「子離れ」とは?子離れできない親の心理と子離れ対処法を紹介

子離れできない親が増えていると言われています。子離れができない親の元で育った子供は、子供が親に反発するか、自立できずに子供も親に依存してしまう可能性があります。今回は「子離れ」の意味のほか、子離れできない親の心理と、子離れできない親にならないためのヒントを紹介します。

 「子離れ」の意味と対義語

「子離れ」とは親が子どもの自立を重んじて離れること

「子離れ(こばなれ)」とは、親が子どもの自立性を尊重して、親としての役割から離れて子供への干渉をやめることです。親は子供を一個人として接することです。

例文
  • 「子離れできない親」
  • 「うちの子もやっと自立心が芽生えてくれたので、私も子離れしようかな」

 「子離れ」の対義語は「親離れ」

「子離れ」は「親離れ(おやばなれ)」から類推してできた言葉で、「親離れ」子離れの対義語になります。

「親離れ」とは、子供が成長し自立して、親から離れて行動するようになることを意味します。「乳離れ(ちばなれ)」とも言います。

例文
  • 「成人しても親離れができない子供」
  • 「親が干渉してくるので、親離れしたくてもできない」

 子離れできない親の心理とは

子離れできない親は思いやりが強く心配性

子離れできない親の特徴は、思いやりが深く心配性であることが挙げられます。子供を大切にしたいという気持ちが強くなり、困っていることはないかと心配してしまうのです。

また子供大切に思う気持ちから、誰かに取られたくないという独占欲も生まれてきます。子離れできない親によっては、自分の理想を子供に託すことで子供から離れられなくなる親もいます。

こうした子供への干渉が依存度を高めて、子離れができなくなります。

 子どもが大学生になっても子離れができない

子どもが大学生になっても子離れできない親が増えています。大学生になった子供とでも一緒に過ごしたい、一緒にいられないと寂しいと思うことは、親が子供に依存している証拠です。

親からすれば子供は大きくなっても可愛いと思うものですが、社会人の準備段階でもある大学生にもなれば、親は子供が自立できるように支援をする立場です。

親は自立しようとするのは子供の成長と受け止めて、子供を見守るようにしましょう。

子離れする方法

親が自立する

子離れができない親は、親が子に依存していることが考えられます。親が自立できていないから、子供に何かと理由をつけて子供から離れようとしないのです。そこで子離れをしようとする前に、親が自立することを考えてみましょう。

子離れをするべき親の自立とは、精神的な自立です。社会的な見地から親としての責任は子供の自立だと理解することが、親が子供に依存することのない自立へと促されます。

子供のいない時間を楽しむ

子どもがいないことで寂しさが子離れできない理由のひとつですから、親は子供がいなくても楽しめるような生活をします。

友人との時間を楽しんだり、趣味の時間を持ったり、夫婦だけで旅行をしたりするなどです。

親から子への連絡は極力しないようにして、子供がいない生活を充実させるようにすると、子離れが自然とできるようになります。

子離れの時期はいつ?

小学生になったら子離れ準備を始める

子どもが小学生になったら、子供が自立できるように接し始めましょう。持ち物の準備や毎日の洋服選び、部屋の片づけなど、ひとりでできることは自分でさせるようにして、親が先回りをしないようにします。

低学年でまだひとりでするには大変そうならお手伝いをする場合でも、子供が主導権を取れるように心がけます。「何を持っていくのかな」「何を着たいのかな」と質問をして、自分で決めるようにすると、それに伴う行動もできるようになっていきます。

子供の自立を促すことで、親もまた、子供からは五日離れていかなくてはならないという自覚を持つようにしていきます。

 思春期は子離れを始める時期

思春期は肉体的な変化が表れるときで、精神的にも不安定になりがちです。思春期は子供が大人に変わっていく時期ですので、親は子供を子ども扱いすることをやめ、社会的に、または身の危険があるとき以外は、子供から距離を取るようにします。

また異性のことなど子供が秘密にしておきたいことを尊重し、無理に聞き出すようなことはしないようにしましょう。

大学生になったら子離れする

子供が大学生になったら、親は子離れができていてほしいものです。子供は大学生活が忙しく、実家暮らしでも食事を家でしないこともあるでしょう。そうした生活の変化を受け止めて、親は子供への過干渉をしない態度が大切です。

「子離れ」の英語表現

「子離れ」は英語で「separation from one’s children」など

「子離れ」の英語表現に決まった訳語はなく、下記のようにいろいろ表現できます。

  • “Separation from one’s childreen”:(意訳)「子供から離れること」
  • “Independence of one’s children”:(意訳)「子供から独立」
  • “parent’s ability to let one’s children go”:(意訳)「子供から離れる親の能力」

子どもから離れられないという表現を文章で表すこともできます。

  • “She is too attached to her children.”
    (直訳)「彼女は子供から離れられない」→(意訳)「彼女は子離れできない」

 子離れできないことを過保護と訳すこともある

また欧米では、子離れをできていない親のことを過保護だと解釈されることもあり、過保護を意味する “overprotective”を使って表現することもできます。

  • “He is overprotective of his children.”
    「彼は自分の子供たちに過保護だ」=「彼は子離れできていない」

 まとめ

「子離れ」とは「親離れ」から類推された言葉で、親が子から自立することを意味しています。子離れができない親が増えていると言われていますが、親は子供が自立できるように助ける立場であることを忘れずに、子供の成長を見守るようにしましょう。