」について、読み方と意味、言葉の使い方と例文、類語、英語などについてまとめさせていただきました。

「喪失感」の読み方と意味

「喪失感」の意味は「何かをなくした時の悲痛な心境」

「喪失感」とは「何かをなくした時の悲痛な心境」という意味を持ちます。大切なものを失った時に感じる悲しい気持ち、悲痛な思い、切なく辛い感覚を指します。

「喪失感」を伴うと、ものごとや人など全てに対して無気力になるのが特徴です。何をするのも億劫になる、何もしたくない、ボンヤリする、ぼーっとしてしまうのが「喪失感」を抱いた時に見られる兆候となります。

そもそも「喪失」とは「なくすこと」「失うこと」、「感」は「気持ち」「沸き起こる思い」を意味します。この二つが組み合わさって出来た言葉が「喪失感」です。

「喪失感」の読み方は「そうしつかん」

「喪失感」の読み方は「そうしつかん」です。心理学の分野でよく使われますが、日常的には大切な人やかけがえのない何かを失った時に、表現の中で用いることがよくあります。

「喪失感」の「喪」は、家族や縁者が亡くなった後に家にこもり死者を慎む礼、または死者をほうむる儀式やとむらいを意味します。加えて、「喪」は「喪服」や「喪主」、「喪に服する」など、「も」とも読みます。

「喪失感」の使い方と例文

「喪失感」は心にぽっかり穴が空いたような感覚を表現する

「喪失感」を使う時は、人が何かを失い「心にぽっかり穴が開いてしまったような気持ち」を表現する時に使うことことが多いです。悲痛な気持ちを表したくてもはっきりとわからない、ただただ辛く、ものごとへのやる気がおこらない、そのような脱力感を伴うような状況で使われます。そのため、「喪失感」を楽しく嬉しい状況の中で使うことはありません。

「喪失感」を使った例文

  • 徹夜してまとめた報告書をどこかで落としてしまい、喪失感にかられた。
  • 長年付き合っていた彼女に振られ、しばらく喪失感に苛まれた。
  • 喪失感が大きいのは、それだけ大切にしていたという証である。
  • 尊敬していた上司が転職し、大きな喪失感に襲われた。
  • 愛犬が先週他界した。喪失感にかられながらも、何とか仕事に向かった。
  • 喪失感を埋めるために、思い出のある場所を次々と尋ねることにした。

「喪失感」の類語は?

喪失感の類語1.虚無感

「空虚感(くうよかん)」とは、ものごとに意味や価値を感じることができず、全てが虚しく感じられることを意味します。自分に対して存在意義を見出すことができなかったり、生きていることが自体が無意味であるように感じられる時に使われる表現の一つです。

喪失感の類語2.空虚感

「空虚感(くうきょかん)」とは「虚しい心境のこと」です。心がカラッポで穴が空いたような感覚を指します。通常「空虚感」に長期で襲われると、気力ややる気が湧いてこないため、仕事や日常生活に影響を及ぼすことがあります。

喪失感の類語3.欠落感

「欠落感(けつらくかん)」は、あるべきものが欠落し、必要な部分が欠けていると感じることを意味します。仕事でもプライベートでも「欠落感」を感じていると、達成感や満足感を得ることが難しくなります。

喪失感の類語4.空白感

「空白感(くうはくかん)」は、心の中に占めるものがなく、空しい感情や気持ちを指す言葉です。心にポッカリと穴が開き、寂しく心が真っ白な時に使われます。

「喪失感」を英語で表現すると?

「喪失感」は英語で「feeling of loss」「sense of loss」

「喪失感」を英語で表現すると、「feeling of loss」や「sense of loss」などになります。表現通り「感覚や気持ちを失うこと」を表し、愛する人や大切なペットが他界した時、恋人と分かれた時、家族と離れて暮らすことになった時、学校を卒業した時などに、このような表現を使います。

「喪失感」を使った英語例文

  • 時々、訳もなく喪失感に襲われることがある。
    I sometimes get a feeling of loss for no reasons.
  • 実家を出て生活し始めてから、喪失感を覚えるようになった。
    I have got a sense of loss since I left home and started living on my own.

(付録)「喪失感」から脱出する方法

「喪失感」から脱出する方法はいくつかありますが、最も効果的なのが「ぽっかり空いた心をごまかさないで、しっかりと向き合うこと」です。喪失感を感じながらも、その思いや心境から逃げていると、さらに大きな喪失感に襲われてしまうことがあります。「喪失感」を生んだ原因を理解し、正面から向き合うことで「喪失感」は少しずつ薄れていくでしょう。

また、気軽にできる方法としては、軽い運動を始めたり、趣味に没頭するのも良いと言われています。友達と食事に出かけて話をしたり、新しい出会いを求めるのも良いと言われています。まずは、毎日の生活に心から感謝しながら日々を過ごすことが大切です。

まとめ

「喪失感」は「何かをなくした時の悲痛な心境」を表す言葉で、大切なものや人を失った時、何かをなくしてしまったときに感じる悲痛で虚しい精神状態、または感情のことです。

「喪失感」はこの世に生を受けた人なら誰でも感じるもので、決してネガティブな感覚として捉える必要はありません。しかし「喪失感」を引きづってしまうと、生活に支障をきたす可能性があります。「喪失感」にさなまれたら、できるだけ原因と向き合い、自分に合った方法で克服するようにしましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

私立淑徳高校、産業能率大学情報マネジメント科卒業。豪州ではDiploma of Management、TAE、CertⅣCommercial Cookery(シェフ資格)など複数取得。 大手旅行会社、大手物流会社、医療系商社、米国系IT企業での就職経験アリ。 父親の転勤で北海道、大阪など多くの引っ越しを体験した結果「ノマド体質」が確立。 豪州在住、鎌倉とマネジメントを愛する「翻訳・ビジエス系ライター」。 ※日本に存在しない英語の情報もお届けできます。