「ペンダント」と「ネックレス」の違いとは?チョーカーとの違いも

「ペンダント」と「ネックレス」は同じだと思っていらっしゃいませんか。でも「ペンダント」と「ネックレス」は違うものとして取り扱われています。今回は、「ペンダント」と「ネックレス」の違いに併せて「チョーカー」との違いも解説します。またネックレスの選び方や英語表現も紹介しますので、ご参照ください。

「ペンダント」と「ネックレス」の違いとは?

「ペンダント」と「ネックレス」の違いは”ペンダントトップの有無”

「ペンダント」と「ネックレス」はどちらも首から下げるアクセサリーですが、“ペンダントトップの有無”という点で違いがあります。

「ネックレス」は首から下げるアクセサリーの総称として使われるのに対して、「ペンダント」はネックレスの一種でひもやチェーンなどを使いペンダントトップとなる飾り物を吊り下げるタイプのアクセサリーを指します。

「ペンダント」の語源から”吊り下げると”いう意味も

「ペンダント」の語源はラテン語の”pendere(ペンデレ)”で吊り下げるという意味があります。この意味から、「ペンダント」はアクセサリーとしてのペンダントだけでなく、天井から吊り下げるタイプの照明器具でシャンデリアなども「ペンダント」と呼ばれます。

「ネックレス」の歴史は”原始時代”から始まる

首飾りの総称である「ネックレス」の歴史は古く、”原始時代”から始まったとされています。世界中にネックレスがあったとみられ、呪術などの宗教的な意味合いや身分の象徴としての装飾品として使われていたと言われています。

当時に使われていたネックレスの素材には、貝殻や動物の骨、歯、宝石や真珠、金属や石などがあり、デザインなども趣向が凝らされていました。

メンズ向けとレディース向けの「ネックレス」の違いはない

ブランドによってはメンズ向けやレディース向けなどの指定されていることがありますが、定義として、メンズ向けとレディース向けのペンダントやネックレスに違いはありません。

「チョーカー」とは?

「チョーカー」とは首周りにぴったりとつくネックレス

「チョーカー」とはネックレスの一種で、首周りにぴったりと着くタイプのものを指します。チョーカーの長さは首の太さによって調節されますが、3543㎝ほどです。

「チョーカー」の語源は英語の「choke」で、「首を絞める」や「窒息させる」という意味です。「首を絞めるもの」という意味で「choke」を名詞化して、「choker(チョーカー)」という言葉が生まれました。

ネックレスの選び方とは?

ネックレスは長さによって印象が違う

ネックレスはその長さによって印象が変わります。37~40㎝ほどのネックレスは、首から襟周りにかけてきれいに見せてくれるので、襟の開いているタイプの洋服とよく似合います。5060㎝の長めの「マチネ」と呼ばれるタイプのネックレスはトップが胸元にくるので、デザインによってカジュアルにもドレッシーな印象にもなります。7080㎝の長さの「オペラ」はパーティルックが似合うエレガントな印象を演出できます。

王道は4045㎝長の「プリンセス」と呼ばれるネックレスで、ペンダントが鎖骨の下あたりに来るのでペンダントのデザインも映え、トップスとのバランスがとりやすいと言われています。

ペンダントトップの大きさの違いで印象を変える

小さなモチーフのペンダントトップは華奢なイメージになので、さりげないおしゃれやネックレスの重ねづけに重宝します。

ペンダントトップが大きめだとペンダントのデザインに周囲の目線が集中することもあり、胸元を華やかな印象にできます。大きめのペンダントヘッドはモチーフのデザインにこだわって選んでみましょう。

首が太めの人は45㎝のVラインのネックレスがおすすめ

首が太めの人は、少し長めの4550㎝でVラインになるようなタイプのネックレスだと胸元がすっきりみえるのでおすすめです。一方、避けた方がいいネックレスはチョーカーや太めのネックレスなどで、ネックレスがかえって首の太さを強調するからです。

「ペンダント」と「ネックレス」の英語表現とは?

「ペンダント」は英語で”pendant、「ネックレス」は”necklace”

英語で「ペンダント」は”pendant”、「ネックレス」は”necklace”と表現します。「pendant」は元々”吊り下げる”という意味の言葉で、ペンダントトップが吊り下げられたタイプのネックレスという意味のほかに、吊り下げるタイプの照明器具という意味もあります。

一方、「necklace」は直訳すると”首のひも”となり、英語で首飾りを指す言葉として一般的に用いられています。「pendant」が照明器具という意味でもよく使われるため、たとえペンダントヘッドがついていたとしても「necklace」が使われることが多いです。

 「ペンダント」と「ネックレス」を使った英語例文

「ペンダント」と「ネックレス」を使った英語例文をご紹介しましょう。

  • “She put the pendant around the neck.”
    「彼女はペンダントを首につけた」
  • “a pearl necklace”
    「真珠のネックレス」
  • She took the old necklace off.”
    「彼女は古いネックレスを外した」

まとめ

「ペンダント」と「ネックレス」の違いは「ネックレス」は首周りにつけるアクセサリーの総称としての言葉ですが、「ペンダント」はネックレスの一種でペンダントヘッドを吊り下げるタイプのアクセサリーを指します。同じく首飾りに「チョーカー」もありますが、「チョーカー」は首にぴったりと巻きつくタイプのネックレスです。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。